バジルの育て方からマスターして、ハーブ菜園を成功させてみませんか?バジルの育て方はガーデニング初心者に最もお勧めの、育てやすい植物の筆頭です。キッチン栽培も可能なので、手軽にハーブ生活を手に入れることができます。
このバジルの育て方から少しずつ、レモングラスなど様ざまなハーブ菜園を広げて行けば、健康に良いだけではなく、お財布にも優しく、料理にも大活躍!スパイスが豊富なワンランクアップの食卓が望めます。
もちろん、家庭菜園の中級者や上級者菜園の間でも人気のハーブ、「バジル」。今回は、手間も掛からず、意外と簡単に育つ、そしてサラダやソース等の料理にも活用できるバジルの育て方を説明します!
大量に育つバジルですから、何苗も購入する必要はありません。まずは3苗位の規模で始めて下さい。
バジルの育て方で最初の一歩☆
ハーブ菜園成功のコツ
バジルの育て方の第一歩、土の準備
バジルの育て方の始まりは、まず土作り。ホームセンターに行けばハーブ用の土も販売していますが、最初の一歩には少し多すぎるビッグサイズが多いのも事実…。ならば気軽に100円ショップで調達して、配合してしまいませんか?
【 100円ショップの場合:必要な物 】
① 赤玉土(6)
② 腐葉土(3)
③ バーミキュライト(1)
④ 苦土石灰(少々)
⑤ 元肥の肥料(少々)の5つと追肥1つ、計6品です。
さぁ、100円ショップでこれだけ準備ができたら、下記の要領でハーブ用の土になるように「配合」していきます。割合さえしっかり出来れば、初心者でも成功間違いありません!
【 バジルの育て方:100円ショップの材料で 】
★ 100円ショップの土の場合は …
1. ①~④の土を()内の分量でミックスします。
2. プランター底部分に少し(5分の1量)敷きます。
3. 敷いた上に⑤の肥料を撒きます。
4. ①~④の残りの土(5分の4)を上に乗せて下さい。
少し面倒かもしれませんが、自分で配合ができるようになると、気軽に様ざまなハーブを追加することが出来ます。ぜひ挑戦してください。
バジルの育て方ステップ2、苗植え
初心者のバジルの育て方なら、苗から育てると安心です。もちろん種から育てるのも楽しいものですが、「あまりにたくさん育っても使いこなせない!」と言う初心者の声も多く、苗植えを楽しむ人も増えました。
★ 苗植えは簡単!
・ 穴を空けたところに苗を植えつけて、上から土をかぶせればOKです。
もちろん土は上から固めて定着させます。
バジルの育て方、始めの手入れ「間引き」
バジルの育て方では、苗植えから育てる場合はほぼ必要ありませんが、種から育てる場合は間引きが必要です。念のためバジルの育て方での、間引きの方法を解説します。
【 バジルの育て方:間引き 】
★ 芽が出揃い、葉が触れ合う位に育ったら、間引きを行って下さい。
・ 何回かに分けて行うのがポイントです。太くしっかりした芽を選び、生命力の強いバジルを残していきます。
最終的に15~20cm間隔で1株になるまで間引きします。間引いた苗は、サラダなどに使って美味しく頂いて下さい。
バジルの育て方で大切な「芽摘み」
種植えでも苗植えでも必要となる、「芽摘み」に移ります。
【 バジルの育て方:芽摘み 】
★ バジルの丈が20cm位になったら、1回目の芽摘み(摘心・摘芯)をします。
・ 根元から数えて2枝ほど残し、それ以上の先端を手やハサミで切り取って下さい。
残ったバジル茎、先端近くから脇芽が伸び、2本の枝として育っていきます。この2本の枝が10cm程成長したら、更に摘芯を行い、葉を増やしていくのです。
芽摘みとともに手入れしたい、「摘芯」
またバジルの育て方では、間引きや芽摘みとともに、摘芯という作業も行います。これで、より逞しく丈夫なバジルに成長します。
【 バジルの育て方:摘芯 】
★ 葉が多いと感じたら下の方の葉を摘んで、通気を良くしてあげます。
・ 但し、葉が細かく密集している品種(ブッシュバジル)の場合は、摘芯をそれ程気にする必要はありません。
この摘芯は、幹を太く、葉を多くつけさせる為の大切な作業です。躊躇せずに行って下さい。切り取った枝は料理に使うか、増殖用として再利用して下さい。
挿し苗の作り方(バジル増やし方)
バジルの育て方で知りたいのが、「増やし方」。バジルは「挿し苗」と言う方法でさらに増やすことができます。摘芯した枝で増やす方法をお伝えします。
【 摘芯した枝からの、バジルの育て方 】
① 摘芯した枝を双葉だけ残るように、下の葉を取り除きます。
② コップや瓶に水を入れ、双葉のバジルを浸しておきます。
③ 1週間程経った所で根が生えている事に気づきます!
④ そのまま土に植え変えて下さい。
バジルを挿し苗にする場合は、日当たりの良い室内生育で大丈夫です。水は1~2日おきに変えて下さい。
バジルの育て方最終ステップ!収穫
では待ちに待ったバジルの育て方の最終ステップ!収穫に入ります。
【 バジルの育て方:収穫 】
★ 収穫時期は、6月中旬~10月中旬までです。
・ 収穫の際は、葉を摘むのではなく、枝ごとカットしていくのがポイントです。上の方から切り取り、下の方のバジル(下から3枝ほど)は残して下さい。
暖かい季節(7月中旬~9月初旬まで)なら、2週間程で再生します。くれぐれも収穫のし過ぎにはご注意下さい。
【 バジルの育て方:寒くなったら 】
★ 寒くなってきたら、茎ごとばっさり収穫してしまいます。
・ バジルは寒さに弱く、越冬は出来ないハーブですから、一年草と考え、思い切って刈り取って下さい。
いかがでしたでしょうか。バジルの育て方について、収穫にはちょっとしたポイントがあります。花がついたら花先を摘むのが、バジルの育て方での通常の栽培方法です。
そこで、来年も栽培したいと考えるのであれば、花芽を少し残しタネを実らせる、と言うこと。花先全体が茶色く変色してきたら、種収穫のタイミングなのです!次の季節に生かせます。
バジルの育て方では、「土台となる用土をきちんと作り」、「種撒き&苗植えは、気温20度になってから」、「発芽したら間引き、害虫対策を」「日当たりの良い場所に置き、毎日の水やり、2~3週間ごとの追肥は忘れずに」「摘芯をし、大きく立派なバジルを育てる」この5項目が覚えておくべきポイントです。
詳細に説明したので難しく感じた方もいらっしゃるでしょうが、この5つのポイントさえ守れば立派なバジルが栽培出来ます。バジルの育て方を覚えて、暮らしにバジルの彩りを加えて下さい!
まとめ
初心者でも育てやすいハーブ、バジルを育てるポイント
・バジルの土は、気軽に100円ショップで調達して配合!
・穴を空けたところに苗を植えつけ!上から土を固めてOK
・芽が出揃い、葉が触れ合う位に育ったら、間引いて料理に
・バジルの丈が20cm位になったら、1回目の芽摘みを
・葉が多いと感じたら下の方の葉を摘む摘芯で、通気良く
・摘芯した枝を、水を入れたコップや瓶に挿してバジルを増やす
・6月~10月の収穫では、葉を摘むのではなく、枝ごとカット