米寿のプレゼントに贈りたいとっておきの花5選

米寿のプレゼントに贈りたいとっておきの花5選
日本は長寿大国と言われているほど平均寿命の長い国ということは誰もが知っていることですよね。還暦のプレゼントを贈ることは多くても米寿のプレゼントを贈ることはあまり頻繁にあることではありません。

「年祝」と呼ばれる長寿のお祝いは満年齢60歳の還暦にはじまりますが、米寿のお祝いは88歳。実は日本の平均寿命はこの88歳をまだ越えていません。貴重な一生に一度の長寿祝いであり、とてもおめでたい日ですから、ぜひ長寿の感動と喜びの気持ちを込めて米寿のプレゼントを贈りましょう。

米寿の由来をご存知ですか。「米寿」の「米」は「八十八」という数字を直すと「米」になるからつけられたと言います。また、末広がりで縁起が良いとされている漢字の「八」が2つ重なっているため大変めでたいとされています。

さて、お祝いの時にお花を贈りたいといった人は多くいます。ですが米寿のプレゼントとしてお花を贈るときにどの花を贈れば良いのか見当がつかないといって悩む人も少なくないのです。

年祝に贈るお花には母の日=カーネーションのように定番と言える花もなく、例えば彼岸花のように不吉なイメージのある花や贈り物に向かない花言葉をもつものでなければ、手に入りさえすれば選びたい放題だからです。また、花束で贈るのか、鉢植えで贈るのか、贈る形も悩むものです。そこで今回は米寿のプレゼントに贈りたいとっておきの花5選についてお伝えします。

 

米寿のプレゼントに贈りたい

とっておきの花5選

 

ラナンキュラスは88年の笑顔に添えるぴったりの花

花びらがぎゅっと詰まっていて、ころんとした花が可愛らしいラナンキュラスの花は春に花を咲かせる球根植物です。色も鮮やかでボリュームのある花は、鉢植えでも切り花でも置いた場所の雰囲気をぱっと明るくしてくれます。

花色も豊富ですから一色ずつでも花束にすればとても豪華になります。花自体が大きく華やかなため鉢植えでも見劣りはしません。球根植物ですから、花が咲き終わった6月ごろに掘り起こして冷暗所で保存しておけば、また秋頃に植え付けて翌年の春にもう一度花を咲かせることができるので繰り返し楽しむことができるお花です。

ラナンキュラスの花言葉は多くありますが、ネガティブな言葉はなく「魅力的」「美しい人格」、「晴れやかな魅力」「光輝を放つ」といった人の美しさを表す言葉ばかりです。

「名誉」「お祝い」といったストレートな花言葉もありますから、米寿のプレゼントとしてもぴったりの花です。花の色それぞれにも花言葉があり、赤色は「あなたは魅力に満ちている」、黄色は「優しい心遣い」、サーモンピンクは「飾らない美しさ」といったどの色にも素敵な言葉が込められています。

長く生きた分だけ、多くのことを経験した分だけ人としての魅力は深まっていきます。その笑顔や優しさ、言葉や教訓は88年積み重ねて生きたからこその輝きとも言えますし、人としてとても魅力的です。誇らしくもある米寿のお祝いにラナンキュラスはぴったりの花です。品種も花色も多いので選ぶ時間もぜひ楽しんでください。

 

これからも元気で長生きして欲しい気持ちを込めてガーベラを

ガーベラは4月から10月までが開花期とされているため長い期間に渡り入手が可能であり、赤やピンク、黄色やオレンジと、どの色も明るい色味で快活なイメージの誰もが知っている可愛い花です。

ガーベラは鉢植え、切り花どちらでも楽しむことができますが、多年草ですから鉢植えのものを贈れば毎年可愛い花を咲かせてくれますし、増やすことも可能です。そんなガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」という前向きなもの。

88歳まで長生きすることは決して楽しいことばかりではないですし、病気や怪我などの苦労もあったかもしれません。それでも健康に気を遣いながら苦労や悩みに負けずに「常に前進」してきた道のりをガーベラを米寿のプレゼントとして贈ることで称えることができます。

西洋の花言葉では「元気」といった花言葉や、ピンクのガーベラには「感謝」、赤いガーベラには「愛情」、黄色いガーベラには「優しさ」「あたたかさ」などの意味もありますから、伝えたいメッセージでガーベラの色を選ぶのも気持ちが伝わりやすいのでおすすめ。花束や寄せ植えで複数の色を組み合わせるのも華やかで米寿のプレゼントとしてもうってつけです。

 

尊敬する家族にサルビアの花を贈って感謝の気持ちを伝えよう

米寿のプレゼントを贈る相手がご家族ならば、サルビアの花をおすすめします。サルビアは7〜11月を開花期とする夏の花です。サルビアといえば真っ赤な花のイメージですが、白やピンク、紫に青と実は花色豊かな花なのです。

