緑のカーテンで夏を涼しく☆おススメの植物と育て方

緑のカーテンで夏を涼しく☆おススメの植物と育て方

近年、温暖化のために暑さが厳しくなる夏、緑のカーテンで部屋を涼しくしてみませんか?見た目にも緑の葉が窓を覆って涼やかです。ガーデニングも楽しめて、マンションのベランダでも手軽に挑戦できます。

緑のカーテンは、自然の力を利用した冷涼法。地球にもやさしいエコの活動としても注目が集まっています。体にも地球にもやさしく、電気代もかからない。そんな良いことづくしの緑のカーテン、育ててみると案外楽しくて、しかも簡単です。

必要なものは種や土、肥料といった通常の園芸用品と、支柱やネット。プランターなども揃えますが、改まってあれもこれもと準備するほどではありません。どれも苗から育てるのが一般的です。

そこで今回は、おススメの植物と育て方についてご説明していきます。緑の葉だけではなく、食べて美味しい野菜や果物でもつくることができます。ぜひご家族と共にトライしてみてください。きっと涼しくておいしい夏が過ごせることでしょう。

 

緑のカーテンで夏を涼しく☆
おススメの植物と育て方

 

定番の朝顔でつくる緑のカーテン

グリーンを背景にピンクやブルー、白の花が際立つ朝顔の緑のカーテンを見かけた方は多いのではないでしょうか。

★ 朝顔の緑のカーテンは、定番スタイルです。

朝顔は小学生が夏休みの観察日記で扱うほどお手入れがしやすい植物です。古くから日本人に親しみ愛されつづけてきた朝顔。そんな朝顔をあなたの家の緑のカーテンにしてみませんか。

【朝顔の緑のカーテンの育て方】

★ 毎日、こつこつと水遣りをすることがポイントです。

店頭で売られている緑色のカーテン用の紐を使用してもよいですし、朝顔をよりおしゃれに見せたい方は白いロープや麻紐、黒い紐などを使用するとよいでしょう。

次々に咲いていく朝顔を見て、子どもの頃にかえるような気持ちになるととても楽しそうですね。

 

ゴーヤで楽しむ緑のカーテン

沖縄の植物として知られている、ゴーヤで緑のカーテンをつくることもできます。ゴーヤマンなどにもなっているキャラクターとしても愛され、ほろ苦いゴーヤチャンプルなどの料理でも親しまれている野菜です。

縦長のゴツゴツとした姿がしだいに大きくなっていく様子は、育てていてとても楽しいものです。

【ゴーヤの緑のカーテンの育て方】

★ 日当たりの良い場所で、欠かさずに水やりをすることがポイント。

いたって簡単です!生り年とそうでない年はありますが、生り年には30センチほどの大きなゴーヤが収穫できることもあります。

苦くて食べられないという方は、ゴーヤに顔を書いて飾って楽しんだりすることもできます。お風呂に入れると美容効果もありますので、アレルギーのない方はそうした楽しみ方も良いでしょう。

 

収穫を楽しむきゅうりのカーテン

ゴーヤに続いて縦長の夏野菜をご提案します。きゅうりも朝顔と肩を並べるくらい古くから親しまれていている野菜です。サラダには欠かせない食卓の顔とも言える食材でもあります。

また、ぬか漬けや塩もみにしても、美味しいバリエーションも豊富な人気の野菜。すっとした姿も愛らしく、見た目にも良いので、緑のカーテンにはぴったりの野菜です。

【きゅうりの緑のカーテンのポイント】

さて、こんな食卓の定番として愛されるきゅうりは、種別としてはウリ科に属します。ウリ科は連作障害を起こしやすい種ですので、植える際は1年ごとに場所を変えることを、おすすめします。

スペースを多くとれない場合は、翌年の栽培を諦めざるを得ませんが、その分植えた時の楽しみは増えますね。

 

インゲンのすてきな緑のカーテン

植物でアレンジするのなら、くるくると自在に伸びるツルでアレンジできると、おしゃれで素敵です。

★ ツルの先にのびる豆科のインゲンで、緑のカーテンをつくるのもおすすめです。

風に揺られるツルとインゲンが一味違った素敵な空間を窓辺に広げてくれます。重量としても軽いですので、上から吊るしても安心感があります。

【インゲンを育てる】

インゲンは春先につるが伸びていき、夏前から収穫を楽しむことができます。皮をむいて中から出てくる小さな豆をのぞいても楽しいですし、子どもと一緒に大きな豆の木の絵本を想像しながら育てるのも楽しいでしょう。

きゅうりやゴーヤのように大きくならなくても食べることができますので、あまり失敗がない点もおすすめです。

 

ぶどうのカーテンで絵本の一場面を

美しい房と、印象的な葉が流れるようなツルになるぶどうが、あなたの家になっていたら、素敵です。まるで絵本の一場面を思わせるような、そんな素敵な景色があらわれます。

育てるのが難しく思われますが、メスとオスの種さえ、初めにきちんとかけあわせることができれば、特に何もしなくても毎年実を収穫することができます。

★ 種のかけあわせはフラワーショップや専門の方にお願いしてみるのも一案です。

【ぶどうを育てる】

植える時期は秋または春にあります。5月になると新葉が出てつるが伸びていきます。実がなるのは2年目以降ですが、1度植えたら同じ場所で毎年楽しむことができます。

袋がけをして実の大きさを調整すると店頭で並んでいるような美しいぶどうになりますが、自宅で楽しむのであれば袋がけしなくても十分に味わうことができます。

小さな実が少しずつ大きくなっていく様子を、夢見心地で毎日眺めるのも素敵です。収穫したぶどうは、そのまま味わうのも良いですが、ジャムにしたりスイーツに用いたりして、楽しみを広げることもできます。

 

いかがでしたか。夏を涼しくする緑のカーテン。おススメの植物とその育て方をお伝えしました。朝顔のように花を楽しむこともできますし、ゴーヤやきゅうり、インゲンなどの野菜を収穫することもできます。また絵本の一コマのように、葡萄のカーテンをつくることもできます。

暑い時期が過ぎたら、秋と冬は次の夏を待ってプランターに違う花々を植えて楽しむと、一年を通して庭先が賑やかです。秋から春にかけて楽しむおすすめの植物は、花ならばプリムラ、パンジーなどがあります。

一方でゴーヤやきゅうりを育てていた家庭では、さやエンドウやスナックエンドウ。プランターで手軽な野菜を育てるならば小松菜やほうれん草が、ぴったりです。

最初に綱をかけるのは少し面倒ですが、一度綱をかけてしまえば毎年涼しさを味わえることも魅力のうちです。目にも楽しく、食べても楽しく、また地球にもやさしい。そんな緑のカーテンをあなたもご自宅につくってみましょう!涼しさとともに毎日の楽しみが増えていきます。

 

まとめ

夏を自然の力で涼しくする☆緑のカーテンの楽しみ方

・小学生でも作る朝顔の緑のカーテンを、家族で育てる
・大きな実で沖縄の味を収穫できる、ゴーヤ
・スペースが充分にある家に向いているきゅうり
・春先につるが伸び、夏前に収穫が始まるインゲンのカーテン
・ぶどうの緑のカーテンなら、植える時期は春


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