ポプリの優しい香りに包まれた癒しの空間。素敵ですよね。最近では、アロマディフューザーやルームスプレーなど、お部屋に素敵な香りを漂わせる色々な芳香グッズが人気です。
その中でも、天然の素材だけで作られたポプリ、花びらを使った可愛い見た目とほのかに香るナチュラルさが魅力です。このポプリ、実はご自宅でも簡単に作れちゃうのです!
お庭やベランダで咲いたお花やハーブ、誕生日や記念日にもらった花束など…。日常や思い出の花々をポプリに閉じ込めて、もっと長く楽しんでみたいですよね。
そこで今回は、初めての方でも簡単に作ることのできる、ポプリの作り方をお伝えします。自分で作れば、より自分好みな見た目と香りの、オリジナルポプリも作ることができます。本記事を見ながらぜひ、試してみてください!
まずはポプリにするお花を選ぶ
今回はポプリの中でも一般的なドライポプリの作り方をお伝えします。ドライポプリは、乾燥させた花びらをアロマオイルで香り付けして作ります。
【 ポプリ選び 】
★ まずは、ポプリにしたいお花やハーブを選びます!
・ もちろん、ポプリのためにお花を購入してもいいですし、お庭で咲いた花々やプレゼントに貰った花束も、枯れてしまう前であればポプリにすることができます。
また、ハーブやフルーツなどをポプリにすることもできます。花びらは一切使わずに、オレンジやレモンなどのスライスしたフルーツと、シナモンスティックや松ぼっくりなどの木の実だけの組み合わせだと、また一味違った雰囲気のポプリが出来上がります。
花びらの色がキレイなうちに乾燥させる
ポプリにする材料が決まったら、まずは材料をしっかり乾燥させましょう。花びらや葉っぱは、枯れる前に茎から外しておくのが、キレイなポプリを作るコツ!花束の花を使う時は、ひとしきり飾って楽しんだら、しおれる前に早めに乾燥させます。
【 ポプリの乾燥 】
★ しっかり乾燥させるために、花びら一枚一枚を重ならないように広げて、パリパリになるまで乾燥させます。
・ 屋外での乾燥は、風で飛んだり、雨や夜露に濡れないように注意してください!
材料によって乾燥させる日数は異なりますが、1週間~10日程が目安になります。花びらをはずさずに花の形のまま丸ごと乾燥させれば、トッピングフラワーとして、ポプリを飾る際のワンポイントになってインテリアとしても楽しめます。
レンジで水分をしっかり飛ばす
乾燥の仕上げに、電子レンジを使って水分を十分飛ばします。電子レンジを使用する際は、高温すぎたり、長い時間加熱してしまうと花びらや葉っぱの端が焦げてしまうので、注意しなければなりません。
【 電子レンジで仕上げ 】
★ 自然乾燥だけでしっかり乾燥できているのであれば、600Wで30秒程度加熱すれば十分です。
もし自然乾燥だけでは乾燥が足りなかったり、あまり自然乾燥する時間がない場合には、一気に長時間温めるのではなく、1分ずつ様子を見ながら加熱をしたり、解凍モードで2~3分加熱するなど、丁寧に確認しながら行うことをおすすめします。
ポプリを香りづけする
ポプリがしっかり乾燥したら、いよいよポプリの香りづけです。香り付けにはエッセンシャルオイルを使います。エッセンシャルオイルがない場合はアロマオイルでも大丈夫です。
【 ポプリの香りづけ 】
★ 密閉できる袋や空き瓶などの容器にポプリを入れたら、オイルを数滴垂らして、ポプリが潰れない程度に優しく揉んだり振ったりして香りを全体に行きわたらせるだけ!
お気に入りのオイルの香りを選んだり、ブレンドしたり、是非香りを楽しみながら行ってください。
香りを定着させるための保留剤を入れる
【 ポプリの保留剤とは… 】
★ オイルの香りを定着させ、長く楽しむためのポプリ作りの材料です。
・ あってもなくてもどちらでも問題はありませんが、入れておいた方が折角の香りをより長く楽しむことができます。
特に複数のオイルを組み合わせて香りをブレンドした場合には、香りが定着しやすくなるので使うことをオススメします。保留剤にもオイルがしっかり染み込むように、ポプリの入った容器をよく振ったり揉みこんだりすると効果的です。
1か月ほど熟成させる
【 ポプリの熟成 】
★ オイルが全体にしっかり行きわたったら、後は容器を密封して、陽の当たらない暗い場所で1か月程香りを熟成させます。
・ 時々揉んだり振ったりしながらかき混ぜて、ポプリ全体に均一に香りが染み込むようにするのがポイント!
熟成中に容器を開けてみて、もし香りが薄くなっているように感じたら、再度オイルを足して、香りの強さを調整してください。
好きな容器に移してトッピングフラワーを乗せる
しっかり熟成させて、ポプリからふんわりと香りが浮かぶようになったら完成!
【 出来上がったポプリ 】
★ アンティーク調の陶器や透明のガラス瓶、使い終わったオシャレな空き缶など、お好みの容器にキレイに入れ替えて、最後にトッピングフラワーを盛り付けます。
・ シフォンや麻などの薄い布の小袋に入れれば、サシェとして、枕元やドアノブ、クローゼットなどに飾ることもできます。
入れる容器で色々な雰囲気が楽しめるのもポプリの魅力ですので、インテリアに合わせて色々と楽しめるのも魅力です!
さて、火を使わずに自然の恵みだけで、お部屋に良い香りを運んでくれる、香りのインテリア、ポプリ。少し時間はかかりますが、丁寧に乾燥させて香りを混ぜるだけという簡単なステップで、自分だけのオリジナルポプリを自宅で作ることができます。
自分で作る際の魅力はなんといっても、花の組み合わせや香りの調合、入れる容器も、全て自分の好きなように作ることができる点ではないでしょうか。
また、思い出の花々も、ポプリにすることができれば、素敵な思い出をポプリと一緒に容器に閉じ込めながら、新たな形で長く楽しむこともできます。どんな花と香りを組み合わせて、どんな入れ物に入れて飾ろうか…。
是非、本記事を参考にしながら、楽しみながら自分だけの香り空間を満喫してください!
まとめ
ポプリの作り方の手順
・ポプリにする花やハーブやフルーツなどを選ぶ
・花がしおれる前の色が鮮やかな内に乾燥させる
・乾燥の仕上げに電子レンジでさらに乾燥させる
・エッセンシャルオイルやアロマオイルで香り付けする
・香りが定着するように保留剤を入れて混ぜ合わせる
・時々揉んだりしながら日陰で1か月ほど熟成させる