プランター野菜で家庭菜園を始めることは、案外簡単にできちゃいます。都内やマンションに住んでいるため、あまり土地は持っていないけど、「のんびりとガーデニングを楽しんでみたい。」と思っている方は多いですよね。
そんな方には、プランター野菜がおすすめです。プランターで育つ野菜ならば、狭いスペースしかないベランダや都内でも、家庭菜園を思う存分楽しむことができます。
またプランターで育つ野菜は皆、育てるのがとても簡単なので野菜を育てるのが初めての方も安心です。初めてでも簡単なら、試したくなりますよね。
そこで今回は、そんなベランダでのガーデニングにうってつけな、狭いスペースでも育てることの出来る、おすすめの野菜と品種をお伝えします。ぜひ、この機会にプランター野菜にチャレンジしてみてください。
ラディッシュはプランター野菜の定番
ラディッシュは別名ハツカダイコンとも言い、その名の通り種を蒔いてから約20日という大変身近な期間で収穫することができます。
【 ラディッシュのプランター野菜 】
★ 真夏と真冬を除いた、すべての季節で育てることができ、幅広い時期で栽培を楽しむことができます!
・ その上実が小さいため、とても狭いスペースで育てることができるので、プランター野菜を育てるのが初めての方におすすめです。
近くに別の芽があると実が割れてしまうため、収穫するもの以外は大胆に間引きし、芽と芽の間を空けると良く育ちます。
【 ラディッシュの植え付け時期と収穫 】
・ 植え付け時期は3~10月。
・ 収穫までは20~30日ほどです。
きゅうりでグリーンカーテンを作ろう
夏場は強い日差しを遮る、「グリーンカーテン」としても利用できることから人気があるプランター野菜がきゅうりです。
【 グリーンカーテンのプランター野菜 】
★ グリーンカーテンとして利用しつつ、キュウリも収獲できる一石二鳥のプランター野菜なのです。
ただし、大きく育つうえ、アブラムシなどの害虫も付きやすいので、摘葉したりこまめに防虫剤を散布するなど近隣住民に迷惑が掛からない様な工夫が必要です。
【 きゅうりの植え付けと収穫 】
・ 植え付け時期は5月~6月。
・ 収獲時期は7月~8月です。
植え付けから収穫が早く、1か月半ほどで収穫できます。
ミニトマトで創意工夫を楽しもう
初心者でも比較的育てることが簡単な、夏の代表的なプランター野菜です。
【 虫が付きにくいプランター野菜、ミニトマト 】
★ 病気や虫の付きにくい頑丈な苗も市販されているため、苗から育てると失敗する心配がありません。
余分な枝、茎、実、を取り除くなど、創意工夫を施すことで、自分だけの味のトマトを育てることもでき、初心者だけでなくプランター野菜を育てることに少し慣れた上級者の方にもおすすめです。
【 ミニトマトの植え付けと収穫 】
・ 植え付け時期は5月。
・ 収獲時期は7~10月中旬です。
植え付けから1~2か月ほどで収穫できます。
シソは手間いらず
ほとんど手間なく育てることができるプランター野菜が、シソ。
【 収穫時期が長いプランター野菜、シソ 】
★ 収穫できる期間も6月~11月と大変長く、そこまでの量が必要ないため、鉢植え1つでも十分な量を栽培することができます。
・ 必要な時に必要な分だけ摘み取ってください。
また、冬には枯れてしまいますが秋に種がとれ、それを再び春に蒔くことで、また楽しむことができます。手間をかけず、シソを長く楽しみたい方におすすめです。
【 シソの植え付け時期と収穫 】
・ 種植え時期は4月~5月。
・ 植え付け時期は5月~6月。
・ 収獲時期は6月~11月です。
ほうれん草は年に2度楽しめる
料理にも使い勝手の良い、馴染みの深いほうれん草も、初心者にも育てやすいプランター野菜のひとつ。春と秋の年に2度育てることができます。
【 ほうれん草をプランター野菜に 】
★ 育ちやすい加工を施された種が市販されており、初めてでも簡単に育てることができます。
光に当たると育ちすぎてしまうため、夜中街灯などが当たる場所での栽培には適していません。もしも明るい場所で育てたい場合は、夜中は暗幕で覆うなどの工夫が必要です。
【 ほうれん草の植え付け時期と収穫 】
・ 植え付け時期は3月~5月と9月~11月。
・ 収穫時期まで1~2か月ほどです。
リーフレタスで収穫を何度も楽しむ
何かと彩りにプラスしたいリーフレタスも、プランターで充分に育ちます。その特徴は、1つの株から葉が次々と生えてくること。
【 食べる分だけ収穫!リーフレタス 】
★ そのため、早い段階から外葉を数枚ほど、食べる分だけ収穫する様にしていると長く楽しむことができます。
ただし、芯葉が成長しきってしまうと、それ以上生えてこないので、その際には株ごと収穫してください。
【 リーフレタスの植え付け時期と収穫 】
・植え付け時期は4月~5月上旬、9月中旬~10月上旬。
・ 収穫時期までは1か月半ほどです。
枝豆でガッツリと家庭菜園
最後におすすめするプランター野菜の枝豆は、ホームセンターなどに売っている苗から育てることで、簡単に収穫することができます。
【 プランター野菜として、枝豆を育てる 】
★ 枝豆は乾燥が苦手なため、毎日欠かさず水を与えます。
・ 特に収穫前は多くの水が必要になるため、上げる水の量を増やしてください。
プランターでもガッツリと野菜を育て、本格的な家庭菜園をしたい方におすすめです。
【 枝豆の植え付け時期と収穫 】
・ 植え付け時期は4月~6月。
・ 収獲時期は7月~10月です。
さて、狭いスペースでも育つ、おすすめのプランター野菜はについてお伝えしました。今回の野菜以外にも、プランターで簡単に育てられる野菜はたくさんあるので、ぜひ興味のある方はチャレンジしてみてください。
特に初心者の方には、生命力が強く、必要な時に必要な量だけ取れるハーブ系などがおすすめです。
ただし、マンションなどで菜園を楽しみたい場合は、近隣住民に迷惑の掛からないよう注意が必要です。プランターで野菜を育てているとどうしても虫がやってきたり、落ち葉が排水溝に溜まったりしてしまうので、防虫剤を散布したりこまめに掃除をするなどの対策が功を奏します。
お互いに気持ちよく暮らせるようルールやマナーを守り、プランターでの野菜作りを楽しみましょう!
まとめ
プランターでも育つおすすめ品種
・プランター野菜の定番「ラディッシュ」
・グリーンカーテンとしても活用できる「きゅうり」
・創意工夫が楽しめる「ミニトマト」
・手間いらずな「シソ」
・年に2度育てられる「ほうれん草」
・何度も収穫が楽しめる「リーフレタス」
・ガッツリと家庭菜園が楽しめる「枝豆」