ヒヤシンスの育て方から球根マスター☆美しく咲かせるコツ


ヒヤシンスの育て方を覚えることで、スムーズにチューリップなどの球根植物への幅が広がります。とは言え、ヒヤシンスの育て方はもちろん、「球根植物を育てる」となると、ちょっと難しそうなイメージや、面倒くさそうというイメージもありますよね。

けれども、そんなことはありません!

そもそもヒヤシンスの育て方以前に、名前は聞いたことあるけど「ヒヤシンスがどんな花か見たことない!」という人も少なくないかもしれません。ヒヤシンスは秋に植えて春先に花が咲く、球根植物の事始めにピッタリの植物なのです。

ギリシャ神話でも、「ヒュアキントス」が額から流れた血によって紫のヒヤシンスが咲いた伝説が残っています。花言葉では、悲しい愛だけでなく「深い愛情」を表すのもヒヤシンス。

可憐でおしゃれ、春を知らせるヒヤシンス。挑戦したくなりますよね。そこで今回は、ヒヤシンスの育て方、美しく咲かせるコツをお伝えします。

 

ヒヤシンスの育て方から球根マスター☆
美しく咲かせるコツ

 

ヒヤシンスについて知ろう

ヒヤシンスは、ギリシャ神話が深く関わっています。そのギリシャ神話とはヒュアキントスを巡る三角関係の話なのです。

【 ヒヤシンスのギリシャ神話 】

★ 美少年だったヒュアキントスは、太陽神アポロン西風の神ゼピュロスに2人に愛されていましたが、ヒュアキントスはゼピュロスよりアポロンに心奪われていました。

そんなある日、ヒュアキントスとアポロンが円盤投げをしているのを見たゼピュロスが、ジェラシーを感じ、意地悪な風を起こしてしまいます。

その風により投げられた円盤の軌道が変わってしまい、ヒュアキントスの額に当たってしまったのです。

ヒュアキントスは大量の血を流し、その血によって咲いたのが紫のヒヤシンスの花が咲いたといわれます。

太陽神アポロンはこの花を見て「アイ、アイ(悲し、悲し)」と嘆いたと言われており、ヒヤシンスは悲しみのシンボルと言われるようになったのです。

紫のヒヤシンスの花言葉は悲しみ・悲哀などがありますが、ピンクのヒヤシンスの花言葉にはスポーツやゲームなどもあります。円盤投げから連想されているようです。

ヒヤシンスについて分かったところで、ヒヤシンスの育て方、そして美しく咲かせるコツをお伝えしていきます。

 

ヒヤシンスの育て方ポイント

ヒヤシンスの育て方は球根のイメージが強いですが、実は種からも育てることができます。しかし、種から育てて花を咲かせるまでには、6年という月日がかかって、しかも上手く育てることが難しいのです!

そのため、家で咲かせる時には球根がベスト、と言う訳です。

【 球根からのヒヤシンスの育て方 】

★ 球根植物ヒヤシンスの育て方では、地植えはもちろん鉢植えでも咲きます。

今回はどこでも咲かせられる鉢植えを中心に、ヒヤシンスの育て方をお伝えします。鉢植えなら5号鉢に球根1つの割合で植えていきます。植える時期は9月下旬から11月頃が適しています。

【 ヒヤシンスの育て方ポイント:その1 】

★ 日当たりのいい場所に置いてあげることです。

・ 土は水はけの良い土を選び、園芸用の土に植えてあげるのもコツです。

【 ヒヤシンスの育て方ポイント:その2 】

★ 水やりと肥料です。

・ 鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えるのが基本です。

球根を植えつけてから、花が落ちても葉が枯れるまでは水をあげてください。

【 ヒヤシンスの育て方ポイント:その3 】

★ 6月に入ると球根の休眠期に入ります!

・ 葉が枯れてからは徐々に土が乾く日数を長くして、6月中旬からは水をあげないようにすることが大切です。

 

来年も咲かせるヒヤシンスの育て方

ヒヤシンスの花は春先の3月~4月に咲きます。きれいで可愛い花が落ちてしまっても、先ほどお伝えしたように水やりは欠かせません。そして葉っぱが落ちたら、すぐに球根を掘りあげるのもいけません!

【 ヒヤシンスの育て方ポイント:その4 】

★ 葉っぱだけになって水やりをしている時は、来年のために球根が栄養を蓄えている時期!

・ 水やりと同時に、カリ成分の多い肥料をあげます。

6月の休眠期に入ったら、鉢植えから掘り上げて、ネットなどに入れてしっかり乾燥貯蔵させます。球根は湿気に弱いので、風通しのいい日陰で乾燥させるのがベストです。

地植えの場合は3年ほど掘り上げなくてもいいのですが、鉢植えの場合は花が枯れた後の土に栄養素がほとんどないので、掘り上げて乾燥させ、来年には少し大きめの鉢植えに植え替えてあげる方法がおすすめです。

【 翌年のヒヤシンスの育て方 】

★ 植え替え時には、
土も新しい土に変えてあげると、より元気なヒヤシンスが咲きます。

ヒヤシンスの育て方だけでなく、チューリップやスイセンなでの球根も同じように、掘り上げや乾燥貯蔵をすることが大切です。これさえできれば、あなたも球根マスターです!

 

いかがでしたでしょうか。ヒヤシンスの育て方、思ったよりも簡単にできそうですよね。

ヒヤシンスの育て方ポイント自体は、全部で4つでしたが、さらに最後にご説明した球根の掘り上げ植え替えもしっかりできれば、半永久的に咲いてくれるのがヒヤシンスです。

ヒヤシンスの咲き姿は、ヒュアキントスの深い愛情を感じる情緒に溢れています。ちなみにヒヤシンスの育て方で欠かせない球根選びですが、この球根を見れば、何色のヒヤシンスが咲くか分かります。

球根を買う時には、球根の色を選ぶのも1つの楽しみにしてみてください。ヒヤシンスには紫、白、ピンク、黄色、赤、青があります。全色咲かせるのもきれいですし、単色で咲かせるのもいいものです。

ヒヤシンスの育て方をマスターして、春先に皆さんのベランダや庭も、たくさんのヒヤシンスとその香りで幸せな気分にしちゃいましょう!

 

まとめ

ヒヤシンスの育て方と基礎知識

・ギリシャ神話にも残る、美しいヒヤシンス
・ポイントは日当たりと水やり
・葉っぱだけになったら、カリ成分の肥料を与える
・6月の休眠期に入ったら、水やりを控える
・鉢植えなら掘り上げて、乾燥させる
・翌年の植え替え時には、土も新しくする


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