花の名前は何?よく見る脇役でも可愛い7つの花々

花の名前が気になる、美しい花はありませんか?花の名前の知識があれば、お気に入りの花々を飾ることはもちろん、ちょっとした時の贈り物に、好きな花々の花束やアレンジを贈ることができます。

例えば、美しいブーケの中におさめられた花の名前。バラやユリなど、ブーケの顔ともいえる花たちのそばで、やさしく美しい調和を放つ花々。よく見る脇役ともいえる、その花の名前は何でしょう。

そこで今回は、そんな名もしれずひっそりと、可愛らしく咲く7つの花の名前をお伝えします。ふだんは脇役の花だけれど、スポットを当ててみると、それぞれにドラマがあり、愛すべき魅力がつまっています。

そんな健気な花たちを少しでも知ったら、贈り物にもできて素敵です。なかには愛おしい赤ちゃんの出産祝いなど、その贈答シーンによっては、目立たない花でもそれだけで花束を贈ることを好まれる花々もあります。ぜひ、参考にしてください。

 

花の名前は何?
よく見る脇役でも可愛い7つの花々

 

脇役ナンバー1のかすみ草

大小様ざまなブーケの脇役として、まず一番よく目にするのは。何といってもかすみ草です。かすみ草があるからこそ、バラが引き立つ。ユリが引き立つ。小さいながら、そんな引き立て役を一心に担っているのが、かすみ草です。

★ かすみ草の花言葉

「夢見心地」「清らかな心」「魅力的」「無邪気」などがあります。

こんな花言葉を持つかすみ草は、あらゆる花たちを美しく引き立て、夢見る花の世界を演出してくれます。「かすみ」という名前は、咲く姿がまるで、春の霞のようだからという理由からつけられました。

原産地はヨーロッパ。白が定番ですが、ピンクやブルー、緑などのバリエーションも豊富です。

★ ちなみにこのかすみ草、別の花の名前を「ベイビーズ・ブレス(baby’s breath)」と言います。

小さい花々の姿が、赤ちゃんの息のようだ、という理由で名付けられた名前、とても愛らしく可愛いですね。出産祝いには、このかすみ草だけのささやかな花束を、ギフトに添えても、人気です。

 

華やかさを添えるユーチャリス

少し覚えにくい花の名前ですが、脇役でも可愛い花の第2にあげるのは、ユーチャリスです。白い中くらいのこの花がほんの数輪でもブーケに加わるだけで、全体がぱっと華やかになります。

★ ブライダルブーケには、ぴったりのアレンジとしてよく用いられています。

★ ギリシア語の花の名前では「とても目を惹く」という意味があります。

その花の名前のとおり、決して主役ではないのですが、たくさんの花たちの中でも存在感のある花なのです。また純白な姿は、清楚なイメージもあります。

ブライダルのほか目上の方に贈るブーケをつくる際にも加えると、上品な仕上がりになります。

 

可憐でかわいらしいブバリア

白やピンク、グリーンの小さな花が集まった花の名前が、ブバリアです。脇役だけれど愛らしくファンも多い花。ブーケにひと束そえると、たちまち愛らしい雰囲気に仕上がります。

★ ブバリアの花言葉

「幸福な愛」「空想」「夢」「愛の誠実」

まさに、ブバリアの花姿にぴったりの言葉がつけられています。

★ そのため、誕生日やお祝い、発表会などにおすすめです。

幸せな気持ちをこめてブーケに添えると素敵。子どもから高齢者まで、年齢やシーンを問わずに愛される花なのです。

しかし、この花。実は、自然界にはもともと存在しない花なのです。人工的に人間の思いのままに再現された花ともいえます。花の名前の由来は古く、フランスのルイ16世時代の王室の庭園長を担っていた学者ブーバルの名をもとに付けられました。

 

やわらかさを添えるシルバーキャット

銀色に輝くような房をもつ花の名前が、シルバーキャット。その花の名前の通り、ふさふさとした猫のしっぽのような姿をしています。赤や黄色など華やかな主役の花たちの脇で、ブーケ全体をやさしく包んでくれます。

