ブライダルや贈り物には定番のブーケは、手順を覚えると自分で作ることができます。ブーケの作り方を覚えて自分の理想のものを作れたら嬉しいですよね。様々な形のブーケがありますが、丸くて可愛らしいラウンドブーケは贈り物やウエディングブーケによく使われます。
ラウンドブーケは基本的に「スパイラル」というテクニックで作られます。少しのコツがいりますが、覚えるとスムーズに作る事ができます。また、ブーケの作り方で色合いや入れる花材も大切なポイントです。最初はあまり色を混ぜず同系色のものを選ぶときれいにまとまります。
ブーケを作るにあたって大事なポイントをおさえることで自分で自由にお花を選んで作ることができるので、ぜひ覚えていただきたいです。そこで今回はブーケの作り方がマスターできる5つの手順についてお伝えします。
ブーケの作り方が
マスターできる5つの手順
スパイラルとは
ブーケを作り方の手法のひとつにを「スパイラル」があります。スパイラルとはらせん状になるように茎(ステム)を整列させて束ねることです。全て同じ方向に入れていく事がポイントです。
右利きの場合は左手に持ちながら右手で1本ずつ入れていきます。左利きの場合は逆です。また、重ねる点をしっかりと固定しておくことで最後まで花を入れることができます。ご紹介するラウンドブーケはオールラウンド(ドーム型でどの方向から見てもきれいな状態)で作ります。
花材の準備をします
ラウンドブーケに適した花材はバラ、ガーベラなどの丸っこいお花のつく花材です。ブーケの作り方の中でお花の選び方は重要ですので、頭に完成をイメージしながら選びます。
また、色合いも同系色の色や、似た色を2~3色までにするとまとまりが良いです。また、グリーンは入れた方が安定して花束を作りやすく、花だけが詰まっているような印象をなくし、全体のまとまりが出るのでぜひ入れて下さい。
用意する花材
・バラ・・6本(2種類×3本)
・ガーベラ・・3本
・スタンダードカーネーション・・3本
・スイートピー・・・6本
・ピットスポラム・・2~3本
・レースフラワーなどの小花・・(必要であれば適量)
下準備をします
ブーケの作り方で下準備はとても大切です。しっかりと枝や葉の処理をします。必要であれば枝分けをして、後は花束を組むだけの状態にしておきます。また、ブーケを組むときは手の体温が伝わり、お花に負担がかかります。
そのため作り始めたら手際よく束ねるのが理想なので、下準備はブーケの作り方の中で重要な作業であると言えます。茎が長いままだと作りにくいので、長さを全て40㎝ほどに揃えてカットします。
茎を束ねる部分から下の葉を全て取ります。バラは葉と一緒にトゲを取り除きます。鋭いので気を付けてください。枝分かれをしているトルコギキョウなどのお花を入れる場合は切り分けて用意しておきます。
スパイラルの手順
ラウンドブーケの作り方をご紹介します。
1、左手にメインになるバラを持ちます。茎がまっすぐのものが良いです。
2、ピットスポラムをバラを囲むように入れて次に入れていくお花のクッションになるようにします。
3、次にスタンダードカーネーションを入れます。入れたい位置に入れて、茎をななめにして全て同じ方向に重ねていきます。そして茎の交わった点を左手で持ちなおします。
4、カーネーションの横にガーベラを入れます。入れ方は3と同じです。入れ方を全て同じ方向に入れていくと、茎がきれいならせん状になります。
5、バラ、ガーベラ、カーネーションを全て入れる時に間にグリーンを入れ込むと作りやすく、花が固まりすぎないのでバランスを取りやすいです。
6、丸く仕上がってきたブーケの周りにスイートピーを入れます。スイートピーは向きが大切です。先端のお花が曲がっている方を上に向けて入れます。
下向きに入れると元気がないように見えてしまいます。また、お花が下までついているので外側に入れるとほかのお花に隠れることなくお花を楽しめます。
7、全て入れ終えたら全体のバランスを見ます。上から全体を見て、すきまがある部分に小花をたしたり、茎を動かしながら位置を調節します。
8、完成したら茎をそろえてカットします。束ねた部分をゴムもしくはラフィアで結びます。しっかりと固定をしますが、ガーベラやスイートピーは茎が繊細ですので力強くしないようにしてください。
クラッチブーケとラッピング
ブライダルブーケに使用する場合は「クラッチブーケ」として使えます。茎をそのままにして、お花の雰囲気に合った太めのリボンで巻きます。贈りものである場合は茎を水を吸収させたステムティッシュで巻き、ビニールでしっかり保護します。それからペーパーとリボンでラッピングします。
いかがでしたでしょうか。ブーケの作り方の手順で大切なことは、花を組み合わせる時に最初は色合いをまとめてみること、ブーケに入れやすい丸い形の花材を選ぶことです。それから下準備をしっかりとしておくことです。最初に茎の長さを揃え、葉やトゲの処理をしておきます。それによりブーケを組むときに時間がかかるのを防ぎます。
スパイラルの手順は少しコツがいりますが、同じ方向に茎を束ねることと、入れ終えてきちんと配置やバランスを調整することが大切です。ブーケの作り方の手順をしっかり覚えることでスムーズに作ることができるはずです。
お花の鮮度のためにもあまり時間をかけず、手際よく作れるようにするには練習あるのみです。イメージトレーニングもなかなか良いですよ。ぜひブーケの作り方をマスターして、自分のお気に入りのお花でブーケを作ってみてください。
まとめ
ブーケの作り方のポイントは
・スパイラルのコツをつかもう
・ブーケに使いやすい花材を選ぼう
・最初のうちは色合いをまとめて作ろう
・下準備はしっかりとしておこう
・鮮度を保つためにも時間をかけずに完成させよう