誕生日や記念日などに花束を贈る時に、花言葉を基準に選ぶという方は多いです。でも、同じ種類の花でも色や品種によって花言葉が違うのをご存知でしょうか。特に春の花として人気のアネモネには、共通した花言葉と色別の花言葉があり、それぞれ全く意味が違っています。
アネモネに共通の花言葉は、「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」といったネガティブで切ないものばかり。ギリシャ神話の悲しいお話がアネモネの花の由来となっているためこのような花言葉になってしまったようですが、これではプレゼントの花束としてはふさわしくありませんね。
ところが、アネモネの色ごとの花言葉は「愛情」や「信頼」「期待」など明るいものが多くあります。ですから贈る相手や状況によって、適切な色のアネモネを選べばダイレクトに気持ちを伝えることが可能です。そこで今回は、アネモネの花言葉の色ごとの意味と、ふさわしいシチュエーションについてまとめましたのでお伝えします。
アネモネの花言葉☆
色別の意味と贈りたいシチュエーション
赤いアネモネで愛の告白
愛の告白といえば、真っ赤なバラの花束ですが、赤のアネモネも人気があります。赤いアネモネの花言葉がずばり「あなたを愛しています」だからです。彼氏や彼女の誕生日に、片想いの相手に告白する時に、ぜひ使いたい花言葉です。
もちろんプロポーズにも最適ですね。アネモネは、バラの花束よりも可憐なイメージがあるので、かわいらしい女性や花嫁にも合います。結婚式会場の装飾にもよく使われる花です。また、赤いアネモネは4月4日の誕生花となっています。
いろいろな用途がある白いアネモネ
白のアネモネの花言葉は、「真実」「期待」「希望」です。上記の赤いアネモネと組み合わせて、花束に「あなたを愛する気持ちは真実です」という意味を持たせれば、最高のプロポーズになります。
「希望」や「期待」の意味もあるので、恋愛以外にも友人や同僚が転職などでステップアップする時や、スポーツで遠征する時、入園・入学など幅広い使い道があります。4月2日の誕生花にもなっています。
紫色のアネモネは遠距離恋愛向き
紫色のアネモネの花言葉は「あなたを信じて待ちます」です。だとすれば、遠距離恋愛になってしまう恋人や、単身赴任する旦那様の誕生日などに贈るのがふさわしいですね。
アネモネを見るたびに自分のことを思い出してもらえるかもしれません。また、ピンクのアネモネは「待望」青いアネモネは「信じて待つ」と、紫のアネモネと同じような花言葉を持っていますので、この3色で組み合わせた花束もおすすめです。
アネモネ共通の花言葉は要注意
色ごとのアネモネの花言葉は、とても使いやすいものばかりです。しかし、色の指定がないアネモネの花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「辛抱」「見捨てられた」などネガティブな言葉ばかりです。
愛を伝えるために赤いアネモネを贈っても、相手がアネモネ全体の花言葉を連想してしまうと逆効果ですから、アネモネを贈る時は必ずその色の花言葉も添えて渡すようにしましょう。ちなみにオレンジのアネモネもありますが、単独の花言葉はないのでどうしても使いたいなら誤解のないように注意しましょう。
春の誕生花として贈るなら
赤と白は上記にも書きましたが、他にも1月22日、3月12日、3月13日、4月6日がアネモネが誕生花とされている日です。この日が誕生日の方に贈るなら、花言葉は気にしなくても大丈夫です。相手の方の好みやイメージに合った花束を贈ると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
同じアネモネなのに、花言葉はずいぶんと違いますね。そもそも、アネモネの花の由来となったのがギリシャ神話に登場する悲恋のお話です。なんとアネモネだけで3種類もの悲話が伝えられています。なのでアネモネ共通の花言葉も「恋の苦しみ」「見捨てられた」といった切ないものばかりになってしまったのでしょう。
その一方で、色ごとの花言葉は愛や希望などポジティブなものが多く、結婚式のフラワーアレンジメントにもよく使われています。アネモネは可愛い花ですし、春の暖かな風が吹く頃に咲くので、愛の告白や新生活のスタートというシーンにぴったりです。それなのに共通の花言葉が哀しいものばかりなので、色ごとに素敵な花言葉を設定したのかもしれません。
色ごとに見ると素敵な花言葉が多いアネモネ。自分の気持ちを相手に伝えるツールとして、上手に活用してみましょう。
まとめ
アネモネの花言葉☆色別の意味と贈りたいシチュエーション
・愛の告白は赤いアネモネでストレートにしましょう
・白いアネモネは、友人知人への応援にも最適です
・紫、青、ピンクのアネモネを遠距離恋愛の心の支えにしましょう
・アネモネ共通の花言葉はネガティブなものが多いので贈る際は色別の花言葉を添えましょう
・誕生花としてなら花言葉は無関係 相手の好きな色を選ぼう
