クロッカスの育て方に必要な5つのポイント


クロッカスは初心者でも育て方について悩むことなく春に花を咲かせる球根植物で、丸みのある花びらと小さくまとまった姿が可愛らしいですよね。場所をあまり取らないのでガーデニングにあまりスペースを使えない人でも育てやすく、小さなプランターや鉢植えでも花を咲かせられます。

雪や霜にも強いので、寒冷地でも外で育てられるのが嬉しいところ。クロッカスは2月から花を咲かせてくれるので、まだ寒さの厳しいうちから花を楽しむことが出来ますよ。雪や霜に強いため丈夫そうですが、外でのクロッカスの育て方にも注意点があり、気をつけなければ球根が腐敗してしまったり花が咲かなかったりします。

クロッカスの育て方のポイントをしっかり押さえていれば花を咲かせるのは難しいことではありません。初心者でも育てやすい花ですから、春が来るまでの楽しみにクロッカスを育ててみてはいかがでしょうか。そこで今回はクロッカスの育て方に必要なポイントについてお伝えします。

クロッカスの植え付け方法は

クロッカスは大事に育てて花後の管理をしっかりしておけば、翌年も花を咲かせてくれる球根植物です。もし球根を手に入れるところから始めるのであれば、最初の球根選びも適当に済ませず腐敗していなくて傷や汚れのない周りと比較して大きい球根を選びましょう。

クロッカスの育て方をしっかり覚えておくことも大切ですが、良い球根を選ぶことで栽培に失敗する確率も減らせます。また、クロッカスには秋咲きの球根もあるので念のために確認してから購入して。

さて、球根を手に入れたら植え付け時期の10月から11月の間に元肥を入れた水はけの良い土に植え付けます。深く植えることが出来る地植えの場合は球根2個分の深さに、深さに余裕のない鉢植えやプランターの場合は土の表面から3cm程の深さに植えて下さい。

もしクロッカスの球根を増やしたいのであれば、少し深めに植えましょう。クロッカスだけを植え付ける時は球根同士の間隔を寄せて密植気味に植えることで開花した時にばらつき感のないまとまった姿を見ることが出来ます。

 

雪や霜のことは心配しないで

クロッカスの育て方を知らない人は冬場の管理方法が気になると思いますが、クロッカスは寒さや霜にとても強い植物なので屋外で育てて問題ありません。むしろ、寒さにあてなければ花を咲かせないので、屋外で育てる方がクロッカスの栽培を成功させやすいのです。

日当たりが悪いと花付きが悪くなってしまいますから日当たりの良い場所で管理します。クロッカスの育て方が初心者に優しいのは管理が難しい冬場に寒さや霜の対策を特別に施さなくても花が咲くから。実際に雪や霜にあたると心配になるかもしれませんが、気にしなくて大丈夫。

 

クロッカスの水の与え方に注意

クロッカスの育て方で注意が必要なのは水やりに関してです。芽を出すまで土の中に植えられているとはいえ、水やりを怠ると球根が育ちませんから、土が乾いたらしっかり水を与える必要があります。

球根は多湿に弱く腐敗の原因になりますから、水やりは土の表面が乾いていないうちは与えず、表面がよく乾いてから与えるようにして、メリハリのある水やりを心がけましょう

また、花が咲いてからは土の表面からゆっくりと水を注ぐように水やりをしないとクロッカスの花びらが破れてしまうので注意して水やりをしましょう。花も葉も終わったら球根は休眠するので、水を与えると腐敗してしまいますから、葉が枯れた時点で水やりを止めます。

 

肥料を忘れず与えて綺麗なクロッカスを咲かせよう

クロッカスの育て方で忘れないようにしたいのが追肥。植え付け前の元肥に緩効性肥料を施したり、元肥入りの培養土を使うことも大切ですが、花が咲いてからも肥料を与えなければいけません。

特に、翌年も花を楽しみたいのであれば追肥を与えておかないと翌年の花が咲かない可能性があるので追肥は必須。追肥を与えるタイミングは花が咲く前か、花が咲いたらすぐに粒状の化成肥料か液肥を与えます。

花が終わってからも葉が枯れるまでは肥料は与えますが、葉が枯れた後は追肥を与えるのはストップして下さい。クロッカスは花を愛でる植物なので、カリ分の割合が多い肥料を選ぶとより美しい花を期待できますよ。

 

花後の管理も忘れずに

花が咲いた後は鑑賞した後、種が出来る前に根元から抜き取り、葉は枯れるまでそのままにしておきます。枯れた葉やは手で簡単に取れるので、病気予防のためにも花がらや枯れた葉は放置せず取り除くことが大切。

クロッカスは2〜3年程は植えっぱなしでも1年目のクロッカスの育て方と同様に育てても花を咲かせてくれますが、3年目以降になると新しい球根が増えて花が付きにくくなったり、生育不良の花も発生します。

ですから、遅くても3年目には植え替えが必要。その際あまり小さな球根や悪い球根は取り除き、ばらしてから植えて下さい。ばらして植えた後は1年目と同じクロッカスの育て方で管理をして構いません。

クロッカスを植えっぱなしで育てる場合は球根の腐敗を防ぐために休眠中は鉢やプランターを雨の当たらない風通しの良い日陰に置いて管理します。地植えや雨除けが難しく夏場の管理に不安がある場合は、球根を掘り上げて日陰で1ヶ月ほど干して乾燥させてから風通しの良い日陰に保存しておくほうが無難ですよ

 

さて、クロッカスは水栽培も人気ですが、土栽培にもメリットはたくさんあります。土栽培は芽が出るまでは寂しいものの、水の腐敗を心配しなくても良いので実は管理が楽なのです。

クロッカスは比較的早い時期に芽を出してくれるので植えていることを忘れにくいですし、あれこれと手入れをしなくても綺麗な花が咲くところもクロッカスの魅力。水栽培、土栽培のどちらもそれぞれ違った魅力がありますが、土栽培はずぼらな人や花のお世話にあまり時間を割くことが出来ない人でも花を咲かせられます。

今回お伝えしたクロッカスの育て方のポイントを実践すればクロッカスの花を咲かせるのは簡単なことで、最初に良い球根を選んでおけばそれ以降は何年も楽しむことが出来る初心者には打ってつけの球根植物ですから、花が咲くまで時間がかかるからと球根植物をなんとなく避けていた人も一度試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

クロッカスの育て方に必要なポイントは

・水はけの良い土に出来るだけ深く植える
・雪や霜は気にせず日当たりの良い屋外で育てる
・土が乾いてから水やりをして球根の腐敗を防ぐ
・来年も花を楽しみたいなら花が咲いた後の追肥は忘れずに
・花後は種ができる前に花を摘み、葉は枯れるまで置いておく


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