ベルフラワーの育て方☆可愛い花を咲かせる7つのポイント


皆さんは、ベルフラワーという花を聞いたことがありますか。和名は「オトメギキョウ」とも言います。約1㎝程度のベル形の花で、とても可愛い青い花をたくさん咲かせます。キキョウ科カンパニュラ属の植物のうち、ポルテンシュラギアナという種類のことです。草丈は10㎝くらいで、カンパニュラの仲間ではコンパクトな方です。

ベルフラワーを育てるなら耐寒性が強いので、9月の半ばから12月の半ばまでに植え付けると、翌年4~5月半ばに花が咲きますので秋が植え時です。そしてベルフラワーの花言葉には、感謝・誠実・共感・後悔・楽しいおしゃべり・誠実な恋などたくさんあります。

感謝とか誠実の花言葉がありますから、たくさん育てて鉢植えにして、贈り物にするのも良いですよね。青い可愛らしい花はどんな年代の人にも喜ばれそうです。多年草なので、毎年咲くというのも楽しみになるでしょう。

そこで今回は、ベルフラワーの育て方と可愛い花を咲かせるポイントをお伝えします。ではご覧ください。

ベルフラワーの育て方☆
可愛い花を咲かせる7つのポイント

春か秋に植え付けをしよう

ベルフラワーは小さな姿をしていますが、意外と耐寒性は強いので丈夫な植物です。自宅で育てるのもそんなに難しい花ではありませんので、ガーデニング初心者の方もチャレンジしてみて下さい。

9月半ば~12月半ば頃までに苗を用意して、乾燥にやや弱いのでプラスチックの鉢に植えましょう。水はけと保水力のある、肥えた用土に植えましょう。ベルフラワーを植え付ける時に、土に適量の粒状肥料を均等に混ぜ込んでおきましょう。3~4月にも苗が多く出回るので、その時期に植え付けをするのも良いでしょう。

 

水やりに気を付けよう

花を育てる時に、どれだけ水をやればいいか迷いますね。ベルフラワーの場合、鉢の表面の土が乾き始めてから、たっぷり水をやりましょう。ベルフラワーは、やや湿り気がある土を好みますが、土の湿気が多すぎると根腐れを起こしてしまいます。

春や夏は土が乾燥していないか気を付けましょう。ベルフラワーの花は雨に弱いので、開花期に雨除けすると花持ちが良くなります。冬は水やりを控えめにして、やや乾燥気味に育てることがポイントです。

 

日当たりを考えよう

ベルフラワーは日当たりの良い場所を好む植物です。花壇や庭に植える場合も、日当たりと水はけの良い場所を選んで植えましょう。秋から初夏までは日差しに十分当てるようにします。ベルフラワーはよく日に当てれば株を覆うように花を咲かせてくれます。

ベルフラワーは春に花つきの鉢を買って一年草扱いにする事も多いですが、夏越しも難しくないのでチャレンジしてみて下さい。夏越しする場合は、花がらをしっかり摘んで、加湿と強い日差しを避け、風通しの良い所に置きましょう。

 

花が咲いた後は肥料を控えめに与えよう

ベルフラワーは春に小さな花をたくさん咲かせるので、開花後、株が急激に疲労します。疲労しているからといって、この時期に肥料を施すと枯死することがあります。肥料は液体肥料を2000倍ほどに薄めて与えて下さい。夏が来る前にゆっくりと株を回復させる事がポイントです。疲労や傷みが見られない株でも、葉の色が薄くなっていたら、液体肥料を1000倍に薄めて10日に1回施します。

 

暑さが落ち着いたら再び肥料を与えよう

ベルフラワーには、真夏の間は肥料は不要です。暑さが落ち着いてヒガンバナが咲く頃から、再び液体肥料を1000倍に薄めて10日に1回与えます。ベルフラワーは冬も肥料を控えます。12月半ばから2月いっぱいまで肥料は必要ありません。八重桜が開花する頃にベルフラワーの芽が出始めるので、同様に液体肥料を施し始めます。

 

ハダニ対策をしよう

ベルフラワーには夏にハダニやアブラムシが発生する事があります。夏は涼しい場所に置くと良いですが、ハダニが発生しやすくなります。夕方涼しくなったら、葉の裏にもたまに水をかけてあげましょう。初夏の新芽が伸び始める頃にアブラムシが発生したら、殺虫殺菌剤や殺虫剤を散布してアブラムシを退治しましょう。ベルフラワーの為には病害虫にも気を付けましょう。

 

株分けをしてみよう

ベルフラワーは株分けして増やすことができる植物です。ヒガンバナが咲く頃に、ベルフラワーは旺盛に葉や、地上近くを這うように伸ばす茎を伸ばし始めます。その時に、株を鉢から抜いて、古い根や古土を落として、根をほぐし分けます。

1株を小さめに分けても、しっかりと用土に植え付けておけば丈夫に育ち、1ヶ月程で根が張ります。その後、ポリポットに植え替えて、冬が来る前に株を太らせましょう。ベルフラワーは可憐な花なので、綺麗な鉢に植え替えてプレゼントにしても喜ばれるでしょう。

 

以上、ベルフラワーの育て方と可愛い花を咲かせるポイントについてお伝えしました。秋にも苗が出回りますが、春の3~4月頃が一番多く出回る季節の植物です。秋にベルフラワーを見つけることができなかったら、春に探して植え付けると良いですね。耐寒性が強い植物なので、日本で育てるのに向いている花です。

しかし、花が雨に弱いので雨除けの為に移動しやすいように、プランターかプラスチックの鉢に植えることをお勧めします。可愛い花を咲かせるには、水やりや日当たりにも気を付けて育てましょう。ベルフラワーはしっかり日光に当てると、可愛い花をたくさん咲かせます。肥料の施し方もコツがあって、肥料を与えてもいい時期、与える必要がない時期があります。

季節を考えて、液体肥料を薄めて与えてみましょう。ベルフラワーには夏にハダニやアブラムシが発生しやすくなるので、殺虫殺菌剤や殺虫剤の散布も忘れないで下さい。可憐なベルフラワーを育てて、毎年青い可愛い花を咲かせてみましょう。

まとめ

ベルフラワーの育て方と可愛い花を咲かせるポイントは

・苗が多く出回る春の3~4月か、秋の9月半ば~12月半ばに植え付けをしよう
・土の表面が乾いたら水をやり、根腐れを起こすので湿気が多すぎないように気を付けましょう
・花をたくさん咲かせる為に、秋から初夏までは日差しに十分当てましょう
・開花後は株が疲労しているので、液体肥料を薄めて控えめに与えましょう
・真夏は肥料は不要で、夏の暑さが落ち着いてきたら再び液体肥料を与えましょう
・葉の裏に水をかけてハダニを退治し、殺虫殺菌剤や殺虫剤を散布してアブラムシを退治しましょう
・ベルフラワーはしっかり用土に植え付ければ1ヶ月程で根が張るので、株分けをしてみましょう


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