ガーデニングを始めたいけれど、どんな花を植えようか、初めてだと花の種類が多すぎて迷ってしまいますよね。購入してから育てるのが難しく、花を咲かせられないと「自分はガーデニングに向いてないのかな」とか、考えちゃうもの…。
せっかくガーデニングを楽しむのだから、毎年のように楽しませてくれる花々を植えていきたい!育てやすい多年草をメインに、超簡単~中級程度に手のかかるものが分かれば、上級ガーデナーになるまでのステップも、楽しく踏みやすいはず。
豪華な花を楽しめるものから、グランドカバーとして使いたい草花。周りの花を引き立ててくれる引き立て役の草花まで、さまざまな花々がマスターできれば、続けられそうですよね。
そこで今回は、ガーデニング初めてさんへおすすめしたい草花を7つ、皆さんにお伝えします。まず初めは興味がある育てやすい花から、少しずつレパートリーを増やしてみてください。
ガーデニングに挑戦!
初めてさんにおすすめの7つの花々
丈夫で半日陰でも育つ、アジュガ
1日に1時間の日照でも育つことで、ガーデニングの日陰担当として重宝するのが、アジュガ。多年草で耐寒性(0℃くらい )もあるので、日本の気候風土にとてもなじむ育てやすい花のひとつです。
葉の印象が全体的に暗めなので、鮮やかな葉色の植物や花を引き立たせるうえ、グランドカバーとしても活躍できる!ガーデニングには必ず欲しいおすすめの花。
【 ガーデニングに挑戦!アジュガ 】
★ 乾燥に弱いので、特に夏の日照り続きのときには、朝の早い時間に水やりを行うことで元気に夏を越してくれるはず。
・ アジュガの葉は茂って蒸れやすくなるので、多湿の際には根元の葉っぱを間引いてあげることも大切です。
寒冷地域でのガーデニングなら、霜に当たらないような工夫が必要。耐陰性を生かして軒下などに植えてあげるのも一案です。開花時期は4月~6月。暑さには少し弱いので、その点からも日陰での生育向けの草花なのです。
ニュージーランドの国花、ギョリュウバイ
多くの国土が海に面している為、比較的温暖な気候を持つニュージーランド。その国花として知られる「ギョリュウバイ」は、日当たりを好む性質を持っています。
【 ガーデニングに挑戦!ギョリュウバイ 】
★ 耐寒性にも優れ-5℃程度までなら耐えられるのも魅力!
・ その一方で、乾燥と過湿を嫌うところがあるので、地植え以外での生育の場合、水やりにはある程度注意が必要になります。
地植えの場合には、いったん定植し最初にたっぷりと水を与えておけば、後は自然に任せるだけで過ごすことができる、比較的丈夫な部類の植物です。
つる性植物の女王、クレマチス
ガーデニングで、とても人気の高い花のひとつがクレマチス。つる性の植物なので生け垣や塀壁を色鮮やかに飾り、和、洋どちらのテイストにも合わせやすい!寄せ植えなどでも活躍できるところも魅力のひとつです。
【 ガーデニングに挑戦!クレマチス 】
★ 耐寒性に強く、丈夫な上に開花の時期が長いので、ガーデニング初心者には是非持っておいてもらいたい花。
・ ガーデニングで人気なだけあり、品種改良を多く行われていることから、品種によって大きい花、小さい花など種類を選べる他、色のバリエーションも豊富です。
自分の好みに合わせて色や大きさを選べることも、ガーデニングでは大きな魅力。開花時期は4月中旬~10月まで咲くクレマチスもあり、冬は地上部の蔓が枯れますが、翌年には新しい芽をだし蔓を伸ばして、何度も私たちを楽しませてくれます。
エレガントに咲く、シャクヤク
ガーデニングの中で、華やぎを与えてくれる存在として欠かせないのが、シャクヤク。「立てばシャクヤク、座れば牡丹、歩く姿が百合の花」と言って美人を例える時に使われる花のひとつでもあります。
【 ガーデニングに挑戦!シャクヤク 】
★ 半日陰か西日を避けるような場所を選び、水はけのよい土に植えるのがコツ。
・ 太い根が張り葉も大きく茂るので、植える前に育成スーペースの確保が大切ですが、ガーデニング初心者の場合には、一番目の花として植えれば、スーペース確保が簡単!