プランターなどで育てるのが主ですが、鉢植えや切り花としても販売されているので贈り物としても入手は簡単です。サルビアという花の名前は「salvus」というラテン語での「健康」に由来しています。健康は長寿にはかかせません。

88年に続く長年の体への気遣いや健康への取り組みは素晴らしいものです。花言葉は「尊敬」「知恵」「家族愛」「良い家庭」という風に父母や祖父母の米寿のプレゼントに相応しいものを持っています。親の心子知らずとは言いますが、年齢を重ねると親の苦労が少しわかってくるものです。

家族に尽くしてくれた感謝と尊敬を込めて、サルビアの花を贈りましょう。サルビアは種からも育てることができます。花畑のようにサルビアがたくさん咲く様は綺麗で見応えもありますから、花壇やプランターのあるお家なら他の米寿のプレゼントに添える形であえて種を贈るのも喜ばれる贈り方のひとつです。

 

小さくてもたくさんの幸せが訪れるようにカランコエの鉢植えを

カランコエはサボテンと同じ多肉植物ですが小さな可愛い花をたくさん咲かせてくれます。そのため、花言葉は「たくさんの小さな幸せ」といった花の姿にちなんだものがつけられています。

他にも「幸福を告げる」「あなたを守る」「おおらかな心」といった優しい花言葉ばかりなので贈り物にも向いている花で、もちろん米寿のプレゼントにも適した思いやりのある花言葉です。

開花期は10月から6月頃ととても長く咲いてくれる花で、基本的に鉢花として売られています。管理も簡単で、室内で十分に育つ初心者でも育てやすい花です。両手で包める程の小さな鉢植えのものもありますので玄関やキッチンなどの小さなスペースのインテリアとして飾ることもできます。

置きやすい小さな鉢植えは派手さはなくても「あなたを守る」という花言葉のように毎日側で見守ってくれるでしょう。色も白、赤、ピンク、オレンジなどきれいな花色のものがたくさんあるので、気に入った色や好きな色を見つけてください。

 

縁起の良い祝福の花言葉が詰まった福寿草を

福寿草は冬から春にかけて黄色やオレンジの大輪花を咲かせる多年草です。お正月時分にもに花を咲かせることができるので、南天と合わせてお正月飾りとしても出回ります。

そのことから、お正月に咲く花として知られていますが、本来は2月から4月頃が開花期のため春一番を知らせてくれるめでたい花として縁起の良い名前がつけられています。また、「福寿」には「幸福」「長寿」の意味も含みます。福寿草という名前だけでシンプルにお祝いとわかってもらうことができます。

花言葉も「永久の幸福」「幸福を招く」「祝福」といったおめでたい花言葉がありますので花の名前だけでなく花言葉も米寿のプレゼントに相応しい花です。多年草ですから毎年花を楽しむことが可能です。

鉢植えでも庭植えでも育てることができますから、花を育てることが好きな人に贈るなら、この福寿草を選んでみては。小さな盆栽仕立てのものもあるので洋風なものが苦手な人や和を好む人にもおすすめです。

 

いかがでしたでしょうか。今回は米寿のプレゼントにおすすめの花の中でも花色が明るく、花言葉も前向きで幸せを表すものをもつ花を5つ選びました。どれも手に入れやすい有名な花ですので、花屋さんで実際にきれいなもの、気に入ったもの、状態のいいものなど、自分の目で見て選ぶことができます。

好きな花や素敵だと思った花と合わせて花束にしても良いですし、シンプルに1種類だけでも気持ちは十分に伝わります。米寿のプレゼントとして贈った花がこれからの新しい楽しみとして生活の中の彩のひとつになれば贈った方も嬉しいもの。

多年草のものは先何年も繰り返し花を咲かせてくれますから「まだまだ元気で長生きしてねと」いう気持ちを込めて鉢花のものを贈るのも良いですね。とはいえ切り花、鉢花、大きさや値段は関係ありません。選ぶ気持ちと贈る気持ちが大切です。

一生に一度の米寿のお祝い。お祝いする側も、何度も経験できることではありません。お世話になった人に、今までの感謝やこれからの健康と幸福を願って、とっておきの米寿のプレゼントを選んでください。

まとめ

米寿のプレゼントにお花を贈りたいなら

・長生きだからこそ輝く魅力的な人柄を表す花言葉をもつラナンキュラスを
・これからも元気に長生きしてほしい気持ちはガーベラで伝えよう
・家族には家庭や家族に向けた花言葉をもつサルビアを尊敬と感謝の気持ちを込めて贈ろう
・室内に飾れるたくさんの小さな幸せを願うカランコエをインテリアとして贈ろう
・長寿を祝い、幸福を願う花言葉も名前も縁起の良い福寿草でお祝いしよう


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