バジルの育て方は簡単!春になったら始めたいバジルの育て方をマスターして、暮らしに料理に取り入れてみませんか?さわやかなバジルの香りは、イタリアンで代表的なパスタやトマト料理によく合います。殺菌作用、消化促進作用もあるので、夏にたくさん取り入れると快適な夏が過ごせます。
春になれば今日からでも始めれるものの、バジルの育て方にはいくつかのポイントがあります。そのひとつが温かな気候。春先から始めるとバジルの育て方では、ゴールデンウィークのころから温暖な地域では秋ごろまで楽しめます。
バジルはその昔から重宝されてきたハーブで、その昔のギリシアに至っては治療薬としても、用いられました。人呼んで「王様のハーブ」と言われるほどです。日本では、メボウキ(目箒)とも呼ばれています。理由はバジルの種を水に浸して、目のゴミを取っていたとか。このように昔から愛されてきた植物です。
今回は最も一般的な品種がスイートバジル、矮性でコンパクトに育つブッシュバジルを中心に、基本的なバジルの育て方とバジルを料理に上手に取り入れる方法をお伝えします。
バジルの育て方とレシピ☆
今日から始めるハーブ生活
バジルの育て方:種まきの方法
バジルの育て方では、とても育ち種の発芽率も良いので、種まき初心者さんでも種からの栽培をおすすめします。
【 バジルの育て方:種まきの方法 】
★ まき時は、4月下旬~6月です。
・ 発芽適温が20℃以上と高いので、気を付けます。
① プランターに購入した種まき用の土を入れます。(ポリポットなどでも大丈夫!)
② 土は種を撒く前に湿らすのがポイントです。
③ 種はパラパラと撒くのが一般的です。その他、ピンセットなどを使って丁寧に撒く「点まき」などもありますが、初心者の場合にはパラパラ撒く「ばらまき」がおすすめです。
バジルの育て方では光を好みますので、覆土は必要ありません。給水は容器に水を張り、鉢の高さの半分くらいまでを浸けて、鉢の底から水を吸わせます。適温であれば2~3日くらいで発芽します。
バジルの育て方:土の準備
バジルの育て方で覚えておきたいのは、バジルの産地。実はバジルは、地中海地方の生まれです。地中海地方の土はアルカリ性なので、それに合わせます。 日本の土はほとんどが酸性なので、そのまま植えても美味しいバジルはできません。
【 バジルの育て方:土の準備 】
★ 調整済みのハーブの土が便利です。弱アルカリ性の調整がされていて、ある程度の肥料が入っているものもあります。
バジルの育て方は、種まきの項でも伝えているように、湿り気のある肥えた土を選ぶのがポイント。暖かさも必要なので、4月中旬以降の暖かい時期になってから、土を整えます。直まきのバジルの育て方なら、堆肥や腐葉土で整える必要があります。種まきの1週間前にはすきこんで調整します。
★ 低温注意報が出たり、遅霜がおりそうなときは、屋内に取り込んであげてください。
バジルの育て方:間引き方法
丈夫な苗を育てるために発芽後は間引きするのが、バジルの育て方です。葉が育ってそれぞれがふさふさと触れ合った頃合いが間引きの合図。太くしっかりした芽を残して、何回かに分けて間引きます。
【 バジルの育て方:間引きのしかた 】
① ポットなら一株だけ。
② プランター・直植えの間引きポイントは同じで、10~15センチ間隔にします。
バジルの育て方では、この感覚で間引きをします。ポット苗でのバジルの育て方では、本葉が10枚くらいになったら定植します。日当たりと水はけの良い場所に植えます。
【 バジルの育て方:増やし方 】
★ 多くのハーブと同じく脇芽で増えますので、15cmを目安に先だけ摘みます。
・ これを繰り返すと枝数が増えていきます。
バジルの育て方は種も苗も同様で、苗も同じく芽先を摘み脇芽を出して茂らせていきます。
バジルの育て方:水やりの方法
バジルの育て方最大のポイントは、水やりです。バジルは夏の暑さに強いハーブですが、乾燥は苦手。
【 バジルの育て方:水やり 】
★ バジルの育て方では、土の表面が乾いた時にたっぷりの水、が目安です。野菜栽培で「たっぷりの水」は鉢から水が流れ出る程度を差しています。
・ 特に乾燥に気を付けたいのは、庭植え。乾燥した日が続いたら水も欠かさずに充分にあげなければいけません。
どうしても乾燥が気になるならば、「マルチング」と言う方法があります。最も有名なのは「敷わら」で土の表面に藁を敷く方法です。これである程度の乾燥を防ぐことができます。
【 バジルの育て方:肥料のあげかた 】
