百合の漢字は、百合根が一枚一枚剥けるところから。百合の球根、百合根を一枚ずつ剥がすと合わせて百枚になるのだそうです。その百合の名前は風に揺れる風景から名付けられました。揺れるが変化して、ゆりです。
古代ローマでは、女性と結婚の女神ユノの聖花だったユリ、ルイ王家に愛され紋章となったことでも有名ですし、イタリアのフィレンツェでは信仰・希望・愛を意味する、3つのユリをデザインした紋章が使われています。
百合には種類もたくさんあり、花言葉も百合の種類により様々です。黄色の百合は甘美。橙は華麗。鬼百合は荘厳。百合の女王と言われるカサブランカには威厳、高貴、壮大な美。百合全体では威厳・純潔・無垢という花言葉があります。
今回は百合の花言葉から勉強!玉の輿にのれる女性の7つの秘訣をご紹介します。
百合の花言葉から勉強!
玉の輿にのれる女性の7つの秘訣
百合のような荘厳さをを手に入れましょう
fleur-de-lis(フルール・ド・リス) の直訳は百合の花です。中世フランスのルイ国王時代にこのフルール・ド・リスの紋章が使われていたことは有名な話です。また、イタリアのフィレンツェ市の紋章は百合の花と6個の丸薬です。現在でもバッグなどの模様として残っています。
そして、イタリアではこのバッグは親から子へ成人のお祝いとして渡される地域もあるそうです。日本ではセレブの象徴と言っても良いでしょう。花言葉の威厳に見習って百合の花のような威厳を身につけましょう。
歩く姿は凛としましょう
威厳・高貴という花言葉を持つカサブランカの原産地は日本です。ヤマユリとカノコユリを交配したもので、オリエンタルハイブリッドと呼ばれています。1970年代にオランダで品種改良が進められ、あまりの美しさに世界的なブームになりました。
その後、日本に逆輸入された帰化品種です。日本では、「歩く姿は百合の花」という、美しい凛とした女性を表す言葉があります。威厳や純潔などがぴったりのイメージです。歩くときだけでなく全ての立ち居振る舞いを百合の花になるようにイメージしてみましょう。
いい人を探す目を養いましょう
聖書では、アダムとイヴの話でイヴは蛇にだまされ禁断の木の実を食べ、エデンの楽園を追われてしまいます。その時イヴの流した涙が、地上に落ちて百合になったと言われています。その百合は白い百合の花言葉である清浄に重なります。清潔感溢れる白さや魂の清らかさを彷彿とさせるでしょう。
ただしくれぐれも禁断の木の実は食べないように。君子危うきには近寄らず、清浄な男性を見極める目を養いましょう。玉のお越しを狙うのでしたら見極めは重要です。
玉の輿に相応しい人になりましょう
百合には悲しい恋の伝説もあります。愛し合う若い男女が、両親に仲を引き裂かれその苦しみから乙女が百合に姿を変えたというもの。そして青年は、百合に変わってしまった恋人にいつでも水をあげられるように、神に雨雲に変えてもらいます、それ以来、日照りのときには、乙女の歌を歌いながら、百合の種をまくと、青年の涙である雨が降るようになったといいます、
古くからそのようにして雨乞いの祈祷などでも使われてきました。百合に代わっても離れたくない。そんな女性になるために日々精進しましょう。
百合の花言葉に学びましょう
百合は栽培植物の中では最古の歴史を持つと言われています。紀元前3000年には野生種が存在していたという記録も残るほどです。ギリシャのクレタ島で発見された紀元前17世紀の壺にはすでに百合の絵も描かれていたそうです。
花言葉の威厳は、その長い歴史に裏打ちされたもの。そして、百合は世界の歴史においてとても高貴な花として扱われています。高貴な古い伝統、音楽や文化文学に触れ、百合の花のように荘厳で高貴な女性を目指しましょう。
貞節でいましょう
キリスト教では、白い百合は聖母マリアに捧げられ、聖母の百合、マドンナ・リリーと呼ばれています。イエス・キリストを処女懐妊したマリア、そこから純潔や無垢の花言葉が生まれました。白い百合はマリアの祭壇を飾る花としてイースター(復活祭)でも必ず飾られます。
また、百合はその他多くの聖人や、マリアに受胎告知をした大天使ガブリエルにも捧げられ、貞節と美徳のシンボルにもなりました。清らかな貞節は何よりも大事なものです。
結婚式を夢みましょう
マドンナ・リリーは教会に飾られる機会も多く、結婚式でも人気です。純潔という花言葉はバージンロードにぴったりです。花嫁花婿の頭に、ユリの花輪を乗せ祝福した時代もありました。もっとはるか昔、古代ローマでは女性と結婚の女神ユノの聖花でした。
キリスト教とはゆかりのある花なので、ウエディングブーケでも、百合を用いたものは格調高くとらえられています。百合の女王の異名をとる カサブランカは中でも最大級の花を咲かせ、甘美な香りで他を圧倒します。
いかがでしたか。百合はギリシャ神話ではゼウスと王女アルクメーネの間に生まれたヘラクレスが作り出しました。ヘラクレスを神にするためにゼウスが画策し、ゼウスはヘラを眠り薬で眠らせてヘラクレスに母乳を飲ませますが、夢うつつの中で気付いたヘラは手で払い除けました。
この時ヘラクレスの口からこぼれた母乳が地に落ちて白い百合の花になりました。百合はこのように神話や聖書に数多く登場します。それだけ、人々の歴史の中でその花言葉とともにいつも身近であったのです。
その他にも映画カサブランカでは、魅惑的な女性が百合に例えられていますね。このようにいつの時代にも、多くの人々を虜にするほど、いつも荘厳で高貴で優美な花。そして時には身近な存在を心がけて、玉の輿に乗りましょう。
まとめ
百合の花言葉から勉強!玉の輿にのれる女性の7つの秘訣
・百合のような荘厳さをを手に入れましょう
・歩く姿は凛としましょう
・いい人を探す目を養いましょう
・玉の輿に相応しい人になりましょう
・百合の花言葉に学びましょう
・貞節でいましょう
・結婚式を夢みましょう