ブルーやピンクのグラデーションが美しい、あじさいの育て方をマスターして、自宅で簡単に栽培する事が出来たら素敵ですよね。お家に訪れた家族や友人に見せて、「あじさいを育てているんだ~」と話題にしたら盛り上がりそうです。
意外にも、あじさいはお手入れが楽で、土や水の管理を怠る事が無ければ、何年も継続して楽しむ事が出来ます。植木鉢があればOKですので、「家のベランダが何となく寂しいな…」と思ったら、あじさいの苗を購入して、栽培をスタートしてみましょう。
今回は、簡単に自宅で出来る、あじさいの育て方について、お伝えします。お花が好きな方や、ガーデニング初心者の方も、ぜひこの記事を読み、あじさいの育て方を実践してみてください。
あじさいは、咲かせたい色によって土を選ぼう
あじさいの特徴と言えば、あの綺麗な色味ですが、実は、土の性質によってブルーになったり、ピンク色の花を咲かせたりする事をご存知でしょうか。自宅であじさいを育てれば、雰囲気が一気に華やかになりますので、何本か苗を購入し、あえて色を変えてみる事も楽しそうですよね。
それではまず、あじさいの育て方において必要な物を準備しましょう。
・あじさいの苗
・植木鉢
・底石
・土
あじさいの育て方において重要な点は、花の色を決める土選びです。実は、あじさいは土によって、咲かせる花の色が変わります。
ピンクの花はアルカリ性の土壌で咲き、青い花は酸性の土壌で咲きますので、どんな色の花にしたいかによって、土を選ぶ事が大切なのです。また、あじさいは水を多く必要としますので、保湿性に優れた土を使いましょう。
水を切らさないように注意し、風通しの良い場所で育てよう
あじさいの苗は、3月から4月、または9月に植えましょう。あじさいの育て方は以下の通りです。
1. 植木鉢の底に、底石を入れる。
2. 植木鉢の半分くらいの高さまで、土を入れる。
3. ビニールポットから苗を取り出し、根の部分を軽くほぐしてから植える。
4. 底から流れ出るくらいに、たっぷりと水を与える。
あじさいの育て方のポイントとしては、水を切らさない事です。乾燥を嫌いますので、夏はこまめに様子を見て、土の表面が乾いていたら水を与えましょう。冬には、葉が落ちて、枯れ木のような見た目になりますが、根は生きている為、水やりを欠かす事無く続けてください。
また、あじさいは日陰でも育てる事は出来ますが、日当たりの良い場所に植木鉢を置いた方が、花付きが良くなります。風通しの良い場所に置く事で、病気の対策をしておく点も、あじさいの育て方において重要です。
根詰まりを起こしやすい為、花後は大きい鉢へ植え替えをしよう
あじさいは5月から7月にかけて、綺麗な花を咲かせます。花が咲き終わったら、7月下旬から9月頃に、成長に合わせて、あじさいより一回り大きな鉢に植え替えます。あじさいは根詰まりを起こしやすい為、1~2年に1回は植え替えが必要です。
また、花が咲き終えた後に肥料を与える事で、新芽の成長を促す事が出来ます。何年も継続してあじさいを楽しみたい方は、窒素・リン酸・カリの配分が均等に含まれた肥料を使ってあげましょう。
剪定をして、次の花へ養分を回してあげよう
あじさいの育て方において、注目すべき点は剪定の作業です。基本的には、スペースに余裕がある場合は、剪定をする必要がない植物ですが、植木鉢は小さい為、あじさいが窮屈な思いをせず、次の花のために養分を回しやすくする為にも剪定をすると良いでしょう。
花が咲き終わったら、花から2節下の脇芽が出ている上でカットします。脇芽が茎になっていくのですが、あじさいの性質上、カットした節の、もうひと節下の葉の付け根から、秋以降に花芽が出来ます。
あじさいは剪定せずに放置していると、どんどん背丈が高くなり、目線よりも高い位置に花を咲かせてしまいますので、見栄えを良くする為にも必要な作業です。
風通しを良くして、うどんこ病やアブラムシなどを予防しよう
あじさいを長く楽しみたいのであれば、病気や害虫の予防も大切です。うどんこ病やアブラムシ、ボトリチス病などの被害に遭ってしまうと、株が弱ったり、枯れてしまう可能性もあります。
あじさいの見どころは美しい花の形や色ですので、葉や花が変色してしまう事は避けたいですよね。普段から、風通しの良い場所に植木鉢を置いたり、害虫は見つけ次第すぐに駆除する事が大切です。
さて今回は、自宅で簡単に栽培出来る、あじさいの育て方について、お伝えしました。あの可愛らしい花の形と、綺麗な色味が魅力的なあじさいを自宅で栽培して、ゆっくりと鑑賞出来るなんて、素敵ですよね。
あじさいは、育て方をマスターすれば、翌年も花を楽しめますので、ガーデニング初心者の方にもピッタリです。
花の色が、土の性質によって変化していくなんて驚きですよね!あじさいの育て方で大切な事は、水を多く与え、乾燥を避けて育てる事です。風通しの良い所に置く事で、病害虫の対策にもなります。
花が咲き終わったら、新しい花を咲かせるサポートとして、肥料を与えたり、一回り大きい植木鉢に植え替えをする事も、重要なポイントです。
今回の記事で取り上げたあじさいの育て方を実践して、ぜひあなたも素敵なお庭づくりにチャレンジしてみましょう!
【まとめ】
自宅であじさいを育てる際のポイント
・あじさいは、咲かせたい色によって土を選ぼう
・水を切らさないように注意し、風通しの良い場所で育てよう
・根詰まりを起こしやすい為、花後は大きい鉢へ植え替えをしよう
・剪定をして、次の花へ養分を回してあげよう
・風通しを良くして、うどんこ病やアブラムシなどを予防しよう