花言葉で友情を伝えるものは、案外多くの種類があることをご存知ですか?花を贈るといえば、プロポーズや記念日など恋人や夫婦、母の日や父の日などの家族や両親へ贈るイメージが強いものです。
けれども晴れ舞台や誕生日など、贈る機会は友人へも多いもの。せっかく友人に誕生日の花束を贈るなら、花言葉で友情のメッセージを添えてみませんか?花言葉は友情とひと口に言っても、様ざまな表情を雄弁に語ってくれます。
花言葉で友情が伝えられる花々でも、その花の種類や色や雰囲気などで、その時々の誕生日に、ピッタリマッチしたものを選んでみてください。贈る側も、いつの間にか楽しくなります。
花言葉で友情を表す繊細な言葉たち、友人の誕生日に贈るのに適した花にはどういうものがあるか、興味が沸いてきます。そこで今回は、案外複雑な友への気持ちを表現してくれる誕生日に贈りたい花々、花言葉で友情を伝える方法をお伝えします。
花言葉で友情を伝える☆
大切な友人の誕生日に贈る花
フリージアの花言葉は友情そのもの
いかにも可憐な姿のフリージア。基本的に誰からも好かれるタイプの花として有名です。その優美で均整の取れた姿は、何気なく花瓶に飾っただけでも雰囲気が出ます。
【 フリージアの花言葉で友情を伝える 】
☆ 花言葉で友情「親愛の情」が一般的
・「あどけなさ」
・「純潔」
花言葉でも友情そのものを表すもの以外には、いかにもその可憐な佇まいにふさわしいものが並びます。あどけない雰囲気、純潔なイメージを持つ友人に、「私が持つ、あなたのイメージです。」とひと言添えても、喜ばれます。
このフリージアの名は、発見者の英名は、南アフリカでフリージアを発見したデンマークの植物学者エクロンの友人の名前フレーゼ(freeze)に由来しています。
☆ エクロンはこの友人のドイツ人医師・フレーゼに敬意を表し、その名をこの花に付けたと言われています。
花言葉で友情を伝えるだけでなく、このようなエピソードを添えても相手に敬意の気持ちが伝わるかもしれません。友との関わりが強いフリージアの花。メッセージを添えた、友人への誕生日の贈り物としてはピッタリです。
ライラックは卒業式にもおすすめ
ライラックは日本では馴染みが薄い名前と言う方々もいますが、欧米ではとても好まれ、ヨーロッパでは盛んに植えられている花です。
【 ライラックの花言葉で友情を伝える 】
☆ 花言葉は「友情」とそのもの。
・「思い出」
・「謙虚」があります。
何やら、学生時代の友達との友情などの、青春の思い出を思わせるような花言葉。卒業式や別れの場面で贈るのにピッタリ。また、ライラックは香りもよく、香水に使われたり、リラックス効果もあります。卒業し、故郷を離れる友人の誕生日に贈っても、新生活へのエールになります。
☆ 特に白いライラックの花言葉は友情の他に、「青春のよろこび」や「無邪気」というものがあります。
遠く離れてしまった友人へ、百日草
春先に種を植えると、夏の初めから秋の終り頃まで長く咲き続け、人々の目を楽しませてくれる百日草。その長い咲き姿からこの名前が付けられました。
【 花言葉で友情を伝える、百日草 】
☆ 百日草の花言葉で友情を伝えるものは、「不在の友を思う」
・ 「幸福」
花言葉の友情を表す表現で、普段から親しい友人への思いを表わすのもいいですが、特に今は会えなくなってしまった友人へ贈りたい言葉です。
進学や結婚や仕事などの事情で、今は遠く離れてしまい、なかなか会えなくなってしまった友人に、ぜひ遠く離れてしまっても、いつまでも友情は変わらないとこの花で伝えてあげてください。
また、「幸福」の花言葉は、ブライダルでも使われる花言葉。友人の幸せを願う時、「幸福」の花言葉を添えて、誕生日にエールを贈る方法もあります。
☆ 「絆」という花言葉が友情を表わしています。
ローダンセで永遠の友情を誓う
「姫貝細工(ひめかいざいく)」と言う別名を持つローダンセは、可憐なピンク色の花を持つ、キク科の花です。春の花にピッタリの鮮やかな色をしています。ドライフラワーの花材として人気があるため、ドライフラワーのリースなどにして贈ってもお洒落です。
【 ローダンセの花言葉で友情を伝える 】
☆ ローダンセの花言葉で友情が伝わるものは、「終わりのない友情」
・「情にあつい」などもあります。
やはりローダンセの花言葉に限らず花言葉に友情の意味合いを持つ花々には、この「情にあつい」のように、やはりどこか人と人との絆を連想させるものがあります。
この「情にあつい」「終りのない友情」の花言葉は、ローダンセの花が乾燥しても、ほとんど色が変わらないことから来ています。(これが、ドライフラワーで人気の秘密でもあります。)
