バジルから始めるハーブ栽培☆初めてでも失敗しない育て方

バジルから始めるハーブ栽培☆初めてでも失敗しない育て方
バジルはイタリアンでもよく使われる有名なハーブですよね。トマト料理に使えば、グッと香りが良くなって、本格的な風味になりますし、ピザやパスタにはバジルが欠かせません。

香りづけだけかと思いきや、実は栄養価が高く、βカロテンという免疫力を高める成分がたくさん含まれています。バジルは、普段の料理にも積極的に取り入れたいハーブなのです!

そんな優秀なバジルですが、コツさえ抑えれば、自分でも簡単に育てられることは、知っていましたか?「ハーブ栽培を始めてみたい!」という初心者の方にもおすすめの、育てやすいハーブなのです。

そこで今回は、ハーブ栽培初心者の方でも、失敗しないでバジルを育てるためのコツをお伝えします。庭でもベランダでも育てることができますので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。

 

バジルから始めるハーブ栽培☆
初めてでも失敗しない育て方

 

発芽までは過保護に

バジルは発芽温度が20度以上のため、暖かくなってきた4月以降に種を蒔くのがベストです。また、乾燥しないように水やりを欠かさないことが大切です。

【 バジルの発芽まで 】

★ バジルの種はとても小さいので、ジョウロで勢い良く水を上げてしまうと、土と一緒に流れていってしまう可能性があります。

・ 霧吹きなどを使って水をあげるようにしてください。

温度と湿度を保つため、発芽するまでは、できるだけ室内で大事に育ててください。うまくいけば1週間ほどで発芽します。

 

間引きを行う

バジルが発芽して本葉が出てきたら、しっかりと間引きを行うことで丈夫に育ちます。芽が混み合ってくると、日当たりが悪くなったり、栄養が分散したりしてしまうからです。

【 バジルの間引き 】

★ 葉っぱが重なるくらいに密集してきたら、葉が重ならなくなるくらいの数まで間引きするようなイメージです。

・ だんだんと間引きをしていき、最終的に一番元気な芽を残すようにします。

プランターで育てる場合は、65cmで2~3つくらいが目安です。ちなみに、間引いたバジルは食べることができますので、ぜひ食卓に。

 

水やりは欠かさずに

バジルは水やりを欠かさずに行います。朝に必ず水やりを行い、夏場は朝夕の2回、水やりをしてあげてください。

【 バジルの水やり 】

★ 日当たりの良い所に置いておくと、土の乾燥は意外と早いので、朝と夕方に土の状態を確認する癖を付けると安心です。

「どうしても旅行で長い間留守にしてしまう」という時は、比較的涼しい日陰に移動させて、出かける前にたっぷりと水をあげればOKです。

 

栄養をたくさんあげる

バジルはどんどん成長していきますので、途中で肥料をあげることも必要です。

【 バジルの追肥 】

★ 下部分の葉っぱが変色したり、落ちてきてしまったら、栄養が足りていない合図です。

・ 背丈がある程度まで成長したら、1ヶ月に1回程度、液体肥料をあげてみてください。

ただし、あまり肥料を与えすぎてしまうと、害虫被害に合いやすくなるという危険がありますので、あくまで適量を。葉っぱの様子を見て追肥をしてあげてください!

 

バジルは摘芯して増やす

バジルが成長し、葉が8~10枚くらいになってきたら、摘芯を行います。

【 バジルの摘芯 】

★ 下部分の葉っぱ4~5枚を残し、上部分を茎から切ってしまいます。

・ そうすることで、切った部分からさらに枝分かれして、バジルが成長するので、たくさんの葉っぱを付けることができます。

摘芯で切ったバジルは、間引きの時と同様に食べることができます。最初は勇気が入りますが、切る前よりも大きく成長しますので、思い切って切ってみてください!

 

害虫対策をしっかり

バジルは害虫被害を受けやすいハーブです。バッタやナメクジ、アブラムシなどが原因です。やっぱり食卓に出すことを考えると、あまり殺虫剤は使いたくないものです。

【 バジルの害虫対策 】

★ 背丈が小さいうちは、害虫ネットを張ることで被害を防ぐことができます。

・ 大きくなってきたら、害虫を見つけ次第、地道に取り除いていきます。水やりと一緒に、バジルの様子も念入りにチェックすることをお忘れなく。

どうしても害虫被害にあいたくない!という人は、室内で育てるという手もあります。外で育てるよりも成長が悪くなる可能性がありますが、日光の当たるところに置けば、十分に成長します。

【 巷で噂のバジルの害虫対策とは? 】

★ 牛乳をスプレーすると、アブラムシ対策になります。

ナメクジを寄せないためには、できるだけ風通しのいいところで、湿気をこもらせないことが大切です。

 

夏は葉焼けに注意

バジルは日光によく当てて育ててあげますが、真夏のカンカン照りの日光は苦手で、葉焼けしてしまいます。葉焼けすると葉っぱが茶色くなり、見た目が悪くなりますし、葉っぱが固くなってしまいます。

【 バジルの葉焼け対策 】

★ ちょっと今日は日差しが強めだなと感じたら、バジルを半日陰の場所に移動させてあげます。

ただし、葉焼けを気にするあまり、日当たりの悪いところにおいておくのはNGです。大きく丈夫に成長させるために、日当たりの良い所で育ててください。

 

いかがでしたでしょうか。バジルを育てるのって意外と簡単!と思ったのではないでしょうか。大きなポイントは水やりと害虫対策。よりたくさんの葉っぱを付けて欲しいと思ったら、間引きや摘芯、追肥を忘れずに行うようにしてください。

「初心者すぎて不安…」という方は、苗から買って育ててみると、発芽をさせるための手間がなくなるので、難易度はさらに下がります。苗を植えた後の育て方は同じです。

バジルは料理での使いみちも豊富ですので、たくさん出来ても困ることはないはず。ジェノベーゼソースを作ってもいいですし、食べきれない場合はドライバジルにすればいつでも使えます。

何より採れたてのバジルは、市販のものと比べて香りがとっても良いのです!自分で育てたから食べられる、採れたてのフレッシュなバジルを堪能してください!

 

まとめ

バジルの初めてでも失敗しない育て方

・発芽までは霧吹きで優しく水やり
・葉っぱが重なるくらい密集したら間引き
・朝と夕方に土の状態を確認して水やり
・成長したら1ヶ月に1回程度の液体肥料
・思い切って摘芯をして、さらに増やす
・害虫ネットを張って、しっかり対策
・強めの日差しなら、半日陰に移動する


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