ビオラの育て方知識☆初心者でも失敗しない7つの手順


ビオラの育て方は、ガーデニングの初心者でも簡単!青と緑以外の花色があり、品種も豊富、そしてとても丈夫で育てやすいとなれば、初めの一歩に選びたくなりますよね。

可憐な小さい花をたくさんつけて、長期にわたり花壇や鉢植えをカラフルに彩るビオラ。

しかしいくらビオラの育て方が簡単だと言っても、きれいな花を長く楽しむためには「ビオラの育て方」の手順を踏まえ、お世話に取り組まなくてはなりません。

ただし、ビオラの性質を理解すれば、ビオラの育て方の手順はすべて理に適ったもの。それほど面倒には感じられないのも魅力!そこで今回は、初めてさんへ向けて、ビオラの育て方の知識7つの手順に分けて解説します。

見事にビオラを咲かせることができたら、次はもっとたくさんの花色や品種を育ててみたり、寄せ植えやハンギングバスケットにチャレンジしたりと、ガーデニングの楽しみを広げるきっかけになるかもしれません!

 

ビオラの育て方知識☆
初心者でも失敗しない7つの手順

 

ビオラの植え付け

ビオラの育て方では、もちろん種からも可能ですが、ここでは初めてさんが気軽に取り組めるビオラの育て方を前提としていますので、苗から育てる方法をお伝えします。

市販されている苗の植え付け10月から3月にかけて行うことができますが、冬になる前にしっかりと根を土に張らせるようにしたいところ!春が来て気温が上昇した時の生育が良くなり、花も長く楽しめちゃいます。

【 ビオラの育て方:植え付け時期 】

★ したがって10月や11月、遅くとも霜の降りる前に苗を購入し、植え付けを行うことをおすすめします。

・ 10月よりも前に植え付けを済ませてしまうと、気温の高さで茎がひょろひょろと伸びた挙句、そのまま枯れてしまうことがありますので、注意してください。

なお、ビオラは日当たりの良い場所を好みますので、庭に植える場合は場所を考えて植え付けることも、ポイントです。

【 ビオラの育て方:土の性質 】

★ ビオラは「水はけが良く保水性に優れた有機質の土」を好みます。

・ 土は小粒の赤玉土6:腐葉土4の割合で配合したものか、市販の草花用培養土を準備すると丁度良いです。そこに元肥として緩効性肥料を混ぜ込んでおけばOK!

 

なるべく元気な苗を選ぶ!

ビオラのポット苗を選ぶ際には、「元気な苗」を選ぶとその後の生長が断然違ってきます。

【 ビオラの育て方:元気な苗とは 】

★ 「元気な苗」とは「葉の色が良く、茎がしっかりとしている」そして「根がしっかりと張っている」のことです。

・ もともと株に生命力があれば、その後も順調に育ってくれる可能性が高いものです。

そして、土に植え付ける前にしっかり根がつくよう、準備を行います。

【 ビオラの育て方:植え付けの準備 】

★ ポットから苗を出したら、底にあたる根と土を、2cmほどハサミで切り落としてほぐします。

・ もしびっしりと鉢全体に根が張っているようなら、底の方はハサミを使わなくても手ではぎとることができます。

そして側面の根も、軽くほぐしてください。ビオラは育て方の中に、このようなひと手間をかけるだけで、新しい根が伸びやすくなり生育状況もより良くなるのです。

 

植え付けの際にも気を配ろう

いよいよビオラの育て方のハイライト、土への植え付けですが、その際にも気を付けなければならないことがあります。

【 ビオラの育て方:植え付けの注意点 】

★ ビオラを植え付ける間隔

・ 地植えなら株同士の間を20~25cm空けるようにする。

・ 鉢植えなら5号鉢(直径15cm)ひとつに対し1株を目安とします。

あまりに株が近づきすぎていると、生長した時に株同士が当たって蒸れ、病気の原因となります。

また、ビオラの株元が地面の表面にくるように「浅すぎず・深すぎず」を心がけて植えるのも、ちょっとしたコツ。そして、植え付けが終わったらたっぷり水を与えることも、忘れずに!

