日陰の花なら室内でも育てることができ、お部屋を鮮やかに彩ることができます。部屋の中を花で鮮やかに飾ることができたら、素敵ですよね。
しかし、基本的に植物は風通しが良く、日のよく当たる室外を好むため、多くの花は日光の当たらない室内で育てることができません。けれど、日陰の花ならば部屋の中でもガーデニングを楽しむことができるのです!
明るく清潔なイメージの日向に比べ、ジメジメとしたイメージのある日陰ですが、そんな日陰にも綺麗な花がたくさん咲きます。そんな日陰の花でお部屋を綺麗に彩れたら、気分良く日々を過ごせそうですよね。
そこで今回は、飾る場所別に分け、室内でも育てられる綺麗な花たちをお伝えします。ぜひ、日陰の花で室内を色鮮やかに彩ってみてください。
日陰の花で室内も華やか☆
飾る場所別、7つのおすすめ
胡蝶蘭でリビングを鮮やかに
贈り物として人気の胡蝶蘭は、実は日陰を好む花。そのため、室内でも楽しむことができます。
【 日陰の花:胡蝶蘭 】
★ 胡蝶蘭は寒さに弱く、冬の夜でも10度以下になると枯れてしまいます。そのため、暖房の効いて暖かいリビングで育てるのがおすすめ!
・ ただし、暖かいのが好きでも暖房の風が直接当たると痛んでしまうため、注意が必要です。
シクラメンは寒い冬の玄関でも楽しめる
シクラメンは室内に飾って楽しむことのできる、冬の代表的な日陰でも咲く花。11月から3月辺りまで花を楽しむことができます。
シクラメンの育成適温は5~10度と低く、冬場でもまず寒さで枯れる心配はありません。逆に暑さには弱く、暖房の風に当たると痛んでしまいます。冬場でも暖房が当たることはまずない、玄関などに飾るのがおすすめ!
【 日陰でも咲く花:シクラメン 】
★ 日陰でも咲く花ですが耐陰性はあまりないことは意識しなければなりません。
・ 日照不足だと次第に元気がなくなってしまうので、飾る際は日の当たる窓際などに置くと丁度良く育ってくれます。
セントポーリアは「明るい日陰の花」
セントポーリアは室内で1年中、栽培を楽しむことができます。そのため、室内で育てる花として人気です。
【 明るい日陰の花:セントポーリア 】
★ 直射日光が苦手で、カーテン越しなどに日の当たる明るい日陰を好みます。
・ 日の当たらない暗い場所でも、育成灯などを使えば育てることができるため、基本的にどこでも栽培を楽しむことが可能!
暗くて普通の花は育てにくい、書斎や寝室などでも育てることができちゃいます!
スペースを取るアジサイは窓際の広い場所で
梅雨に咲く花として有名なアジサイは、意外なことに室内でも育てることができます。
【 窓際の日陰で咲く花:アジサイ 】
★ 室内で育てる場合は、窓際などの直射日光の当たらない、明るい日陰で育てるのがおすすめです。
・ ただし、冬は寒さに当てないと花が咲かないことがあるので、葉が落ちたら部屋の外に出してあげてください。
また、アジサイは放って置くとかなり大きく育つため、室内で育てる場合は、とても場所を取ります。花が咲き終わった後はバッサリと剪定してしまうのもひとつの方法。
この剪定する時期が遅いと、来年花が咲かないことがありますので、剪定するならお早めに!花が落ちてすぐの8月中旬までには行うのが良いタイミングです。
クリスマスローズは湿気の少ない書斎に
清楚な雰囲気の白い花を咲かせるクリスマスローズは、ヨーロッパ原産の日陰の花。その名の通り12月から3月までの冬の間楽しむことができます。
【 冬の日陰の花:クリスマスローズ 】
★ 冬に葉を落とす落葉樹の根元などの環境を好むため、秋から冬にかけては薄い日陰を、春から夏にかけては日陰を好みます。
そのため、室内でも育てることが可能です。直射日光と湿気が苦手なため、書斎のような部屋で育てる日陰の花として、ピッタリです。
鈴蘭は毒があるため注意
鈴状の花が可愛らしい鈴蘭も日陰の花。3月から4月にかけて花を咲かせます。
【 日陰の花:鈴蘭 】
★ 日陰が好きと言っても完全な日陰は苦手で、1日の内数時間だけ日の当たるような場所を好みます。
・ 午前中だけ日の当たるような東側の窓際に置くことで、元気に育ててください!
ただし、鈴蘭には花粉にも毒があることも忘れずに育てなければなりません。鈴蘭を触った後は必ず手を洗えば、ひとまず安心です。花粉が食事に入ってもお腹を壊すことがあるので、食事をするような場所で育てるのは避けるのが得策です。
ニオイスミレの香りを寝室で楽しむ
寒さに強い花のため、あまり室内で育てる必要はありませんが、部屋の中でも栽培が可能な日陰を好む花がニオイスミレ。
【 日陰を好む花:ニオイスミレ 】
★ 大変匂いの強い花で、一輪だけでもスミレの良い匂いが部屋いっぱいに広がります。
ヨーロッパではこの香りを香料として利用しており、アロマとしても人気!寝室に一輪飾り、匂いを楽しむのも良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか、ここまで室内に飾れる日陰の花をお伝えしてきました。日陰の花でも多くの場合、薄い光の差し込む明るい日陰を好み、日光のまったく差し込まない完全な日陰では枯れてしまいます。
日陰の花々とは言え、場所に迷ったならとりあえずカーテンの裏などに配置すると安心して育てられます。また室内で育てる場合、風通しがあまりないことにも配慮してください。
と言うのも、葉に埃が溜まってしまうことがあるからです。この埃をそのままにしておくと葉が痛み、枯れる原因になってしまうことも…。室内で植物を育てる場合は、時々葉の埃を掃除すると元気に育つのです!
室内に花が一輪飾ってあるだけでも、部屋の雰囲気がガラリと変わります!興味のある方はぜひ、室内での栽培にチャレンジしてみてください。日陰の花で、部屋を鮮やかに飾ってみましょう!
まとめ
場所別、室内に飾る日陰の花おすすめ
・リビングには胡蝶蘭
・玄関にはシクラメンを配置
・セントポーリアはカーテンの裏で育てる
・アジサイは広い窓際で育てる
・書斎にはクリスマスローズが最適
・鈴蘭は食事をする場所以外に置く
・ニオイスミレを寝室で楽しむ