★ 秋から冬にかけて咲く花なので、寒い季節のブーケにはぴったりです。

ふんわりと優しさを添えるとともに、寒さの中にどこか暖かさをもたらしてくれるような、ブーケにすることができます。

★ シルバーキャットの魅力

華やかな花に添えることもできますし、紫の花などに添えて落ち着きのある大人の雰囲気を演出するのもおすすめです。

またプレゼントだけではなく、自宅に飾っても良いでしょう。シックなインテリアにも合いますし、華やかな空間、スタイリッシュな空間にも合うでしょう。

 

水彩画の魅力をもつストック

白やピンク、紫など小花を縦長に集めた花の名前が、ストックです。街中でも多く見かけることがあるのではないでしょうか。

★ ストックの魅力

やわらかなこの花は、水彩画のタッチを思わせるような魅力をもっています。ブーケを少し落ち着いた、水彩画のようなイメージに仕上げたい時には、ストックを何本か入れると良いでしょう。

秋は芸術の季節です。絵画を描く機会があるのなら、ストックをおすすめいたします。イメージだけではなく、小花のタッチなど描きやすさも抜群です。実際に花束に加えると、まるで印象派の画家、「モネ」を思わせる雰囲気にも仕上げられます。

原産地は南ヨーロッパで、もともとは薬草としても使用されていました。芳香性もありますので、お部屋にもぴったりです。

 

古風な美をもつコデマリ

春になると小さなマリのような、白い小花を見かけたことはありませんか?木の枝に満開に咲き誇り、脇役ながら美しい姿で春を彩る花の名前が、コデマリです。

★ コデマリの花言葉

「気立ての良い」

その言葉の通り、まるでやまとなでしこを思わせるような古風な美しさをもちます。小さな小花ですが満開ともなると、ひと房でもボリュームがあります。

★ コデマリのアレンジ

・ ブーケに数本添えると、豪華なブーケに仕上げることができます。

かすみ草のような華やかさとはちがい、少し古風な落ち着いた美しさに仕上げることができますので、大人の方のプレゼントにはぴったりです。

庭の草花としても脇役ではありますが、落ち着いた美しさが、庭の魅力を引き立ててくれます。

 

キュートな魅力をそえるイングリッシュホーリー

イングリッシュホーリーは、西洋ヒイラギとも呼ばれる、赤い実がキュートな花の名前です。脇役ながらその実のキュートさが目をひく人気者。

★ イングリッシュホーリーの魅力

かすみ草のような華やかさはありませんが、ころんとした丸い実が、ブーケ全体をキュートに、また個性的に仕上げてくれます。

思わず実をつまみたくなってしまう愛らしさがあり、小さな子どもにも人気の高い花です。

★ 枝にトゲがありますので、触れるときには注意が必要です。

切花としても長持ちしますので大変重宝します。庭の脇役として育てるのもよいでしょう。水を多く好みますが、水切れが悪いという特徴がありますので、水の加減に気をつけて育てることをおすすめいたします。

 

いかがでしたでしょうか。今回はメインを飾る花々ではなく、脇役として人気が高い花々を揃えてみました。メインの花々のイメージはもちろんですが、この脇役の選び方によって、花束の印象は大きく変わります

優しく柔らかなイメージに仕上げたいならば、かすみ草やストック、ブバリアなどがおすすめです。また、個性的でキッチュな仕上がりが期待できるのはイングリッシュホーリー。コデマリも個性的なアレンジになりますが、和風でもあります。

シルバーキャットはセレブなイメージを出したい時や、豪華なリビングのソファーの脇にさっと沿えて華やかなインテリアにしたい時にも、選ばれます。ただしこのシルバーキャットは、落ち着いた色目なので、悪目立ちはしません。案外さまざまなタイプの花々に合わせてくれる花です。

ナチュラルな家が人気の昨今では、このような脇役と言われてきた花々を、部屋に飾ったり、それだけを束ねて贈ったりもしています。ぜひ、この花の名前もあまり知られていない、控えめな花々を、暮らしに活用してくださいね。

 

まとめ

花の名前は何?よく見る脇役でも可愛い7つの花々

・かすみ草の別名は「ベイビーブレス」、何でも引き立つ名脇役
・ユーチャリスを一束加えるだけで、一気に華やかになる
・緑の可愛らしい花が集まった、可憐なブバリア
・どんな花にも対応して優雅な雰囲気に変身!シルバーキャット
・「モネ」のような印象派の絵画のような花束なら、ストック
・古風な美とコケティッシュな魅力を添える、コデマリ
・ガーリー、キュートな魅力を添えるイングリッシュホーリー


連記事