ガーデニングを楽しむ方は日本にもたくさん!テレビや写真集で見るイングリッシュガーデンや、ターシャ・テューダーに代表される園芸家たちの花に囲まれた生活は、とっても素敵で憧れてしまいますよね。
日本ではガーデニングの愛好家へ向けた、専門的なガーデニングの知識と技術を身につけることができる講座や、ガーデンコーディネーターの資格も人気です。
でも、素敵な庭をぜひ作ってみたい!と思っても「何から始めたらいいのかわからないし、十分なスペースもない」という初心者の方も多いですよね。
そこで今回は、庭づくりを楽しむためにピッタリのスペースや、育てやすい花々など、初心者の方でも楽しくガーデニングを始めて、長く続けていけるコツと手順をお伝えします。記事を参考にぜひガーデニングに挑戦してみてください。
ガーデニング最初の一歩☆
楽しく育てる始め方のコツ
植える場所を決める
まずガーデニングをする場所を決めますが、自宅に広い庭がある人は、そう多くはないはず。
【 ガーデニング最初の一歩:スペース 】
★ 土のある広いスペースがあれば、たくさんの花を植えて豪華にガーデニング〈庭造り〉が出来ますが、無くても工夫次第でガーデニング〈家庭園芸〉は楽しめます。
・ 例えば、フェンスなどに吊下げ型の鉢を飾ると、場所を取らずに花を育てることが出来ますし、玄関まわりに寄せ植えをしたプランターを何個か置いたり、マンション住まいならベランダでも楽しめるのです。
広い場所でのガーデニングは、手入れや費用など大変な面もありますので、ガーデニング初心者なら特に、自分に無理のない広さや方法で始めることがおすすめ!
植える植物を決める
次にやることは、どんな花を植えるか決めること。プランターならどんなふうに寄せ植えをするのか、または庭のスペースに地植えするなら、広さによって配置や株数などを大まかに考えながら選びます。
【 ガーデニング最初の一歩:花選び 】
★ 簡単な図を描いてみると分かりやすいですし、好きな色をベースに初心者向けの育てやすい花の中から、何種か選んで組み合わせると選びやすいかもしれません。
・ 例えば、丈夫なゼラニウムやポーラチュカ、香りのよいラベンダーやカモミール、セージやローズマリーなどのハーブは花も楽しめて調理にも使えるうえに、寄せ植えで他の花と組み合わせると、鉢にボリュームも出て素敵!
その他、クリサンセマムのように、**マムという名前のキク科の花は、育てやすく花色も多くて、ガーデニング初心者には嬉しい花でおすすめです。
苗と必要な道具をそろえる
植える花を決めたら苗を購入します。購入する時期は春にたくさんの苗が出回りはじめたころがおすすめ。多くの苗の中から良いものを選ぶのが、上手に花を咲かせるコツです。
【 ガーデニング最初の一歩:苗の見分け方 】
★ 良い苗の見分け方は、葉が濃いグリーンで厚みがあり茎も太くしっかりしていること!
・ 茎の節の間が間延びした貧弱な苗、葉が変色したり虫が付いているものは避けてください。
さらぶ他に必要な道具もそろえていきます。「ジョウロ」植え付けに使う「移植ごて」「土入れ」「園芸用ハサミ」のほか、軍手かガーデングローブを用意すると手が汚れず作業がしやすく便利です。
いよいよ、苗を植え付ける
ガーデニングで大切な土は、植える花に適した状態にするのがコツ。地植えの場合は、植え付ける1週間ほど前に土壌の酸度を調整したり、花に合った元肥を入れて土づくりをしておきます。
初心者のガーデニングでは、苗を購入するときに肥料や土づくりについても確認しておくと安心!
【 ガーデニング最初の一歩:土作り 】
★ プランターの場合は、肥料が配合されているガーデニング用の土が、土づくりの手間もなく初心者には便利です。配合などが種類によって違うので、こちらも苗の購入時に一緒に選んでおくと確実です。
・ 苗を土に植え付けるには、植え付ける場所の土に苗が入る大きさの穴を開けて、ポットから外した苗の根を優しく軽くほぐし、植え付けて周囲から土を寄せてかぶせます。
水やりと肥料
【 ガーデニング最初の一歩:水やり 】
★ 水やりは、絶えず湿っている状態だと、根腐れを起こすことがあるので、乾いたらたっぷりあげることと、花や葉にかからないように根元にたっぷりとかけるのが基本。
・ また、葉の色を見て、下葉が黄色くなっていると肥料が足りない証拠なので追肥を行います。また肥料をあげすぎると葉の先が茶色くなることも。
肥料をあげるときにも、水やりと同様、葉や花にかけないようにしてください。
いかがでしたでしょうか、ガーデニングの始め方のコツを押えれば、初心者でも戸惑うことなく始められるはず。また最後に、花を元気にたくさん咲かせ、長く楽しむためのコツもいくつかあるので、こちらもお伝えします。
植え付けた後で、伸び気味になった新芽はカット!そうすることで、横からまた芽が出て枝や花の数を増やすことが出来るのです。またしぼんだ花は、そのままにすると病気やカビの原因に…。花がらを摘みをこまめにして取り除いてください。
さらに咲く花が少なくなってきたら、株元から15センチほどの長さを残して、花を枝ごと「切り戻す」作業を試してはいかがでしょうか。この「切り戻し」で、次の花が咲く栄養を行き渡らせることができ、再び花を楽しむことが出来るのです!
ぜひ本記事を参考にして、ぜひガーデニングの最初の一歩を、踏み出してみてください!
まとめ
ガーデニング、最初の手順
・狭いスペースでも十分に楽しめる
・丈夫なゼラニウムやハーブなどもおすすめ
・葉が濃く厚みがあり茎が太い苗を選ぶ
・苗の購入時に肥料や土づくりも確認する
・乾いたらたっぷり水をあげるのが基本