この花のように「私達の友情もいつまでも変わらないまま」だというメッセージを、誕生日にこの花の花言葉で伝えてみてはいかがでしょうか。
忘れな草は誠実な友情が伝わる花
忘れな草は日本でも多くの歌の歌詞にも用いられる、有名な花。その花の名前に、何よりもインパクトがあるのではないでしょうか。その花姿は、少し切ないこの名前にもマッチした、小さな可憐でな青い花を咲かせています。
【 忘れな草で、誠実な友情を伝える 】
☆ 忘れな草の花言葉で友情が伝わるものは、「真実の友情」
・「真実の愛」
・「私を忘れないで」は有名な花言葉です。
この忘れな草というと、有名な中世ドイツの騎士と恋人の悲恋伝説が知られており、その影響からか花言葉は友情というより、切ない愛を表す印象が強くなっています。
しかし忘れな草の青い色は誠実さの象徴とされ、フランスではこのわすれな草は友情の証として浸透しています。存在自体が花言葉以上に友情の象徴の花でもあるのです。「この友情が永遠であるように」願って誕生日に贈るのにピッタリです。
エキゾチックなアルストロメリア
この花は可憐な中にも、その南国風の色や斑点などから、エキゾチックなイメージも、感じさせます。
【 アルストロメリアの花言葉で友情を伝える 】
☆ アルスストロメリアは、オレンジ色の花言葉「友情」があります。
友情そのものを表わす花言葉の他にも、幸せを意味する、ポジティブな花言葉がいっぱいです。
【 色別の花言葉、友情以外のもの 】
・ 赤 …「幸せ」
・ ピンク …「気配り」
・ 黄色 …「持続」
確かにこれらの花言葉は友情以外の意味合いがありますが、この言葉で細やかな友人への想いを伝える人々も多くいます。
たとえば赤の花言葉の友情の表現として、「大切な友人の幸せを願う」というメッセージを誕生日に贈ることができます。ピンクの花言葉は、普段から気配りを欠かさない優しい友人に。
そして黄色の花言葉は、日頃から頑張っている友人への誕生日のエールにもなりますし、そのまま「自分達のずっと続いていく友情」を示すこともできます。また、色違いのアルストロメリアをまとめて、一つの花束にして誕生日に贈る方法も一案です。友人に届けたいメッセージ全てが、伝えられます。
また、このアルストロメリアの花自体にも、友情にまつわる豆知識があります。
☆ 発見者リンネは、親友のアルステーマの名からこの花の名前を付けています。
やはりフリージアの花と同じく花言葉だけでなく、友情と深い関わりを持つ花でもあります。このように花言葉で友情を表わす、友の存在を示す誕生日の贈りものとして、ピッタリです。
ガーデニングでは人気のゼラニウム
ゼラニウムと言えばガーデニングで人気の品種として、有名です。育てやすい上に花だけではなく、その香りはアロマとしても活躍し、ストレスを軽減し生理を整える作用もあるとされています。
【 ゼラニウムの花言葉で友情を伝える 】
☆ ゼラニウムの花言葉で友情を表すものは、「真の友情」
・ 「尊敬」
・ 「信頼」
持に「尊敬」や「信頼」は、直接友情を表してはいませんが、友人へ自分が抱く気持ちを伝えるのにおすすめの花言葉です。尊敬する心も2人の信頼も、友人関係にとっては必要不可欠な要素です。
このゼラニウムの花言葉に友情を伝えるメッセージを添えて誕生日に贈るだけで、自分の友へ抱く誠実な気持ちを、代わりに伝えてくれます。
友人へ贈る時に花言葉も添えたい、花言葉に友情の意味合いを持つ花々はいかがでしたでしょうか。友人へ花を贈るシーンでは、相手が晴れ舞台に立った時やお祝いの時を連想します。
けれども今回お伝えした花言葉で友情を伝えるシーンでは、時に相手がくじけた時、辛い時にこそ贈りたいものも多かったのではないでしょうか。気のおけない友人関係だからこそ、「お互いに気遣いがないように。」と、なかなか大きなギフトは贈りにくかったりもします。
そんな時に、1輪や数本の気軽な花贈りで、「あなたを応援している。」「私はあなたの味方。」そんなエールを込めた、誕生日の花束のギフトはいかがでしょうか。
正直な気持ちを伝えるのが恥ずかしい間柄であれば、メッセージカードに「ゼラニウムの花言葉は真の友情です。」などと、花言葉だけをひと言添えるのも素敵な演出です。ぜひ、今回お伝えした花言葉で友情を深めてください。
まとめ
友人の誕生日に贈って気持ちを伝えたい。友情が伝わる花々
・フリージアの「親愛の情」。名前の由来にも友情秘話が
・ライラックは友人との楽しい青春時代を、思い出させてくれる
・離れ離れになってしまった友人へ贈りたい花の百日草
・ローダンセで、永遠に終わらない友情を伝えよう
・忘れな草は欧米では友情のシンボル。花言葉は「真実の友情」
・アルストロメリアのオレンジの花言葉は「友情」
・ゼラニウムの花言葉は「真の友情」、信頼や尊敬と他の要素も