ばらギフトならオールドローズ☆その魅力を徹底解剖!

ばらギフトならオールドローズ☆その魅力を徹底解剖!

現在、ばらの品種は2万種以上存在すると言われます。初めからそれほどにたくさんの品種があった訳ではなく、ここまで増えたのは美しいばらを追求してきた育種家の努力の結果です。実は150年ほど前までは、ヨーロッパでは数種のばらが栽培されているだけでした。

1867年に初めての人工交配のばら「ラ・フランス」が誕生してから、たくさんの交配種が生み出されるようになり、ばらは様々な花姿や香りで、私たちを楽しませてくれるようになりました。

この1867年以前の数種の「原種」とも呼べるばらを「オールドローズ」と言います。オールドローズは古くから人々に愛されてきただけでなく、その清楚で素朴なたたずまいで現代の人々の心も捉えます。

そんな奥深いオールドローズの魅力に浸ってみませんか?本記事ではそんなばらの原種、オールドローズの種類と歴史をお伝えします。

 

ばらギフトならオールドローズ☆
その魅力を徹底解剖!

 

2000年前から育てられてきたばら

ばらは2000年前には既に栽培されていました。それを証拠に紀元前の歴史上の多くの人々が、ばらについて触れています。

【ばらを語る歴史上の人物】

★高名な詩人ホメロス(紀元前8世紀頃)
★女流詩人サッフォー(紀元前7世紀末-紀元前6世紀初)

彼らはばらを歌を詠んでいます

★テオフラストス(紀元前371年-紀元前287年)

古代ギリシアの哲学者で「植物学の祖」とも呼ばれる彼は、ばらを分類して文書に残しています

古代のばらは花を楽しむと言うよりも、身体に塗る香油の材料として愛されていたようです。しかしだんだんと花が注目されるようになり、野から摘んでくるだけでは間に合わなくなって、栽培が始まったとされています。

 

19世紀のヨーロッパで愛されたばら

このギリシア・ローマ時代から19世紀初頭まで、ヨーロッパで主に栽培されていたばらはわずか4種だったとの記録があります。まさに「オールドローズ中のオールドローズ」と呼べる、この4種を簡単にお伝えします。

1.ローザ・ガリカ

・「フレンチローズ」「ローズ・オブ・プロヴィンス」とも呼ばれ、紀元前12世紀には既に知られていたばらです。

・高さ80センチほどの太めの枝の先に、上向きの赤い花を咲かせます。

・ローザ・ガリカに分類される栽培品種「ローザ・オフィキナリス」はばら水用に栽培され「薬剤師のばら」と呼ばれていました。

2.ダマスクローズ(ローザ・ダマスケーナ)

・古くからブルガリアや南仏のグラースで、ばら油を採るために栽培されています。

・高さ1.5~2.4mと大きく育ち、一度にピンクや白の花をたくさん咲かせます。

・そのかぐわしい芳香で大変有名なばらです。

3.ローザ・アルバ

・2000年前の古代ローマで育てられていたと記録に残っている「白ばら」はローザ・アルバだと言われています。

・ボッティチェリ(1445-1510)の絵画「ヴィーナスの誕生」に描かれている白ばらもローザ・アルバと言われています

・高さ2.5mにもなり、基本は白い花を咲かせますが、淡いピンクになることもあります。

4.ローザ・ケンティフォリア

・「プロヴァンスローズ」「キャベジ・ローズ」とも呼ばれ、多数の花弁がキャベツのように折り重なって咲きます。

・ダマスクローズのような豊かな香りを持ち、南仏のプロヴァンスでは今も香料用として栽培されています。

この4種のばら(オールドローズ)も、それぞれの個性を持っていることがおわかりいただけたでしょうか。これらをもとに、中東や中国・そして日本に自生するばらが交配され、様々な優れたばらが生まれていったのです。

 

「歴史上の人物」に愛されてきた、ばら

これらのばらは、歴史上の人物にも愛されていました。

★ばらとマリー・アントワネット

フランス王妃マリー・アントワネット(1755-1793)は、ばらの刺繍が施されたドレスを好んだり、ばらのコサージュを身につけるなど、ばらをこよなく愛していました。

嫁いで10年後、ヴェルサイユ宮殿の庭園にある離宮「小トリアノン宮殿」の庭にたくさんのばらを植え、それを愛でることを楽しみにしていたと言われています。

★ばらとジョゼフィーヌ

フランス皇帝ナポレオン1世(1769-1821)の妻、ジョゼフィーヌ(1763-1814)は、居館のマルメゾンにばら園を作りました。当時は一般的にヨーロッパでは栽培されていなかった、アジアのばらも集めていたのです。

★ばらとルドゥーテ

そして画家で植物学者でもあるルドゥーテ(1759-1840)は、ジョセフィーヌのばらを知り、ジョゼフィーヌのばら園の立ち入り許可を取ります。ばらやその他の植物の絵を描き始めるようになりました。

その時の作品「バラ図譜(Les Roses)」は彼の最高傑作と呼ばれ、芸術的にも植物学的にも貴重なものとなっています。

オールドローズは他にも宗教画の中、戯曲の中、詩の中にしばしば登場しています。そんなことに思いを馳せつつ、古い芸術を楽しむのも良いですね。

 

香りと薬効で愛されているばら

実はオールドローズのひとつ、ダマスクローズからは、アロマテラピーで用いられている「ローズオットー」と「ローズ・アブソリュート」の2種の精油(エッセンシャルオイル)が採油されています。

【ばらから採油された、ローズオットー】

・豊かな香りが特徴です。
・リラックス作用があります。
女性ホルモンの分泌を整える作用もあります。

このようにばらから採油された精油は、女性にとっては嬉しい効果がたくさんあります。また、ハーブティーのばらの花びらも、主にダマスクローズが使われています。

【ばらの果実のハーブティー、ローズヒップ】

★ダマスクローズやイヌバラの実が利用されています★

ビタミンCがたっぷり含まれています。
・甘酸っぱい風味が特徴です。

ビタミンやクエン酸を含むハイビスカスティーとの相性は抜群で、2種をブレンドしたお茶は色も美しく、疲労回復とビタミン補給には最適です。古くから香油やバラ水が重宝されてきたばらでしたが、今もその香りや薬効は人々に寄り添ってくれているのです。

 

最も古くから愛されているばらの一種、オールドローズのお話はいかがでしたか。オールドローズは完成された美しさではなく、素朴であどけなさを感じるような原種ならではの美しさを持っていて、世界中のオールドローズを追い求めて各地を巡る育種家もいるほどです。

少し本文で触れましたが、実は日本にも「原種のばら」がいくつか自生しています。テリハノイバラは、現在多数の品種がある「つるばら」の元となりましたし、ノイバラハマナスもヨーロッパのばらと交配され、それぞれたくさんの品種を生みました。

そのたくさんの品種たちはそれぞれに完璧な美を備え持っていたり、色も美しいものが多いけれど、オールドローズにはそれらにはないひたむきな強さを感じます。

そんな素敵なオールドローズを、大切な方へのギフトにしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

あどけない可愛らしさが残るオールドローズの魅力

・紀元前から栽培され、長く愛されてきたオールドローズ
・今でも強い個性と魅力を放つ、オールドローズ4種
・マリーアントワネットにジョセフィーヌ、ばらを愛する人々
・アロマテラピーやハーブティー、ばらの効能


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