ただし、綺麗な花には虫が付きやすいのでその点にも注意が必要。開花時期は5月~6月で、草丈は60㎝から120㎝程へ成長します。
可愛らしく涼やかに『スズラン』
ガーデニング初心者に超がつくほどおすすめの花と言えば、スズラン!
【 ガーデニングに挑戦!スズラン 】
★ 「君影草」という別名もあるように、半日くらい日陰になるような場所でも気にせずに育ってくれます。
・ 高温多湿を嫌いますので、西日が当たる方角からの強い日差しには気を付け、風通しの良い場所が最適。
耐寒性に優れているので北海道でも広く分布し、毎年花を咲かせています。秋になると自然に枯れるので、それまでに葉を傷めないよう、鉢植えで育てる場合は水切れに気を付けることがポイント。地植えなら、最初に植える場所に気を付ければOKです。
ガーデニングには欠かせない『ミヤコワスレ』
ガーデニングでは、ミヤコワスレも初心者には育てやすいはず。昔から和歌などにもよく登場し、野菊の美しさをあらゆるものに例えられている花。素朴でありながらの自然美は、見る人の心を和ませてくれる魅力があります。
【 ガーデニングに挑戦!ミヤコワスレ 】
★ 西日を避けた場所や、木漏れ日の当たる明るい日陰などでの生育がおすすめ!
・ 多少の寒さならば耐えますが、霜や凍結で葉が傷むと生育に悪影響が…。寒冷地では霜よけは必須!乾燥に弱いので、冬の間も水を与えることが大切です。
開花時期は4月~6月中旬。暑さに弱い性質なので、鉢植えの場合は夏場は涼しい場所への移動が大切です。
釣り鐘の花がアクセントになる『カンパニュラ』
ガーデニングの際に、可愛いアクセントとして活躍してくれるのがカンパニュラ。日当たりを好み、日に当たらないと花付きが悪くなります。
【 ガーデニングに挑戦!カンパニュラ 】
★ 鉢植えの場合、春と秋には日当たりで管理し、夏は風通しの良い日陰での管理が最適。
・ カンパニュラは、冬の寒さ(5℃以下)に当てることで、花芽を付ける性質を持っています。冬季にはすぐに室内へ取り込まず、気温が下がるのを待つのがコツ!
開花時期は4月~6月、夏をうまく超すことができれば10月にまた花を楽しめます。
いかがでしたでしょうか、ガーデニング初めてさんにおすすめしたい花々は、どれも個性を持っていて役割などもあります。
ガーデニングを始める前に、自分がどんな庭を造っていきたいのかも考えて選ぶと、好みのスタイルが楽しめるはず!例えば、「和テイストにまとめたい!」「洋の色合いを強く出したい!」などなど…。
希望を紙に書いてまとめてみるのもいいかもしれません。イメージ図を描くのも一案です。欲しい色の花や、丈の丁度良い品種を探したり、ガーデニングの楽しさはまだまだたくさん!
肥料や水やり、気温の差で花付きが左右されるということなど、子供を育てるような感覚で楽しみながら育てることができれば、あなただけの素敵な庭ができあがる日も近いということ。本記事を参考に最初の一歩を踏み出してみてください!
まとめ
ガーデニングで育てやすい草花
・ガーデニングの日陰担当、アジュガ
・耐寒性にも優れた、ギョリュウバイ
・丈夫な上に開花の時期が長い、クレマチス
・華やぎを与えてくれるシャクヤク
・半日陰でも育つ、スズラン
・明るい日陰でも育つ、素朴なミヤコワスレ
・可愛いアクセントで活躍!カンパニュラ