シクラメンの育て方☆贈られても安心!手入れのポイント

シクラメンの育て方☆贈られても安心!手入れのポイント
シクラメンの育て方は案外、ポイントを押さえていないと枯れてしまうことも多いですよね。けれどもちょっとしたシクラメンの特性さえ理解すれば、あまり気に掛けずとも長く花を咲かせてくれます。

なかなか初心者にとって夏越しまでは難しいものの、手順を追えば翌年まで花を咲かせてくれるため、ひと冬を越えたらそのまま夏越しまで挑戦するのも、楽しいシクラメンの育て方。

お歳暮としても人気があるようにシクラメンは11月頃~3月を越えて、4月までが開花時期!ちょっと置き場所や水やりに配慮するだけで、春先まで元気に花を咲かせてくれるのです。

そこで今回は、せっかく贈られても枯らしてしまうことの多い、シクラメンの育て方、気遣うべきポイントをお伝えします。シクラメンは独特の育て方の特徴があるので、ぜひ参考にしてください。

 

シクラメンの育て方☆
贈られても安心!手入れのポイント

 

シクラメンをいただいたら…

シクラメンを贈られる時、鉢植えのまま贈られることもありますが、時にはラッピングされていることもあるのではないでしょうか。

【 シクラメンの育て方☆ラッピング 】

★ このラッピング、華やかに見えるからとそのまま飾る方もいるのですが、蒸れやすいので外してあげた方が、シクラメンにとっては良い環境。

・ しかもシクラメンの場合「底面吸水」ですので、底面は清潔に保ってもらいたいところです。

 

シクラメンは置き場所が肝心

シクラメンの育て方で重要なのが、育てる環境。あまり知らずにシクラメンを育てていると、ついついリビングで育ててしまいがちですが、それが萎れる原因に!

【 シクラメンの育て方☆置き場所 】

★ シクラメンを育てる温度は5度~15度、暑さにはめっぽう弱い花。人が暮らす空間の温度では、暑すぎて萎れてしまうことが多いのです。

・ そのため日頃は玄関など、比較的気温の低い「室内」に置くのが正解!

開花時期は日光がなくても育ちますが、やはりレースのカーテン越しの日光には当てたいので、玄関前の廊下の窓際などがあれば、そこがベストポジションかもしれません。

 

シクラメンの水のあげ方

シクラメンは「底面吸水鉢」に植えられ、販売されているものが大半。そのため単純に水を上からジョウロであげれば良い…、訳ではありません。

【 シクラメンの育て方☆水やり 】

★ シクラメンは底面から水を吸水するため、底面の受け皿に水を貯めて、水をあげます。

・ ただ、水は腐りやすいもの。毎日水を入れ替えて、常に水を清潔に保ってください。

さらに冬の花の多くはあまり水を必要としませんが、シクラメンの場合は多くの水を必要とするため、鉢の土が乾いている様子なら、鉢上から水をあげてOK!

鉢の土の様子によっては、例えば肥料などによって、シクラメンが水を吸いにくい…なんてことも良くあるのです。ただし、上から水をあげる場合にも、いくつかの注意点があります。

【 シクラメンの育て方☆鉢上からの水やり 】

★ シクラメンは球根植物。鉢からは根本に球根が見えていますが、この球根に水が掛かるのはご法度!

・ すぐに枯れることはなくても、シクラメンの球根や花などに水が直接掛かってしまうと、どんどん傷んでしまいます。

ジョウロはハス口ではなく、先の細いものを選んで、葉などをよけながら、土に掛けてあげるのが正解です。

 

こまめな花がら摘みは必須!

シクラメンの育て方で大切なポイントは、枯れたり萎れた花がらはすぐに摘み取ること!摘み取らずにそのままのシクラメンを見ることも多いですが、新しい花が咲きにくくなります。

【 シクラメンの育て方☆花がら摘み 】

★ ただし、シクラメンの育て方では、ハサミで萎れた茎を切るのは厳禁!切り口の腐りが原因で、病気が発生することもあるのです。

・ そのため茎の根元をくるっと回すようにして、プチッと音がするまで抜くように摘むのが正解!

 

シクラメンに多い虫

シクラメンの水を入れ替えると同時に、植物に付きものの虫のチェックをして、必要があれば適切に駆除してください。

【 シクラメンの育て方☆虫対策 】

★ 葉のウラ側に付きやすい虫が「ハダニ」。乾いた葉のウラ側に、白い細い形状のものを見つけたら、それはハダニかもしれません。

・ その都度、拭き取ることはもちろん、市販の駆除剤などを利用してみてください。その他、ダニやダンゴムシなども、早期に駆除すると安心!

チェックの時には球根自体を少し押してみて、硬いかどうかも確認することが大切。柔らかくてぷにっと押されたら、球根の中身が虫に浸食されている可能性があります。

 

球根の先に日光を当てる、「葉組み」

さらにシクラメンの育て方ならではのポイントが、「葉組み」。球根植物のシクラメンは、球根に日光が当たっていることが、元気に花を咲かせてくれる条件。

【 シクラメンの育て方☆葉組み 】

★ シクラメンを育てて一か月もしてくると、葉がどんどん茂ってくるものですが、そうすると葉に邪魔されて球根の頭まで日光が当たらなくなってしまいます。

・ 球根まで日光を届けるために、シクラメンの葉を中心部から外側へ引っ張るようにして整えてみてください。これを「葉組み」と言います。

こうすると、新しい花が咲きやすくなるので、一か月に一回を目安に「葉組み」をしてあげてみると効果的です。

 

いかがでしたでしょうか、今回はシクラメンを贈られても、毎回枯らせてしまう…、と言う方々でも長く花が楽しめる、シクラメンの育て方のポイントをお伝えしました。

植物は皆、それぞれの原産地の環境などによって特徴があり、それに合わせた手入れのコツがあります。ここまで読んでいただくと分かるように、特にシクラメンには独特のポイントがたくさん!

そのため一般的な花々の育て方の常識でシクラメンを手入れしていると、「あっと言う間に枯れてしまった!」「球根が傷んで腐ってしまった!」何てことになってしまうのです。

最後にシクラメンは5度~15度と、温度管理が難しい花ではありますが、だからといってクーラーや暖房の風に当たるのはNG!

ポイントを押さえて良い場所を見つけ、長くシクラメンの花を楽しんじゃいましょう!

まとめ

シクラメンの花を長く楽しむポイント

・ラッピングはすぐはずす
・リビングより寒い玄関や廊下に置く
・水受けに水を入れて底面吸水
・上から水をあげる時は球根に水をかけない
・花がらはハサミを使わず、手でちぎる
・葉が茂ってきたら葉を外側へ引っ張る


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