グレープシードオイルの効能☆逆効果にならない7つの知識

グレープシードオイルの効能☆逆効果にならない7つの知識
グレープシードオイルの効能は、身体によいものがたくさん!大変扱いやすいうえに、比較的安価で手に入るため、「注目が集まっているのも当然」と言えますよね。

他にもココナッツオイルホホバオイルなど、健康や美容によい効果をもたらす植物性オイルは、いつも注目を集めています。中でも最近注目を集め始めたのが「グレープシードオイル」

このグレープシードオイルは、その名のとおりブドウの種から採取されるオイルのこと。オイルを採るためにブドウを栽培するのではなく、ワインを製造した後に残る種から採るので、比較的安価で入手することができるのです!

しかし、何事も「やりすぎ」は逆効果。それはこのグレープシードオイルの扱いにも言えることで、逆効果にならないような扱い方をするには「グレープシードオイルの効能や性質」を知るのが最も良い方法です。

そこで今回は、グレープシードオイルの効能を、逆効果にならないように有益に用いる「7つの知識」を解説します。

 

グレープシードオイルの効能☆
逆効果にならない7つの知識

 

のびが良くさっぱりとした質感

アロマテラピーでは、エッセンシャルオイル(精油)を、肌へのトリートメントなどに使いたい時に、それを身体に安全な濃度まで希釈します。この希釈するためのオイルを「キャリアオイル」と呼びます。

グレープシードオイルと言えば、エッセンシャルオイルの有効成分を肌に行きわたらせるための「キャリアオイル」としての使用法が昔から有名です。

【 昔から用いられた使用法 】

★ アロマテラピーのキャリアオイルとして

・ グレープシードオイルの効能そのものにも、肌をやわらかく保つ効果保湿効果があるため、単独で使用しても良い効果が期待できます。

その質感は「粘性が低いために脂っぽい感触がなく、のびが良くさっぱりとしている」ことが最大の特徴です。そのため背中やおなかなどの広範囲のトリートメントにも向いています。

★ ただし、そのさっぱり感のせいで、つい使い過ぎてしまうことがあります。

・ 肌への浸透性は普通なので、適量でもきちんと効能が行きわたります。

使い過ぎても害になることはありませんが、どんどんオイルが減ってしまうことにもつながるので、適量を守ってください。

 

グレープシードオイルの効能を楽しむ前に

前の項目でも少し触れましたが、肌へのグレープシードオイルの効能には、以下のようなものがあります。

【 肌へのグレープシードオイルの効能 】

・エモリエント効果→皮膚に潤いと柔軟性・栄養分を保たせる効果

・収れん効果→皮膚を引き締める効果

保湿効果

クレンジング効果

他にも低刺激なので肌にやさしく、敏感肌や乾燥肌、脂性肌に向いていると言われています。

【 グレープシードオイルの効能、アンチエイジング! 】

★ また、ビタミンEがグレープシードオイル100g中30~70mgと比較的多く含まれているため、肌細胞を保護して老化を防ぐ「アンチエイジング効果」も期待できます。

しかしどんなに扱いやすいと言われていても、グレープシードオイルが肌に合わないという方もいます。そのため、初めてグレープシードオイルを肌に使用するなら、パッチテストがおススメです。

【 パッチテストを行う 】

① 身体の目立たない場所に少量を塗ります

② 24時間置いて様子を見てください!

このようなパッチテストで何事もなければ、もちろん安心です。パッチテストでかゆみが出たり、赤い腫れが認められたら、いくらグレープシードオイルに効能があると言えども、使うことは「逆効果」となりますので、使用を見送ることが賢明かもしれません。

 

オイルがついた布類への注意点

グレープシードオイルは、ほぼ無臭のオイルです。もしもグレープシードオイルがタオルやリネンなどに付着したら、よく見ればオイルが薄い黄色~グリーンを帯びているのでシミとして気づくことができます。

【 オイルが衣服に付いた場合 】

★ しかし付着に気づかなかった場合は、オイルがすぐに酸化して油っぽい「酸化臭」を放つことになってしまいます。

・ そうなったら洗濯してもにおいが取れにくくなるので、トリートメントなどの際にタオルやリネン類を使ったら、すぐに洗濯しちゃってください!

