ブーゲンビリアの育て方で絶対に失敗しない7つのコツ!

ブーゲンビリアの育て方で絶対に失敗しない7つのコツ!
ブーゲンビリアをご存知でしょうか。ブーゲンビリアは、オシロイバナ科のイカダズラ属に属する美しい植物です。

和名はそのまま筏葛(イカダカズラ)です。原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。ブーゲンビリアという名前は1768年にブラジルでこの木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルから取って名付けられました。

花の色は赤や白、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄などの華やかな色で、南国では一年を通して咲きます。この華やかな色で覚えている方も多いですよね。南国の写真や映像にはハイビスカスと並んで必ず登場します。この花には香りがなく、花の香りのアレルギーの方でも育てることが出来ます。

花言葉は情熱、あなたは魅力に満ちている、あなたしか見えない。そこで今日は、この力強い花言葉を持つ華やかなブーゲンビリアを育てるコツについてお伝えします。ではご覧ください。

ブーゲンビリアは太陽と友達

まずはブーゲンビリアの特徴を知りましょう。乾燥には強いですが寒さには弱く、環境の変化も得意ではありません。南国に咲き誇るくらいですから逆に暑さには強く、熱帯性花木に分類されています。

一定の気温があれば花が咲くので、場所によっては一年中花を楽しむ事もできます。沖縄や九州を除く日本の気候では5月から10月が開花期です。

特に気を付けたいのは日当たりの良い場所に置くこと。日照不足で花が落ちてしまうこともありますので、太陽の光に当てましょう。

 

控えめが水やりのポイント

基本は乾燥気味がポイントです。開花中の水やりは、葉が萎れてからたっぷり与えるようにします。鉢底から水が流れ出て来るくらいたっぷり与えるのがポイントで、鉢の底まで水が届かないと水切れを起こしてしまうので注意が必要です。

また、南国の植物だからと水をやり過ぎると根を腐らせてしまいます。開花時期が終わり、花が付いていない時期は水やりを控えめにすると翌シーズンの花がつきやすくなります。そのあとの冬場はさらに水やりの頻度を抑えます。

冬場は活性が落ちているので、鉢にもよりますが、一週間に一度くらいで大丈夫です。

 

春からは剪定がポイント

春は冬越しが終わり新芽が出てきます。固形肥料を与えます。この時期に水を減らしすぎると枝葉の成長が遅れますが、水やりの頻度を増やせば根腐れの原因にもなりますので注意します。

枝が伸びすぎると花芽が付きにくいので剪定で調整していきます。脇芽を出すようにすると花がたくさん付きます。まず枝を支柱に巻きつけて枝に角度をつけることで成長を遅らせ、脇芽を出します。

枝が増えすぎないよう剪定を行います。伸びすぎた枝については枝先の先端をつまんでしまえばそれ以上枝は伸びなくなり、葉の付け根から脇芽を出せるので、この摘芯と剪定で調整します。

 

春から夏にかけて水は控えて

春から夏にかけては、樹勢も増していくので剪定と誘引はこまめに行います。苞というつぼみを覆う緑色の殻が開いてからしてゆきます。

植え替えもやはり春から夏にかけて行います。ある程度葉が生い茂ってきたら、水やりを控えめにし始めて苞の出現を促します。

窒素が多い肥料は開花障害を引き起こすので、肥料は骨粉などリン・カリが多いものに変えるとよいでしょう。水やりを極力まで控えますが、夏になれは水の吸い上げが早いので水切れには注意してください。肥料は夏になれば不要です。

 

秋は最後の花を楽しんで、ゆっくり冬ごもり

夏が過ぎるとブーゲンビリアも疲れてきています。夏に肥料を切っていた株については肥料を与えましょう。もうそれほど枝葉は育ちませんが、ブーゲンビリアは秋が一番見頃なので、秋の早いうちに樹を整えておきます。花のあとは強めの剪定を行って冬越しの準備をします。

11月なれば4までは室温で育てるのがよいでしょう。最低でも5度以上の気温を維持できるようにしましょう。また日光の当たる暖かい場所に置くことも必要です。水やりについては、活性が落ちているので1週間に1度位の頻度で、日が昇ってから行いましょう。

 

定期的な植え替えでいつも生き生きさせて

ブーゲンビリアは鉢植えで育てる場合、根が育つ速度が早いので定期的に植え替えを行います、植え替えの頻度は1年から3年に1回の頻度で行います。先に述べたとおり、4月中旬から6月の間に行います。

この時期の他にブーゲンビリアが根詰まりを起こし、元気がなくなった場合も植え替えを行います。根詰まりすると、鉢底から根が出ていたり、表面の土に根が見えていたり、水やりをしても土が固まり、吸う速度が遅かったりします。

鉢植のサイズは一回り大きめのサイズの鉢植えにしましょう。鉢植えのサイズを同じにしたい場合は伸びた根の1/3をカットします。

 

水はけのよい土を選んで

土は、水はけの土が望ましいので、粒の粗めの土にしましょう。中粒の赤玉石に腐葉土を混ぜるなどすると、良い土になります。根は、長すぎるものは切断します。

根鉢については、暖かい成長の時期なら少し崩しても問題ありませんが、温度が低い場合は負担になりますので、崩さないようにしましょう。

根鉢は鉢植えの植物がしっかりと根を張ったことにより,土と根が固まりとなったものです。植え替え後は水を切らさないように、水やりを行います。肥料は安定するまで与えずに様子をみると良いでしょう。水はけのよい土は水やりを失敗させないポイントになります。

 

このように、鉢植えで温度の管理をしやすくしてあげて、水はけのよい土で水やりをしやすくしてあげる。春先は植え替えと剪定で花芽が出るように調整をしてあげて、冬はゆっくり冬越しさせてあげれば、ブーゲンビリアはそれほど難しい植物ではありません。

南国では普通に地面から生えて手入れもいらないほどだそうです。心配ならサンデリアナ系の品種は寒さにも強く、管理もしやすいのでぜひ花屋さんに出向いてみてください。

まとめ

ブーゲンビリアの育て方のコツ!

・ブーゲンビリアは暑さに強く寒さに弱い
・控えめが水やりのポイント
・春からは剪定がポイント
・春から夏にかけて水は控えて
・後の花を楽しんで、ゆっくり冬ごもり
・定期的な植え替えでいつも生き生きさせて
・水はけのよい土を選んで


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