こんなに簡単!アケビの育て方と美味しい食べ方


甘い果肉が魅力的なアケビの育て方をマスターして、家庭菜園で気軽に栽培し、美味しく食べる事が出来たら素敵ですよね。

「そもそもアケビって自分で作れるの!?」と感じたり、「何となく、アケビの育て方って難しそう…」とイメージされるかもしれません。

しかし、アケビは病気対策や支柱を用意しておけば、そこまで栽培が難しい訳ではなく、お手入れも簡単な植物なのです。食べ方も様々あり、スプーンで果肉をそのまま食べても良いですし、天ぷらや炒め物にしても美味しいですよ!

今回はご自宅で簡単に出来るアケビの育て方と、美味しく食べる方法をお伝えします。家庭菜園に興味がある方や、アケビを食べてみたい方も、ぜひチェックしてみてください。

自家受粉が出来ない為、2本以上の苗を用意しよう

アケビを自宅で栽培する際に必要な物は、以下の通りです。

・アケビの苗

(異なった品種を2種類用意する事がおススメです。)

・植木鉢

・支柱

・底石

・用土

(水はけの良い物であれば、どの種類の土を使っても問題ありません。)

 

アケビは自家受粉が出来ないので、実を収穫する為には、2本以上育てる必要があります。異なった品種の花粉で人工受粉すると実が成りやすい為、自分で作るアケビを食べたい場合は、何種類か育てる事をおススメします。

また、アケビは、つるを絡ませながら大きくなりますので、2mほどの支柱を用意しておくと、成長のサポートが出来ます。

 

11月から3月に苗を植え、年に3回肥料を与えよう

アケビの苗は、11月から3月に植えましょう。
アケビの育て方は以下の通りです。

1. 植木鉢の底に、底石を入れる。

2. 植木鉢に、用土を入れる。

3. ビニールポットから苗を取り出し、アケビを植える。

4. 底から流れ出るくらいに、たっぷりと水を与える。

アケビの育て方のポイントは、日当たりの良い場所に植木鉢を置く事です。

初めは水をたっぷりと与えますが、数日後、根が張って安定してからは、「土が乾燥してきたな」と感じた時に水を与えるくらいのペースで問題ありません。

2月、5月、10月になったら、有機肥料または速効性化成肥料を与えて、アケビの成長をサポートをしてあげましょう。

 

うどんこ病対策として、こまめに枝の間引きをしよう

アケビの育て方において、病気の対策も重要なポイントとして挙げられます。

アケビは、「うどんこ病」という病気の被害に遭いやすい植物で、一度うどんこ病にかかると、株全体が白っぽくなり、弱ってしまいます。予防策として、枝の間引きをこまめに行う事が大切です。

9月から10月の時期に発生しやすい為、その時期は特に注意して観察してください。もし、うどんこ病の被害にあった場合は、その部分を取り除き、殺菌剤を散布して拡大防止に努めましょう。

 

実が紫色になり、柔らかくなったら収穫しよう

4月頃に、アケビの花粉を雌花につけて、人工授粉しておきましょう。その後、果実の全体が薄紫色に色づき、柔らかくなったら収穫が出来ます。

アケビは実が割けているイメージがありますが、実が割ける前でも、柔らかくなっていたら収穫OKです。むしろ、あまり放置してしまうと実が熟しすぎてしまいますので、タイミングを見計らいましょう。

 

天ぷらや味噌炒めにして、アケビの柔らかい食感を楽しもう

アケビの育て方をマスターし、収穫に至ったら、自分で作ったアケビを美味しく食べて達成感に浸りましょう!

スプーンで果肉をそのまま食べる事が一般的ですが、アケビは天ぷらや炒め物にしても美味しく頂けます。

 

アケビの天ぷらの作り方

1. アケビをよく洗って、水気を切る。

2. アケビを1㎝ほどの大きさにカットする。

3. 衣を付けて油で揚げる。

アケビを天ぷらにすると、衣のサクサク感と、アケビ特有のトロトロ感のコントラストが感じられ、とても美味しいですよ!

 

アケビの炒め物の作り方

1. アケビを1㎝ほどの大きさにカットする。

2. カットしたアケビを、フライパンで油と共に炒める。

3. 味付けに味噌、みりん、ゴマ油などの調味料を加える。

アケビの味噌炒めは、ほんのりとした苦味が絶妙で、大人受け間違い無しの一品です!豚肉やマイタケ、油揚げと合わせても美味しく食べられますので、ぜひ色々な食材と合わせて炒めてみてください。

 

さて、今回は、ご自宅の家庭菜園で簡単に出来る、アケビの育て方と、美味しい食べ方ついて、お伝えしました。

とろっとした独特の食感が美味しいアケビを自宅でも簡単に栽培できるなんて、意外に思ったのではないでしょうか。

アケビは水やりを頻繁にしなくても丈夫に育つ為、お仕事や家事で忙しい方や、家庭菜園初心者の方にもおススメです。

アケビの育て方で、大切な事は、自家受粉が出来ない為、2つ以上の苗を用意する事、伸びたつるを絡ませる為の支柱を使用する事です。

そして、乾燥しないよう適度に水を与えたり、枝の間引きをして、うどんこ病を予防する事も、アケビの育て方において重要なポイントです。

アケビはそのまま果肉を食べるイメージがありますが、天ぷらや炒め物にしても、トロっとした食感が楽しめます。ぜひ今回の記事で取り上げた育て方を実践し、自分で作ったアケビを美味しく食べられるようチャレンジしてみてください!

【まとめ】

アケビを育てる際のポイントと、美味しい食べ方

・自家受粉が出来ない為、2本以上の苗を用意しよう
・11月から3月に苗を植え、年に3回肥料を与えよう
・うどんこ病対策として、こまめに枝の間引きをしよう
・実が紫色になり、柔らかくなったら収穫しよう
・天ぷらや味噌炒めにして、アケビの柔らかい食感を楽しもう


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