 

日当たりの良い場所で育てよう

ビオラは日光を好む植物ですので「日当たりの良い場所」で育てることが不可欠です。

【 ビオラの育て方:日当たり 】

★ もし日照不足が続くと、全体的にひょろひょろしたり、花つきが悪くなるなどの悪影響が起こります。

・ 鉢植えやプランターで育てる場合は、屋外に置いてたっぷりの日光外気に当てるようにしてください。

なお、10~11月に苗を植えると当然「冬越しをする」ことになりますが、ビオラは寒さに強いので凍結の心配がなければ、特に保温をする必要はありません

★ 厳寒地の場合は、寒冷紗などをかけて対処してください。

 

水と肥料の与え方

ビオラの育て方のポイントとして、水やりは「土の表面が乾いたらたっぷりと与える」ことを心がけます。

【 ビオラの育て方:水やり 】

★ 土の表面が乾いたら、たっぷりと与える。

・ 過湿は株を傷めるので、水を頻繁に与える必要はありませんが、反面水切れを起こすと生育が悪くなるので、日々土の状態を確認するようにしてください。

なお、冬場は夕方に水を与えると夜間に土が凍ることがありますので、午前中の「気温が上がってくるタイミング」を見計らって水やりをします。そして大切なのは肥料を与える頻度です。

【 ビオラの育て方:肥料 】

★ 冬場のみ肥料は必要ありませんが…

・ 地植えの場合は、月に1回ほど固形肥料を与えます。

・ 鉢植えの場合には、月に2~3回ほど液肥を与えます。

春が来たら、たくさん花を咲かせるためにたっぷりの栄養が必要となりますが、丈夫に株が育っている場合は肥料を与えすぎると葉や茎は勢いよく伸びるものの、花つきが悪くなる傾向があるのです!

★ そのため花が咲き始めたら、様子を見ながら肥料を与えるのがポイント!

・ 花が開花しなくなったり葉が黄色くなるなどの「肥料不足」の症状が起こるようなら、地植えも鉢植えも液肥を用い、月3~4回の頻度で肥料を与えて株を元気に保ちます。

もちろん、順調に株が育っていればそれまでの頻度でOkです。このようによくビオラを観察して、育て方を臨機応変に変えることも大切です。

 

花がらの処理

ビオラの花を長く美しく咲かせるためには、花がらを摘み取ることが欠かせません。花がらとは、咲き終わってしおれた花や、枯れた葉のことです。

【 ビオラの育て方:花がらの処理 】

★ 花がらをそのままにしておくと、種をつくるために咲き終わった花に栄養が供給されるため、株全体の花つきが悪くなったりします。

・ また病気の原因にもなることがありますので、こまめに摘み取ることが大切です。

その際には花びらだけでなく、花茎を軽く下に引っ張り付け根から取り除くようにします。また、間のびした茎は例え花が咲いていても、同様に付け根からカットしちゃってください!

定期的にこれらの作業を行って、株を良い状態に保つこともビオラの育て方のポイントとなります。

 

病気や害虫にも注意!

【 ビオラの育て方:病気 】

★ ビオラは春先の「灰色カビ病」に注意する必要があります。

・ この病気は花びらや葉にシミのような大きな斑点ができたあと、その上に文字通り灰色のカビが生えて繁殖するもので、放っておくと腐ってしまいます

発病に気がついたら、殺菌剤を10日おきに3~4回与えると効果が出ます。また予防策として、前項の花がら摘みも有効です。

【 ビオラの育て方:ビオラに付く虫 】

★ 同時期につぼみや新芽につくアブラムシにも注意をしなければなりません。

・ アブラムシの予防には、2月頃から月に1~2度、殺虫剤を土にまいておくと安心です。

 

ビオラの育て方はいかがでしたでしょうか。初めてさんでも簡単に育てるための7つの手順と知識を知れば、イメージもしやすくスムーズに挑戦ができます。そして、すべての手順に共通することは「様子をきちんと見ること」です。

ビオラの育て方は苗選びに始まり、日当たりのことや水や肥料を与える頻度花がら摘み病気の対策など、まさに自分の目でひとつひとつ確認しながらお手入れをしなければなりません。

しかし手をかければかけるほど元気に美しく育っていく様子は、きっとあなたの心を和ませるはずです。そしてビオラの育て方をきちんとマスターできれば、もうガーデニングの初心者は卒業!寄せ植えや球根、どんどん次なるチャレンジができるはず!

秋に植えつけたビオラは、まだ肌寒い時期から春の到来を感じさせてくれます。ぜひそんなまたたく宝石のようなビオラを育てて、あなたのお家を明るく彩っちゃいましょう!

 

まとめ

初めてさんのビオラの育て方のポイント

・ビオラを植え付ける時期を考え、土を準備する
・なるべく元気な苗を選んで、植え付けに備える
・植え付けの際には、苗の間隔や植える深さに注意する
・日当たりの良い場所で育てる
・水と肥料は頻度を守りつつ、様子を見ながら与える
・花がらはこまめに摘み取る
・灰色カビ病やアブラムシには、殺菌剤や殺虫剤で対策する


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