 

食用のグレープシードオイルの注意点

グレープシードオイルは、料理やお菓子などにも向いています。

【 食用のグレープシードオイルの効能 】

★ オイルの60~70%を占めるリノール酸には血中コレステロールを低下させる働きがあり、生活習慣病の予防に役立ちます。

・ またオイル中のビタミンEには、細胞の抗酸化を促したり活性酸素を除去する効果があるため、アンチエイジング効果がんの抑制にも役立つと言われています。

口当たりもクセがなく、油っぽい感じがしないため、様々な料理に取り入れやすいと言えるでしょう。

【 食用オイルの注意点 】

★ しかし、食用のグレープシードオイルは、肌に使用する美容用のオイルとは違います

・ 肌に用いられるオイルは扱いやすいように精製され、穏やかに作用するように調整されています。したがって食用のオイルを使ってしまうと思わぬ肌トラブルを起こすことがあります。

サイトによっては「食用にも美容用にもどんどん使ってOK」との情報を扱っているところもありますが、ここでは「食用は食用、美容用は美容用」として分けて使うことをおすすめします。

 

身体に良いと言われても…

前の項目のように、グレープシードオイルの効能は食用としても優れています。しかし、身体に良いと言われていても、摂り過ぎはまさに逆効果となってしまうのです。

【 摂り過ぎは逆効果! 】

★ グレープシードオイルに多く含まれているリノール酸は、過剰に摂りすぎると悪玉コレステロールだけではなく、善玉コレステロールも低下させてしまいます。

・ すると、生活習慣病にストップをかけるつもりが、かえって症状を進めてしまう恐れが出てくるのです。

それに加えてリノール酸は酸化されやすく、体内で過酸化脂質を生じさせてしまう恐れもあり、これが老化の促進がんの原因になることもあります。

そしてもうひとつ、リノール酸から合成されるアラキドン酸は、アレルギー症状を促進させる働きがあります。

★ つまり過剰にリノール酸を摂ると、アトピー性皮膚炎花粉症の症状を悪化させる恐れがあるのです。

グレープシードオイルの効能を健康のために取り入れたい場合は、くれぐれも摂り過ぎに注意してください!

 

食用なら「低温圧搾法」のもの!

「グレープシードオイルはワインの副産物のようなものなので、比較的安値で手に入る」ことは冒頭で述べましたが、実は種からの採油率は20%です。

したがって、市場に出回っている食用のグレープシードオイルは有機溶剤で化学的に採油されたものが多くなっていますが、この方法では栄養素の損失が多くなってしまいます。

【 食用グレープシードオイルの選び方 】

★ 「低温圧搾法(コールドプレス)」「非加熱」と表示されているオイルならその心配がありませんので、食用のオイルはよくラベルを確認してから、選んでください。

それがグレープシードの効能を身体に、効率よく働かせることに繋がります。

 

グレープシードオイルの保管の注意

グレープシードオイルに含まれるリノール酸は、酸化しやすい性質がありますが、ビタミンEはその逆酸化を抑える性質があります。

したがって他のリノール酸が多いオイル(ベニバナオイルやヒマワリオイルなど)と比べると酸化はしにくいものの、開封してから2~3か月以内に使った方が無難です。

【 グレープシードオイルの保管方法 】

★ 食用・美容用のオイルは両方とも開封後の保管場所は冷蔵庫とし、早めに使い切ってしまいます!

・ いくらコストパフォーマンスが良くても、酸化臭がするようになったらさすがに使えなくなりますので、注意して確認してください。

 

グレープシードオイルの効能と性質、そして有益に用いるための7つの知識はいかがでしたでしょうか。オイル以外にも、最近は様々なものが美容や健康に良いとされ、一度ブームが起きると、なかなか入手できなくなったりしますね。

そしてブームが下火になると今度は在庫過多、というのも繰り返されてきたことです。

しかし、それらのものには確かに有益な効能がある場合が多く、むしろ情報が盛り上がりすぎたために使いこなせず「そんなに良いとは思えないな」という結果に陥っているケースが多いのも事実です。

グレープシードオイルの効能には確かなものがあるだけに、長く美容や健康に役立てるような使い方ができるよう、良く考えて使うことが大切と言えるのです。ぜひ、グレープシードオイルを日々の暮らしに定着させて、長くその効能を享受しましょう!

 

まとめ

逆効果にならないグレープシードオイルの知識

・「のびが良くさっぱりとした質感」なので「使い過ぎに注意」
・念のためパッチテストを行うこと
・「ほぼ無臭」だが、オイルがついた布類はすぐに洗濯すること
・食用のグレープシードオイルを肌に使用しないこと
・身体に良いと言われていても「摂り過ぎは逆効果」
・食用のグレープシードオイルは「低温圧搾法」のものを選ぶこと
・比較的酸化しにくいオイルでも、保管に気をつけて早期に使い切ること


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