大根の育て方に必要な5つの知識

大根の育て方に必要な5つの知識
すりおろしてお醤油をかけるだけで美味しいおろし大根、シンプルなのに食事時の名脇役ですよね。そんな優秀な大根の育て方、気になりませんか。大根おろし以外にも、味のよく染み込むおでん、白玉粉や片栗粉で練って焼くだけの大根もち、ほっとする優しい味になる大根のお味噌汁、やはり優秀です。

自分で育てた大根を使って、色々な料理を作ってみるのもワクワクします。大根にはたくさんの品種があり、家の庭先やベランダなど、環境に合わせて品種を選べば家庭菜園でも大根を育てることができます

地域によっては小学生の頃、授業の一環として学校の近くの畑で育てた経験がある人も。意外と育てやすいのです。そこで今回は大根の育て方に必要な5つの知識についてお伝えします。



 

大根の育て方に

必要な5つの知識

 

住環境に合う栽培方法を選択する


畑で大根を育てている風景は道すがらよく見かけると思いますが、プランターでも育てることができます。家の庭にある畑など広めの土壌で育てる場合は、畑の広さと栽培したい本数に見合った計画を立ててください。

種まきの際に株間を30cm間隔で取るため、株間が近すぎると根や大根同士がぶつかって、変形や生育の妨げとなります。沢山育てるほどのスペースが無いときやベランダが有る場合などは、プランターで栽培することも可能です

15Lから25L以上の土が入り、40cmから60cm以上の深さがある大型のプランターを用意します。また、プランターで育てる品種は25cm前後に成長する短形種の大根を選び、なるべく大きく深いプランターに種まきすることが下にまっすぐ伸びる大根の育て方のポイントです

 

種まきの時期と品種の相性


大根は栽培に適する期間が一年を通して多くありますが、主に春と秋に種を蒔く春蒔き、秋蒔きがメインとなります。特に17度から20度の冷涼な生育環境を好むため、大根の育て方にまだ慣れていない初心者の場合には、気温が下がり害虫の被害が少なくなる8月末から9月中旬の秋蒔きがおすすめです。

スーパーなどでよく見かける大根の上部が青緑がかったタイプが最も一般的で「青首総太り大根」という品種の「耐病総太り」が秋蒔きに適しています。スが入るのが遅く、35cmから38cmほどに成長する良質の大根です。

一方、2月から5月の春蒔きの場合は低温(12度から13度以下)によってトウ立ちし、生育が阻まれることもあるため、春蒔き用とされている品種を選びます。トウ立ちとは、花を咲かせる茎の部分が一定期間の低温にさらされると温度が上昇した際に花芽をつけ、茎がぐんと伸びてしまうことを指します。

 

地中で育つ大根は土づくりを丹念に


大根は石や荒めの堆肥がごろごろした地中で育てると、根が分かれたり、十分に伸びなかたりすることがあります。地中に真っ直ぐ根を伸ばす大根の育て方は、障害物の無い土壌づくりが大切です。種蒔きの2週間前には土壌づくりを始めます。種蒔きする場所を決めたらまずは荒い石などを取り除き、他の作物の根が残っていない状態がベストです

日本の土は多くが酸性とされており、植物が育ちにくいため苦土(くど)石灰を混ぜてアルカリ性に中和します。一平方メートルあたり80gから150gの苦土石灰、200gから2kgの肥料を蒔いて耕します。石灰や肥料の分量はすでにある土の酸性度によって異なるため、市販のph測定器を用いて丁度良い環境を整える方法がおすすめです

その後約1週間おいて、60cm幅の畝を作り、30cm間隔で株間を取りましょう。底の平たいビンや空き缶などを土に押し付け、深さ1cm程度の種を蒔く穴を作ります。これで土づくりは完璧に

 

畑に直接種蒔きして間引きを2回行う


大根の育て方で忘れてはいけないポイントが、鉢植えで発芽させてから畑に移す移植を嫌うことです。畑、プランター栽培共に直接種を蒔き、収穫まで同じ場所で育てます。種蒔きの穴1つにつき4粒から5粒の種を入れて軽く土をかぶせ、手で優しく土と種を密着させたら水をたっぷりと与えてください

腐葉土やもみがらなどをかけて覆っておくと、鳥に種を食べられる心配がなく、発芽した葉を虫から守ることができます。また、防虫ネットをかけておくのもおすすめです。発芽して葉が育ったら、間引きは2回。

1粒の種から出た大きな葉、本葉が2枚の頃に形の良いもの選び、3株(3粒分)を残します。子葉が畝と平行に開いているものを残すと、子葉と同じ向きに生えている側根が養分をしっかりと吸収して伸びやすくなります

間引きの際に引き抜いてしまうと残した株の根に影響が出ることがあるので、ハサミで株を切るようにしてください。本葉が5枚から6枚になった頃、2回目の間引きを行い1株にします

この時点ですでに細い大根が育っており、抜いたものは食べることができます。成長が良くないようなら畝に肥料を追加して耕し、土を寄せることで大根が曲がるのを防ぐことができます

 

美味しいうちに収穫をする


美味しい大根の育て方で最後に重要なのは、収穫のタイミングを逃さないことです。9月中旬までに種を蒔く秋蒔きの場合は、大体11月から1月あたりまでが収穫期となります。種蒔き後、60日から90日程度が目安です。

春蒔きの場合、徐々に気温が上昇していくにつれて大根の根も日ごとに肥大していきます。どちらも品種によって目安が異なるため、種のパッケージ等で栽培方法を良く確認してください。葉が立ち上がり、葉の先端が少しくたりと垂れてきたら収穫のサインです

試しに1,2本抜いて太さや長さ、大根の中の状態を確認してから収穫を行います。この時期を過ぎて収穫が遅れるとスが入ってあまり美味しくなくなってしまうので、大根の育て方は最後まで見守ってください

ちなみに大根が沢山育ち、豊作となったときは大根の葉をすべて切り落とすと成長が止まるため、収穫までの時間を置くことができます。土から顔を出している首の部分に土をかぶせて凍り大根になるのを防ぐと畑でしばらく貯蔵もできます。

 

いかがでしたでしょうか。野菜や花などの作物を育てることは手を出しづらいイメージもありますが、家庭菜園が普及してきた今ではそう難しいことではないですね。今日の食事の一品に自分で育てた大根があると、いつもより心が躍るかもしれません。

一カ所に種を5粒蒔いても立派に育つチャンスをもらえるのは1粒と、少々寂しい気もしますが間引きされた大根たちは縁の下の力持ち。お味噌汁の具にして労ってあげたいものです。

なるべく冷涼な時期に畑やプランターなどでの育てる場所を決めて、地中の障害物は取り除く。直接種を蒔いたら間引きと肥料の追加を行い、収穫の時期はタイミングを逃さないことが大根の育て方に大切なポイントです。是非、今回お伝えした大根の育て方に必要な5つの知識を参考にしてみてください。

まとめ

大根の育て方に必要な知識とは

・住環境に合う栽培方法を選択する
・種まきの時期と品種の相性
・地中で育つ大根は土づくりを丹念に
・畑に直接種蒔きして間引きを2回行う
・美味しいうちに収穫をする

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