切り花を長持ちさせるには?簡単にできる7つのポイント

切り花を長持ちさせる方法を、知っていますか?せっかくもらった切り花、長持ちさせたいものです。貰った花束がいつまでも綺麗に飾られていたら…、考えると誰でも嬉しい気分になります。

しかし切り花を長持ちさせる事は思いの外難しく、直ぐに枯れてしまう事も多いため、苦手に感じる方も少なくないのです。「切花は長持ちしないもの」そう考えている人々も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、せっかくもらった花束を長く楽しめるよう、誰にでも簡単にできる切り花を長持ちさせる為の、押さえておきたいポイントを7つ解説します。このポイントさえ押さえたら、直ぐに枯れてしまうとお悩みのあなたでも、切り花を長持ちさせ、長く楽しんで頂けます。

ぜひ本記事を参考にして、より一層切り花を楽しんで下さい。

 

切り花を長持ちさせるには?
簡単にできる7つのポイント

 

切り花を長持ちさせる最初のポイント

切り花を長持ちさせるポイントで大切なのは「水揚げ」と「水切り」。花が弱っていく原因、それは、水不足が大きな要因です。

水分の吸収が、葉や花弁から水分の蒸発に追いついていない事が、花を弱らせていくのです。では、どうすれば良いのかというと、水の吸収速度を上げてあげればよいわけです。

【 切り花を長持ちさせるポイント① 】

★ その方法として「水揚げ」が出てきます。

・ 水揚げは、茎の先端の水の吸い口をキレイに広げ整えてあげるコトです。水揚げをすると、切り花は元気に蘇ります。

切り花を長持ちさせる秘訣ですので、忘れずに行いたいものです。

【 切り花を長持ちさせるポイント② 】

★ 水揚げをする際の注意点が「水切り」です。

・ パチン、パチン、と良い音が聞こえる…。というのが、良い水切りのイメージです。

茎の先端を整え水の吸い上げを良くする為の「水揚げ」も、「水切り」が上手くいかないと水の吸い上げがいまいちで茎を痛めてしまいます。

【 切り花を長持ちさせる水切りのコツ 】

・ 必ず水の中で切ること。
・ 斜めに切ること。
・ 切れ味の良い園芸ばさみでスパっ!と切ること

です。

 

切り花を長持ちさせるには新しい水が大切

植物の切り口からは、常に有機物が分泌されています。この分泌物が花瓶の水を取り替えない事により、バクテリアを繁殖促す栄養材料になるのです。すると、養分を吸収する役目を持つ茎の管にバクテリアが詰まってしまい、大切な養分の吸収を妨げます。

植物も生き物ですから、養分がこなくなれば弱ってしおれて行きます。ここに切り花を長持ちさせるポイントがあります。

【 切り花を長持ちさせるポイント③ 】

★ 一日に一回、水の交換をすることが大切です。

・ 暑い時期や暑い場所などでは、特に、バクテリアの繁殖が盛んになりますので、最低でも一日に一回は、花瓶の水を交換することをお勧めします。

 

お水だけではない!花瓶の手入れも大切

水のことばかりを注意してきましたが、他にも注意しなければならないのが花を生ける花瓶です。

長持ちさせるポイントの中で、バクテリアの繁殖の話をしました。最低でも、一日一回は水を取り替える…。という事でしたが、他にも花瓶の内部をキレイに洗う事をお勧めします。

【 切り花を長持ちさせるポイント④ 】

★ 水を取り替える時、花瓶もキレイに洗う

・ 水を取り替える際に、水を捨てる、直ぐに水を入れる、としてしまいそうですが水を捨てたら、花瓶をキレイに洗ってから水を張って生けた方が長持ちするのです。

理由は、かんたんです。もとからいたバクテリア又は、その死骸が、水質環境を直ぐに悪くしてしまいます。サッと洗うだけでも良いのですが、できたら、食器洗剤で汚れを洗い流す感覚で洗うと切り花も長持ちしてくれます。

 

毎日の手入れが、切り花を長持ちさせる

最初に切り花を長持ちさせるポイントとして、水揚げを説明しました。水揚げは、水の中で切る水切りが大切であることもお伝えしましたが、水も毎日変えているのに、切り花に元気が見られない…。ということはありませんか?

