ハーブ苗を買った際に注意するべき7つのこと

ハーブ苗を買った際に注意するべき7つのこと
ハーブは人の生活に役立つ草の総称です。料理に利用したり、アロマに使用したりすることで生活に潤いをあたえてくれます。そんなハーブをもっと手軽に楽しみたい、とハーブを育てる人も少なくはありません。

しかし「せっかく種をまいたのに芽が出てこない」それではせっかくの育てる楽しみが失せてしまいます。そんな人は成長した苗を購入することで簡単に始められるかと思います。
せっかく買ったハーブを大切に育てたいですよね。そこで今日はハーブ苗を買った際に注意するべきことをお伝えします。

ハーブの葉や茎など生育具合を見る。

まずはハーブの生育具合を見てみましょう。生育具合が良くないとうまく植え替えができません。生育具合は以下の要点に注意してみましょう。

・葉や茎の色つやはよいか。変色や縮れていないか。

・茎が太く節間が詰まっているか。間伸びをしていないか。

・葉のつきが充実し、新葉やつぼみがしっかりついているか。

・鉢の底から白い根が見えていないか。黒い根は不良品です。

また、少しつまんでみて香りを確認するのも一つの方法です。

 

苗はすぐに鉢に植え付ける。

苗を購入した後、ついつい購入したままにしてしまいがちです。しかし、ビニールポットのままだと水はけが悪いことが有ります。ハーブの発育を妨げてしまいがちです。
鉢は保温性や通気性、排水性などの面から素焼きの鉢が一番適しています。プラスチックの鉢や瀬戸物の鉢でも用土を工夫することで使用しても大丈夫です。

定植する際にはあらかじめ用土に水をたっぷりかけておくといいです。大きさは株に合ったもの、ポットよりも1~2サイズ大きいものを選びます。鉢より株が小さいと毛細根の発育が悪くなります。

 

苗に合った土づくり、土の量を適量にする。

先ほどの項目に重なりますが、苗に合った土の量にしないと苗の発育が悪くなってしまいます。そして用土は水はけがよく、適度な湿度を保てるものが良いです。

また、ハーブには和風ハーブと洋風ハーブが有り、洋風ハーブは酸性に弱い傾向が有ります。日本の土は弱酸性のものが多いので、石灰などアルカリ性のものを少量混ぜてあげるとよいでしょう。最近はハーブ専用の用土も市販されているのでそれを利用するのもいいと思います。

 

病気や害虫はいないか確認し、予防をする。

病気や害虫は早期発見や予防が必要です。だから、購入してすぐに予防するのが一番安全です。少しの害虫や病気ならば、早めに駆除や葉を少し摘むことで苗を守ることはできます。放っておくとすぐに広がり他の苗にも広がりかねません。

また予防としてアブラムシなどは光るものが苦手なのでアルミや銀シールを使用してみたり、ナメクジなどが発生しないように高い位置に置くなど蒸れないように心がけましょう。

病気などには薬を使用しても良いのですが、口に入れる者には使用したくない人もいますよね。ハーブの中には一緒に植えたり散布することで害虫予防、病気予防になるものもあります。無農薬がいい人は試してみてもいいかもしれません。日当たりを1日5~6時間以上で風通しが良い場所に置くだけでも病気や害虫予防になります。

 

ハーブの性質に合わせて植える場所を決める。

ひとくくりにハーブと言ってもその性質は様々です。基本的には日当たりが良い場所が好まれますが、中には半日陰に置いた方が葉が柔らかくなりおいしくなるものもあります。ラベンダーやローズマリー、タイム、セージなどは日なたを好みますが、ミント、レモンバーム、チャイブなどは日陰でも十分に育ちます。

またハーブは暑さに弱いもの寒さに弱いものに分けることもできます。センテッドやゼラニウム、レモングラスなどは寒さに弱いので庭植えにはお勧めしません。庭植えをしたい人は、秋には鉢上げをして室内に入れてあげて下さいね。

 

ハーブ同士の相性を確認する。

ハーブには育つ環境やその性質が極端にちがうものもあります。誤って一緒に植えてしまうとどちらかが枯れてしまうことが有ります。たとえば、バジルなどは多湿を好むので土が乾く前に水を上げなくてはなりませんが、タイムなどは乾燥を好むので表面の土が乾いてから水やりをします。ラベンダーやローズマリーは雨が当たらず湿気が少ない場所が好まれます。

さらに繁殖力が旺盛なものは寄せ植えには向きません。庭植えする際も他の苗の成長を妨げないようにしなければなりません。他にもミントなど品質が違うものを近くに植えてしまうと互いに混ざりあい交配をして、個々の香りを失ってしまうものもあります。注意をしましょう。

一緒に植えることで個々の匂いが良くなったり、病気を防ぐものもあります。個々の性質を考えて楽しんでください。

 

名札を付けておく。

購入し、ポットから植え替えをした際にきちんと名札を付けておきましょう。そんなこと?と思うかもしれませんが、実は苗を色々買ったら名前がわからなくなってしまったということはあるものです。それでは悲しいですよね。名札を付けておくことでそのハーブを調べるときに便利になります。例えば、病気や害虫から守る為、株を増やす方法がしりたいなど名前が分かれば専門的に調べることもできます。また、利用方法を調べれば、使う楽しみを増やす役に立ちますよ。

 

以上、苗を買ったときに注意することでハーブを長く楽しんでいただけたら嬉しいです。ハーブの特徴や性質を調べるのが難しい時は、購入した店の店員さんに相談するのもいいでしょう。育てる楽しさをぜひ味わってみてください。

まとめ

ハーブ苗を買った際に注意するのは

・ハーブの葉や茎など生育具合を見る
・苗はすぐに鉢に植え付ける
・苗に合った土づくり、土の量を適量にする
・病気や害虫がいないか確認し、予防をする
・ハーブの性質に合わせて植える場所を決める
・ハーブ同士の相性を確認する
・名札を付けておく


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