赤やピンクなど可愛らしい花を咲かせる、ゼラニウム。そんなゼラニウムの育て方を覚えて、自宅のベランダやお庭を華やかに演出出来たら素敵ですよね。実際にゼラニウムの育て方はとてもシンプルなので初心者の方でも始めやすく、街中でも頻繁に見かけ親しみ有る植物です。
「独特の香りが苦手…」という方がいる一方で、その匂いが虫を呼び寄せない効果を持っています。その理由から、虫除けの為にゼラニウムの育て方を実践する人も多く、ハーブの一種として人気があります。
ゼラニウムの育て方をマスターすれば、綺麗な花を見られるだけでなく、虫除けにもなるので一石二鳥です!そこで今回はゼラニウムの育て方を詳しくお伝えします。ガーデニング初心者の方もぜひチェックしてみてください。
南アフリカ原産で、乾燥には強い
ゼラニウムといえば、ピンクや赤色をした小ぶりの花が可愛らしい植物ですよね。お花屋さん・園芸店でも頻繁に売られている印象があるのではないでしょうか。
ゼラニウムは南アフリカ原産の植物で、乾燥に強い性質を持っています。実は品種の数も多いので、花の形も一重咲きや八重咲きといったバリエーションがあります。購入する際は、お好みの花の色や大きさなどを選ぶと良いでしょう。
ゼラニウムの育て方は温度がカギとなっており、適温であれば春から秋まで、長い期間花を楽しむ事が出来ます。数ある品種の中でも、「センテッドゼラニウム」や「ハーブゼラニウム」と呼ばれるものに関しては特に香りが強い花を咲かせます。
その為、アロマオイルの原料としても使われる品種です。独特の香りを虫が嫌う為、虫除け用として育てるのに人気のあるハーブでもあります。
水は土の表面が乾いた時に与える
ゼラニウムの育て方を実践してみたいと感じたら、まずは苗を植えてみましょう。選ぶ際は葉が変色・変形していない物を選んで購入します。
高温・低温を避けるために、3月から5月、または9月頃に苗を植え付けます。植木鉢・プランターどちらを使用する場合でも、底石を入れてから培養土を入れる事で水はけをよくします。元肥として、カルシウムを含む緩効性肥料を土に混ぜると丈夫に成長します。
植え付け後は、日当たりの良い場所に置く事がゼラニウムの育て方のポイントです。ただし、夏の西日など高温になる状態で放置してしまうと、葉が白く変色する恐れがあります。秋になると変色は自然回復しますが、25℃以上の高温になる場合は置き場所を工夫しましょう。
乾燥を好む性質なので、水やりを頻繁に必要としない点も、ゼラニウムの育て方の魅力です。土の表面が乾いたときに水を与えるようにし、冬場は乾かし気味に育てましょう。
追肥や花がら摘みをして、成長を促す事がポイント
ゼラニウムの育て方においては、追肥も重要な作業です。春から秋と長期間花を咲かせる為、肥料を多く必要とします。
1週間に一度のペースで、リン酸を多く含んだ液体肥料を与えると、綺麗な花を長く楽しめます。窒素分の多い肥料を与えてしまうと、花つきが悪くなるので注意してください。
また、日々の管理として「花がら摘み」をする事もゼラニウムの育て方のコツです。ゼラニウムの育て方を上手に行うと、花が次から次へと咲いていきます。方法としては、花房の花の全てが咲き終えたら、付け根から折るようにすると簡単に取る事が出来ます。
咲き終わった花を摘む事で、見栄えを良くするだけでなく、次の花の成長を促せるメリットがあります。長く綺麗な花を楽しむ為にも、ぜひ実践してみてください。
植え替えをして、根詰まりを防ぐ事も大切
ゼラニウムの育て方をマスターすると、何年も花を楽しむ事が可能になります。しかし、ゼラニウムはたった1年でもグングン成長するので、根詰まりを起こしやすい性質です。その為、成長に合わせてより大きい鉢へと植え替える事も、ゼラニウムの育て方のポイントとなります。
植え替えに関しても植え付けと同じく、真冬・真夏の時期を避けましょう。3月から4月、または9月頃に実践してみてください。ゼラニウムを抜いたら、周りの土を落としてから根の1/3を取り除いて大きめの鉢に植え替えます。
自宅で育てる場合、「スペースが限られているから、これ以上ゼラニウムを大きくしたくないな…」と感じる事もあるのではないでしょうか。
その場合は、根をハサミで切ってから同じ大きさの鉢に戻しましょう。根詰まりを解消する事で、根腐れや病気の対策をしておく事がゼラニウムの育て方のカギとなります。
今回はガーデニング初心者の方も簡単に出来る、ゼラニウムの育て方についてお伝えしました。ゼラニウムは春から秋まで花を楽しめるので、ベランダやお庭が常に明るい雰囲気になりそうですよね。
ゼラニウムの育て方に関しては、水やりや追肥も、特別な作業は不要です。その為ガーデニングに慣れていない方でも簡単にスタートできる点が魅力ですよね。
花がら摘みや植え替えをする事で、成長を促すだけでなく、色・形共に整ったワンランク上のゼラニウムを育てる事が可能です。過去にゼラニウムの育て方を実践した事があるという方も、今回お伝えした作業を実行すれば綺麗な花をより長く楽しめるようになります。
ゼラニウムの育て方をマスターすれば、他の植物と寄せ植えにして演出したり、虫を寄せ付けないお庭づくりをする事が出来ます。興味が湧いた方は、ぜひお気に入りの品種を選んで試してみてください。
~ゼラニウムの育て方に必要な物一覧~
・ゼラニウムの苗(変色が無いもの)
・底石
・プランターまたは植木鉢
・培養土
・カルシウムを含む緩効性肥料(元肥用)
・リン酸を多く含んだ液体肥料(追肥用)