パリジェンヌのお気に入り アロマテラピーとは

パリジェンヌのお気に入り アロマテラピーとは
ヨーロッパを中心に広がったと言われるアロマテラピーとは、植物から抽出した香りを嗅ぐことで心を落ち着かせ、弱っている免疫力やホルモンバランスを整えることを目的とした療法で、素敵な香りを楽しむ中で素晴らしい癒しの効果があります。

少量の水に精油を1滴落とすだけで香りが広がるのは、例えばローズの精油なら1グラム抽出するのにバラの花が4キロも必要で、それ故とても濃厚な香りだからです。

アロマテラピーとは香りを楽しむのはもちろん、精油には様々な効果をもたらす有効成分があることが発見され、アロマテラピーの素晴らしさが女性を中心に認知され、徐々に身近な存在になってきました。そこで今回は、たった1滴の香りで取り入れられるアロマテラピーとは、一体どのような素晴らしい効果があるのか、についてお伝えします。

香りで心を癒す効果

香りを楽しむことから始るアロマテラピーとは、鼻から脳へ香りが伝わることでリラックス効果が得られるものです。心から好きと思える香りを使う事が効果的で、好きか嫌いか脳が瞬時に判断するとされているので本能的に選ぶと良いでしょう。

ストレスで疲れた日は、アロマテラピーでお風呂をラグジュアリーなリラックスできるリゾート空間にしてみることで、気持ちのよい睡眠につなげることができます。

ホルモンバランスが崩れて不安定なときは、ハンカチやマスクに精油を1滴つけて顔にあてて深呼吸をしてみてください。精油をつけたハンカチを持っておくと仕事の合間でもリラックスすることができ、集中力アップに役立ちます。

 

体を中から癒す効果

アロマテラピーとは、鼻から入った香りが脳に伝わり全身にいきわたらせる事によってその効果を得るものです。肺に吸入された香りは、肺の膜から血液に吸収され全身にかけ巡り、効果を発揮してくれます。

肺を通して鼻や口の粘膜にも効果が伝わり、咳やたんを鎮める働きもあります。直接体に働きかけるので、刺激的な香りは避けて爽やかで優しい香りを取り入れましょう。

入浴剤にもよくあるユズの香りは日本人には馴染みのある香りです。血行を良くして体を温め、疲労回復につながることから、昔から冬至にユズ湯に入ることで風邪を予防し健康を保つ習慣は日本特有のアロマテラピーと言えるのではないでしょうか。

 

シミのない美肌をつくる効果

アロマテラピーとは香りを嗅ぐだけでなく、肌からも吸収することで美肌に導いてくれます。ニキビや乾燥肌の改善、肌の新陳代謝を上げてシミやくすみを消す効果が期待できます。

有効成分を高濃度で濃縮させた精油を直接顔に塗るわけにはいかないので、いつも使うフェイスクリームに精油を1~2滴混ぜてマッサージするといいでしょう。乾燥が気になる冬はハチミツと精油を混ぜたものをパックとして使用するとしっとりツヤツヤの肌になります。

肌に向かない精油もあるので、精油選びには十分気をつけましょう。マッサージの際はもちろん肌をゴシゴシこするのは良くないので、優しくなでるように行いましょう。また、基本的な事ですが、紫外線対策などと合わせて日ごろからバランスのよい食事や適度な運動を心がけることも大切です。

 

周りの人も幸せにするアロマテラピーとは

ヨーロッパでは病院でも活用されているアロマテラピーとは、自分以外の人を癒す効果もあります。アロマテラピーは心療内科や入院患者の心のケアに活用され、言葉では癒せない内なる気持ちに優しく寄り添ってくれます

介護の現場では介護をする側もされる側も一緒に癒されることができ、心地よい空間を作り出すことができます。高齢者に限らず、不眠症や食欲不振などに悩む人もアロマテラピーを使って心身ともに元気になれるでしょう。

育児中もアロマテラピーで、子供も親も幸せなひとときを過ごしでみてはいかがでしょう。子供にとって何より癒しになるのは母親ですが、アロマテラピーは家族や人間関係のサポートに脇役としてたまに取り入れるだけで効果的に働く場合もあります。

 

家事にもアロマテラピーを取り入れよう

家事の中でも1番面倒な掃除もアロマテラピーで楽しく解決しちゃいましょう。コンロまわりなどの油汚れに使う洗剤は、オレンジの香り成分が入っているものが多くありますよね。オレンジの皮にはリモネンという成分が入っており、油分を分解する働きを持っています。

オレンジなどの柑橘系の精油にも同じ成分が入っているので油汚れの掃除にも適しています。その他にも防カビ、抗菌、消臭作用があるので掃除全般に活用することができます。

精油は重曹とも相性が良く、洗えないカーペットの掃除には重曹を振りまいてから掃除機をかける方法がありますが、重曹にレモン系の香りの精油を少し入れて使用することによってダニを寄せつけず、カビを防止し抗菌作用まで期待できます。

靴の匂いが気になるときは重曹にヒノキの精油をまぜたものを靴に付着しないように、いらなくなった靴下で包んで靴にいれておきましょう。

精油と重曹を使ったお掃除は、市販の洗剤と違って肌に負担をかけず安全でエコな掃除ができるので、小さいお子様やペットがいるご家庭にはとても重宝します。

 

このように、アロマテラピーとは気持ちを落ち着かせるだけでなく体の不調にも効果があり、体の内側も外側も健康にしてくれます。安全性は高いですが、思わぬトラブルを避けるために、病気や疾患療養中の人や妊婦さん、乳幼児はお医者さんに相談してから行うようにしてください。

精油の量は使用する場所によって異なりますが、1度に何十滴も使用したからといって効果が高まるわけではないので気をつけましょう。アロマテラピーに慣れてきたら数種類の精油を混ぜたオリジナルの香りを作ったり、アロマを使ったキャンドル作りや入浴剤作りをするのも楽しい活用方法です。

もちろんアロマを取り入れた商品は種類も豊富でたくさん売られているので、気に入った商品を購入するだけで気軽に始めることができます。まずは好きな香りを1つ見つけてアロマテラピーで快適な生活をスタートしてみましょう。


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