★ 植付け前の元肥のあと、生育期間である6~10月の間は、追肥として月に1~2回1000倍に薄めた液肥を与えます。
水やりを繰り返しているうちに、土が目減りしてきたら、株元に土を足します。大きな株にするには、土を寄せて盛ってあげても丈夫に育ちます。
バジルの育て方:虫対策
バジルは独特の香りに防虫成分が入っているので病気にはなりにくいですが、アブラムシやアオムシがつくことがあります。収穫して口に入れるもの、薬品は使わず、アオムシは見つけたらすぐに取り除きます。
【 バジルの育て方:虫対策 】
★ アブラムシには牛乳スプレーか、噴射ノズルを使って圧で吹き飛ばすのがもっとも手軽です。
病気では、急に枝先がしおれて腐ったようになる、「軟腐病」にかかる場合があります。
【 バジルの育て方:病気対策 】
★ 「軟腐病」にかかってしまったら、残念ですが焼却処分をしなければなりません。細菌による病気なので、発生した場合は植えていた鉢土も新しくします。
挿し芽でも増やせます
バジルの育て方では、種まきだけでなく挿し芽でも殖やすことができます。
【 バジルの育て方:挿し芽 】
① 挿し穂にする茎は、枝先の方に4~5枚葉をつけてカットします。
② 湿らせた挿し芽用土(小粒の赤玉土でもOK)に挿します。
③ 半日陰、そして土を乾かさないことを意識して、芽が出るまで待ちます。
挿し芽が成功したかどうかは2週間もすれば分かります。チェック方法は、枝を触ってみること。グラグラしていませんか?していなければ成功です!
根が出たら植え替えをすることができます。ただし根を切らないように注意して!ちなみに切った茎は、そのままコップに水を入れて花を飾るように入れて置くだけでも、根は出てきます。これを植えても増やすことは可能です。
お料理へ活かす方法
バジルの育て方をマスターして間引きをしたら、それを刻んでサラダやオムレツに使ってはいかがでしょうか?
【 バジルのオリーブオイル漬け 】
★ バジルを刻んで、ニンニクと一緒に熱したオリーブオイルに漬け込む。
バジルはイタリア料理の必須ハーブなので、イタリア料理にピッタリです。例えばピザの他、スパゲティを作るときに炒めても、美味しくいただけます。
【 バジルペースト(ジェノベーゼ) 】
<材料>
・ バジルの葉 120g
・ 松の実 40g
・ にんにく 2片
・ オリーブオイル(EXバージン) 150cc小さじ半分
・ パルミジャーノ 100g
・ レッジャーノ 100gこれらをフードプロッセサにかけ、細かいペーストになったら出来上がりです!
このジェノベーゼは便利で使い勝手が良いペーストです。ジェノベーゼを茹で上げたパスタに和えるだけで本格イタリアンになってしまいます!
また、バジルの育て方をマスターしたら、今話題のバジルシードも活用できます。栄養素が豊富なスーパーフードとして注目されているバジルシードは、水で何十倍にも膨れ上がります。
バジルシードは、お腹が膨れる、腹持ちが良くなるなどの効果もあり、間引きから種まで余すことなく楽しめます。このようにバジルの育て方を覚えて暮らしに活用すると、様ざまな料理にバジルを活用できます。
バジルの育て方の基礎知識と、暮らしに生かすいくつかのレシピアイデアはいかがでしたでしょうか。バジルはそのままでも風味が強く楽しめますし、冷凍も乾燥保存も可能な万能ハーブ。イタリアで抜群に人気がある食材なのも頷けます。
このバジルの育て方をマスターして、料理の度に気軽にキッチンのバジルの穂先を摘み取ると、脇芽を増やすことにも繋がって一石二鳥です!苗の草丈が15センチくらいになったら芽を摘んで、どんどん利用します。
バジルは、9月になったら花芽を伸ばし、白く小さな花をたくさん咲かせますが、花を咲かせると葉が硬くなってしまいます。花芽があがってきたら全体的に切り戻しをして、新しい茎葉を伸ばすことで長く楽しむことができます。
そのまま乾燥させるとバジルシードを収穫できます。翌年の種として残したら、残りは使えますので、バジルの育て方を勉強して端から端まで、使いこなして堪能してください!
まとめ
バジルを育てて食卓に活用!簡単なバジルの栽培ポイント
・種まきは温かな4月以降に、土を充分に湿らせてバラ撒き
・初めてさんの土の準備なら、調整済みのハーブの土が便利
・間引きは、株と株の間が10~15センチ間隔、ポットなら一株
・水やりは鉢土が乾いてきたら、鉢底から流れ出るまで
・アブラムシには牛乳スプレー、「軟腐病」は株を処分して
・枝先の方に4~5枚葉をつけてカットし、挿し芽で増やす
・バジルペースト(ジェノベーゼ)を常備すると便利!