アマリリスの育て方に必要な5つのコツ

アマリリスの育て方に必要な5つのコツ
アマリリスと言えば、大きなラッパ型の大輪豪華な花を思い浮かべますよね。実は基礎となるものは5種類ほどのアマリリスの交配によってできた品種です。これらがさらに交配され、現在では大輪咲のほかに小輪多花で茎のしっかりとした品種など、数多くの品種が普及しています。

アマリリスの花言葉は「誇り」「輝くばかりの美しさ」という意味があります。あでやかな花の姿のイメージにぴったり。アマリリスは、ギリシャ神話にもその名が出てくるほど、魅力的でロマンチックな花です。そんなアマリリスの育て方を覚えて、家で育ててみませんか。

アマリリスのあるあなたの部屋は、きっと輝くばかりの美しさによって、生活に素敵な変化が起きますよ。そこで今回は、アマリリスの育て方に必要な5つのコツをお伝えします

大きな球根を手に入れる

アマリリスの育て方の第一のステップは、球根選びです。球根花というとチューリップやヒヤシンスが有名ですが、アマリリスの球根はそれらの球根よりもさらに大きく、握りこぶしほどの大きさもあります。花屋で球根を購入するときは、無傷で大きく太った球根を選んでください。それだけで大きな花を期待できます。

 

植え付けに注意

アマリリスの育て方の次のステップは、球根の植え付けです。アマリリスの球根には水分がたっぷりと含まれています。そのため、必要以上に水分が与えられると腐りやすいのが特徴です。

アマリリスの球根を植える時期は春先、霜の心配のない3月から4月頃に植えるのがおすすめです。その際、茎の付け根が地面に大きく出るよう、球根の玉の部分だけを土に植えてください。

さらに、土の状態を確認します。十分に湿った土であれば、水やりは必要ありません。乾いた土に植える場合は、植えた後でたっぷりと水を与えてください。その後は開花するまでほぼ、水やりは不要です。頻繁に水を与えられたり風雨にさらされると、根腐れを起こす可能性が高くなるので注意してください。

 

日当たりの良い場所で育てる

アマリリスの育て方で継続して行いたいポイントは、日当たりの確保です。アマリリスの原産地は中南米の暖かな地域です。そのため気温の高い地域で育てやすく、気温が10度を下回ると成長が著しく下がります。

アマリリスの株は、日当たりの良い場所に置いてください。太陽がとても好きな花ですので、一番長く日の当たる場所へと鉢を移動させるのが理想的です。きれいな花を咲かせるためにも、日当たりを確保してあげてください。

 

花を切る

アマリリスの育て方には、花が開いた後のポイントもあります。大きく咲いたアマリリスの花。だんだんと元気がなくなってきたら、しおれきる前に、花の付け根から切り取ります。その際、長く伸びた花茎はそのままにしておくと良いです。

花茎をそのままに残すことで、茎から光合成をおこない、茎の栄養が球根を太らせてくれます。やがて花茎はしおれてくると、自然としわしわになって根元から抜けます。球根が花茎の養分を十分に吸ったサインです。

 

球根の保存

アマリリスの育て方の最後のポイントは、球根の保存です。チューリップなどの球根は、毎年花が終わると球根の堀上げを行いますが、アマリリスは2〜3年に一度で大丈夫です。冬の間の水やりはごく少量で構いません。よほど土が乾いてきたときに、適度に水をあげてください。

2〜3年たつと、アマリリスの球根は株が沢山増えてきます。長くそのままにしておくと、増えた球根の株によって鉢の中がぎゅうぎゅうに詰まってしまい、球根全体の発育を妨げます。そのため、数年に一度の堀上げと株分けが必要になります。

 

さて、アマリリスは、日当たりと水の上げ過ぎに気をつければ、大きな花を咲かせることができます。球根の堀上げを毎年しなくても良いところも、魅力的ですよね。

毎年大きな花を咲かせてくれるアマリリスは、インテリアの一部としていつも素敵な印象を与えてくれますよ。アマリリスが日本に渡来したのは江戸時代後期、金山慈姑(きんさんじご)という和名で普及したとされています。

江戸時代には盆栽や朝顔をはじめとする園芸ブームが起こっていましたから、その中でもアマリリスの艶やかさは、ひときわ目を惹いたに違いありません。その後、品種改良によって様々なアマリリスが作られてゆきました。このようにアマリリスの育て方は、江戸時代から工夫がなされてきたそうです。

江戸時代の家屋の軒先にアマリリスがあるのは、想像するだけで面白いですよね。江戸時代にもたらされ、その後多くの人々に愛され、改良されてきたアマリリス。あなたもぜひ、お家で美しいアマリリスの花を咲かせてください。

まとめ

アマリリスの育て方のポイントは

・大きくしっかりとした球根を選ぶ
・植え付けの際、水の上げ過ぎに注意する
・日当たりの良いところに鉢を置く
・花がしおれてきたら、花だけを切り取る
・球根の堀上は、2〜3年に一度で大丈夫


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