シクラメンの育て方は、他の植物と比べてもいくつかのポイントがあります。このポイントを知らずにいただいたシクラメンを、そのまま管理していると、「すぐに枯れてしまった!」なんて事が起こりやすくなります。
そのため、一般的にはシクラメンの育て方は難しいと感じる人々が多いのですが、反対に言えば、そのポイントさえ押さえれば長く楽しむことができるのも事実です。
シクラメンの育て方での、大きなポイントは「置き場所」と「水やり」。他の植物とは少し違うので、シクラメンを頂いたら、真っ先にチェックしたいところです。
今回はそんなシクラメンの育て方で、長く楽しむための大切なポイントを7つの項目に分けてお伝えします。夏越しの方法も説明していますので、年を越して楽しんでください!
シクラメンの育て方☆
贈られた花を長く保つ7つの手入れ
シクラメン育て方での置き場所は?
シクラメンの育て方でも、最も難しいイメージがあるのが、その置き場所です。けれどもシクラメンの育て方に限らず、どの植物もその特性を知って、弱点を避けることで、長く咲いてくれます。
【 シクラメンの育て方で、適切な置き場所 】
★ 一般的には玄関先などの、少し涼しいくらいの室内での管理が多いです。
・ シクラメンは温度管理が大切です。寒すぎて寒風に当たったり、霜にも弱い反面、温かすぎてもしおれてしまいます。
そのため、人と同じ部屋で育てるとしおれる傾向があるのです。適性温度は最低温度が5度以上で、15度以下の環境を保っていられる場所がおすすめです。
シクラメンの育て方、置き場所の注意点
前項のようにシクラメンの育て方では大切なポイントとなる、置き場所の温度管理ですが、5度~15度の範囲内と考えると…、人にとっては「肌寒い」温度が目安となります。
【 シクラメンの育て方での、置き場所の注意点 】
★ シクラメンは冷暖房の届かない場所に置くのが適切です。
・ 冷暖房の風が当たると、温度の影響はもちろん、冷暖房の風により乾燥してしまい、一気に弱ってしまいます。
とは言っても室外で育てるとなると、霜に弱いのはお伝えした通りです。日本の寒い気候では傷んでしまいます。前項で伝えた「玄関先が適切な置き場所」と言うのは、冷暖房が届かないと言うのも、理由のひとつなのです。
シクラメンの育て方、肥料は必要?
シクラメンの育て方では肥料も忘れてはならない要素です。1週間~10日に一度はあげたいものです。
【 シクラメンの育て方、肥料をあげる 】
★ シクラメンが肥料を必要とするのは、秋口から春にかけての9月~5月です。
・ 置肥の場合には2ヶ月に1度程度、液体肥料を与える場合には1週間~10日を目安にします。
後ほど詳しくお伝えしますが、シクラメンは底面給水の植物です。そのため液体肥料を当たる場合には、底面い貯めた水に液体肥料を混ぜて与えるようにしてください。
シクラメンの育て方、腐らせないために
シクラメンは乾燥気味に水やりをします。そのため腐りやすく、それが原因でダメにしてしまう家庭も多いのです。
【 シクラメンの育て方、水やり 】
★ シクラメンの育て方では、水やりは「底面給水」であげてください。
・ 底面給水とは鉢の下に器を置き、その器に水を溜めて、根から吸い上げてもらう方法を指しています。
その他、土が白っぽく乾燥していたら、底面から水が流れ出す程度にたっぷりの水を与えますが、この時に腐らせないためのポイントがあります。
【 シクラメンの育て方、腐らせないために 】
★ 表面から水をあげる時、葉を持ち上げて側面から、水を挿すようにあげてください。
・ 頭頂部にはシクラメンの株が出ていますが、この頭頂部に水が溜まると、株が腐ってしまいます。
シクラメンの育て方、夏の休眠法とは?
シクラメンの育て方では、夏越しの方法が二種類あります。ひとつが夏に休眠させる方法、そしてもうひとつが夏も変わらず咲かせ続ける方法です。一般的に休眠法が多く取られています。
【 シクラメンの育て方、夏の休眠 】
★ 春の終りの6月頃から、水を一切与えずにカラカラに乾かします。
・ もちろん底の水も捨ててください。そして雨にもさらされないよう、日陰の涼しい場所へ移動します。
休眠させたシクラメンは、また秋口の9月頃に新しい土の入った鉢に植え替えをします。
シクラメンの育て方、夏の非休眠法とは?
一方で、シクラメンを夏場も休眠させない方法もあります。ただし、春先にくるまでに「葉ひとつ残らず枯れてしまった!」なんて言うケースもあるので、この場合には休眠法で管理をしてください。
【 シクラメンの育て方、非休眠法 】
★ 葉がそのまま残って初夏を迎えたら、そのまま水あげをして管理を続ける方法があります。
・ この場合、9月頃に新しい土を準備して、ひと回り大きい鉢植えに植え替えをすることがポイントです。
シクラメンの育て方、植え替え
シクラメンの育て方では、植え替えも頻繁に行うこともポイントです。夏越し後の植え替えはもちろん、購入した後すぐに植え替えをする家庭も多いです。
【 シクラメンの育て方、植え替え 】
★ シクラメンの育て方では、植え替えをすることで、より葉や花が増えてくれるようになります。
・ 植え替え後暫くは、風通しの良い涼しい半日陰で管理をします。腐りやすいため、もちろん雨風の避けられる置き場所を探してください。
植え替え時には、株の頭を少し出して、埋めるようにしてください。土は水はけの良い土を好みます。初心者ならば市販されているシクラメン専用の土が便利です。
いかがでしたでしょうか。案外、贈答品などでいただくことの多いシクラメンですが、シクラメンの育て方のポイントをしっかりと理解していないと、必ずと言って良いほど、しおれてしまうのが難点です。
けれども、今回お伝えしたポイントを押さえることで、翌年も元気なシクラメンを楽しむことができます。水のあげ方と置き場所さえ把握して、習慣にすれば、さほど管理が難しい植物でもありません。
シクラメンがしおれてしまったら、鉢の側面からたっぷり水を与えて様子を見るだけではなく、葉を束ねて新聞紙でくるむようにしてみる方法も試してください。
また、バケツなどを利用して、たっぷりの水を溜め、そこに鉢植えを置いて、一日様子を見る場合もあります。この記事を参考にして、せっかくいただいたシクラメン、ぜひ元気に長く楽しみましょう!
まとめ
シクラメンを長く楽しむための管理方法
・シクラメンは玄関先が丁度良い置き場所
・シクラメンを冷暖房の風に当てない
・シクラメンが咲いている9月~5月は肥料をあげる
・シクラメンは底面給水で水やりを
・夏越しに株を休眠させるなら、6月ころから水やりを止める
・夏も葉っぱを残した場合、9月頃に植え替えをする
・植え替えをすることで花や葉が増えることも