お庭作りをしてみたいけれど、何から始めると良いか分からないという方も多いはずです。そんな時に自宅にハーブ庭園を造ることができたら素敵ですよね。ハーブ庭園の良さはお庭でハーブの香りを楽しめこるとや、自分で育てたものが手軽に料理などに取り入れられることです。
緑色が鮮やかな印象のハーブですが実は花の色が可愛いらしいものも多く、お庭を明るく彩ってくれます。種類によって丈夫で冬にも強いもの、丈が伸びるものなどそれぞれに特徴がありますので、初心者の方はまずは育てやすいおすすめの種類から選ぶことが大切です。
それからいくつかのポイントを抑えることでスムーズにハーブ庭園をつくることができますので、ぜひ挑戦していただきたいです。そこで今回はハーブ庭園初心者も安心して始められる5つのコツについてお伝えします。
ハーブ庭園初心者も安心して
始められる5つのコツ
育てやすいハーブを知ろう
ハーブ庭園を造るにはまずハーブの事を知る必要があります。
比較的丈夫なハーブの種類
・ミント・・・ハーブの代表として有名で、とても丈夫で手間がいらず、どんどん増えていきます。緑色が鮮やかで、夏にはフワフワしたお花を見ることができます。
・バジル・・・秋には枯れてしまいますが、長く収穫のできるハーブです。料理でおなじみのバジルは収穫してもすぐに生えてきます。
・ローズマリー・・・1年を通して収穫できます。草丈が伸びるハーブ。年間を通して育てることができる冬場に強いハーブの種類
・スイートフェンネル・・・耐寒性があり、越冬できます。葉や茎を収穫して使用できる魚料理に合うハーブ。
・オレガノ・・・丈夫で耐寒性があります。ピンクや白のお花が咲きます。
・ロマンカモミール・・・耐寒性があります。丈夫で草丈がぐんぐん成長します。
また、一度冬の前に枯れてしまったとしても、植えなおさなくてもまた楽しめるハーブもあります。例えば春に可愛らしい花を咲かせるカモミールは秋に枯れてしまいます。しかし落ちた種からたくさんの芽を出すのでまた楽しむことができます。
ハーブの特徴から植える苗を選ぼう
・香りの良いハーブ
アップルミント、レモンバーム、ゼラニウム、ローズマリー、ラベンダー、セージ・料理に使えるハーブ
バジル、タイム、セイジ、オレガノ、ローズマリー・ハーブティーとして使えるハーブ
レモングラス、ミント、レモンバーム、ラベンダー、セージ、マロウ、ジャーマンカモミール・お花を楽しむハーブ
ラベンダー、セージ、タイム、ローズマリー、カモミール・横に広がりグランドカバーになるもの
タイム、ロマンカモミール・背があまり高くならないもの
タイム、チャイブ、オレガノ、ジャーマンカモミール・背が高くなるハーブ
ファンネル、ホリジ、マロウ
苗の選び方とハーブ庭園のデザインを考えよう
ハーブは種類によって性質がとても異なりますので、自分の思い描くハーブ庭園に近づくようにハーブを選びます。ハーブは種からも育てることができますが、時間がかかり初心者の方には難易度が高いので苗を購入して育てた方が良いです。
葉の色が濃く、色が鮮やかで株がしっかりとしていて見た目から元気そうなものを選びます。ハーブは生命力が強いものが多いので、植えた後に管理をさらに楽にするためにもなるべく元気の良い苗が良いです。
また、ハーブの苗を購入した時には気づきませんが、成長していくうちに丈が高くなるものがあります。知らずに手前の方に植えてしまうと、全体のバランスが悪くなり、後ろに植えたものが隠れてしまいます。
そのため、ハーブを購入する前にある程度特徴を知り全体の構図を計画するのがおすすめです。デザインを紙に書いて構想を練るのもガーデニングの一部です。また、おおよその必要な種類と量が把握しやすいので予算も立てやすいです。計画をしている段階で苗の売り場を見ておいたり、店員さんに入荷の予定を聞いておくとスムーズです。
ハーブ庭園を造るのに必要な道具と下準備
・クワもしくはシャベル
・移植ゴテ(スコップ)
・園芸用ハサミ
・ジョウロ
・バケツ
・軍手もしくはガーデニンググローブ
ハーブ庭園を造るにあたって、苗を購入するまでに終わらせておきたいのは植えるお庭の環境を整えることで、まずはお庭の雑草を抜きます。クワなどで耕しても良いですができれば根から抜いた方が良いです。
雑草を抜いたら土を耕し、石などが出てきたら取り除きます。それから植え付ける位置を決めておきます。最初は苗が小さくてもどんどん大きくなっていきますので、少し間隔を広めに取ります。
植え込みと管理
ハーブ庭園に使う土は、市販されているハーブの土を使うとハーブにとって必要な養分が含まれているのでしっかりと育ちます。ハーブは日を好むので、日当たりの良い場所を選んでください。
まず植え付ける位置に穴を掘り、苗をポットから出して穴に入れて植え付けます。その後土をかぶせますが、新芽が土に埋もれず、根が地上に出ないようにしっかりと調整して苗を固定します。植え付けた後はしっかりと水を与えておきます。また、ハーブは肥料を控えめに与えることが重要です。
いかがでしたでしょうか。ハーブ庭園を造るにはハーブの性質を知ることがとても大切で、自分がどのようにハーブを楽しみたいのかを基準に計画していきます。例えば料理やティーに使いたいという希望やとにかく可愛らしい見た目でデザインを楽しみたいという場合では少し選ぶ種類が異なります。
また、ハーブの成長は横に広がったり、丈が成長するというようなハーブの特徴を考慮して選ぶことが重要で、年間を通して手入れが楽なものをベースに香りの良いものや可愛らしいお花が咲くものを配置していくと良いです。ガーデニング初心者の方でも簡単に始めることができますので是非お好みのハーブで、ハーブ庭園を造って楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
ハーブ庭園を安心して始めるには
・育てやすいハーブの種類を知ろう
・お庭の構図を考えよう
・必要な道具を揃えよう
・お庭の環境を整えよう
・植え込みのポイントをおさえてきちんと管理しよう