そのような場合には、水を取り替える際にもう一度水切りを行う事をお勧めします。

【 切り花を長持ちさせるポイント⑤ 】

★ 毎日の手入れを欠かさない。

・ できれば、この水切りも水を毎日取り換えるのと同じように、毎日行っていただくのがベストです。

そうすることにより、茎の管が通りも良くなり、切り花を長持ちさせ、長く楽しんで頂けます。

 

切り花を長持ちさせる環境

植物は茎から水を吸い上げますが、その水分は、植物の茎や葉から蒸発します。そこでこんな切り花を長持ちさせるポイントです。

【 切り花を長持ちさせるポイント⑥ 】

★ なるべく気温の低い場所を選んで飾るとより長持ち!

・ 生肉も温かい所では痛みが早いように、切り花も生ものですから、涼しい場所や乾燥の少ない環境で、花瓶に生けた方が長持ちします。

夏場は特に、水も傷みやすく、切り花にとっては注意が必要な時期。なるべく涼しく、日差しに晒されない場所を選ぶことをお勧めします。

 

切り花は鮮度が命

「自宅で園芸をしている…。」とか、「花束を頂いた…。」など、以外で切り花を生けるとしたら、お店で購入するとか配達になるかもしれません。定期的に配達を頼んでいる場合には、配達を担当してくれるお花屋さん、切り花の状態の良いものを運んできてくれるはず。

【 切り花を長持ちさせるポイント⑦ 】

★ しかし、お店に出向いての購入をお考えの時には、花の健康状態をよく観察して選んで買う事が大切です。

・ 色つやとハリの良さ、花の咲き具合をよく見ると、色々な違いが見えてきます。出来るだけ新鮮なモノを選んで下さい。

また、花の種類によっては、開花してしまうと花弁が直ぐに落ちてしまうものなどもありますから、これから、というものを意識して選ぶと良い花もあります。

 

切り花を長持ちさせる便利なアイテム

切り花を長持ちさせる薬をご存知ですか?切り花の大敵であるバクテリアの繁殖と増殖を防ぎ、水の吸い上げを良くする薬です。また、栄養も含まれているので、切り花の不足しがちな栄養も補ってくれます。

【 切り花を長持ちさせるポイント⑧ 】

★ 切り花を長持ちさせる薬を利用する。

・ 花瓶の水に溶かしたり液体のモノもありますので、お好みで使用してください。

水を頻繁に取り換える必要もなくなるので、忙しく時間のない方には凄く助かる方法です。ただし、気を付けてほしいことが花瓶の水です。花瓶の水は蒸発してしまい、いつの間にか水が無くなっている事もありますので、こまめに観察し減ってきたら足してあげます。

 

いかがでしたでしょうか。以上が、切り花を長持ちさせるポイントです。今回お伝えした内容は、裏技などとは別物です。そのため、毎日続けるコトが大切になってきます。反対に、毎日の手入れを続ける事で花への愛着が増し、花を楽しむきっかけにもなります。

水揚げと水切りがどうしても時間が無く出来ないときは、せめて、水の交換だけでもしてあげると花は喜びますので、頑張って続けたいところです。花束をもらう機会はなくとも、何かしらの式典などで、最後に花を頂く事もあります。

そんな時、切り花の長持ちする生け方を知っていれば、好きな花を頂いて眺める機会を存分に楽しむことができるはず。知っておいて損のない、切り花の長持ちさせる方法7つのポイント、花束をもらう機会があった時には、ぜひ実践してみてください!

 

まとめ

誰でも簡単にできる☆切り花を長持ちさせるポイントとは

・切り花を長持ちさせる最初のポイントは水揚げと水切り
・一日一回の水の交換で、バクテリアを防いで長く楽しむ
・毎日の水の交換では、花瓶も丁寧に洗って長持ち!
・毎日の水の交換の時、水切りも欠かさず行う
・切り花も気温の低い涼しい場所に置くことで、長持ちする
・お店で切り花を買う時は、健康状態の良いものを選ぶ
・切り花を長持ちさせる薬を使って、忙しくても長持ち!


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