こんなに簡単!キウイの育て方

こんなに簡単!キウイの育て方
ビタミンや食物繊維が豊富で、美容にも良いと評判が高いキウイの育て方を学んで、自宅で簡単に育てる事が出来たら嬉しいですよね。キウイはなんと20種類もの栄養が詰まっている事から、「フルーツの王様」とも呼ばれています。

とはいえ、「キウイの育て方って難しくて初心者向けでは無さそう…」というイメージがあるのではないでしょうか。キウイは、雄株と雌株2本の苗を用意する必要がありますが、一度育て方を知ってしまえば何年も続けて収穫が可能になる点が嬉しい魅力です。

そこで今回は、自宅で簡単に出来るキウイの育て方についてお伝えします。必要な道具や、剪定・支柱立ての方法も合わせて取り上げていきますので、ぜひご覧ください。

雄株と雌株には品種によって相性がある

キウイは「雄雌異株」という性質の植物ですので、実を収穫したい場合は、雄雌の株を2本用意する必要があります。キウイの育て方において必要な物は、以下の通りです。

・キウイの苗(雄株と雌株)
・植木鉢またはプランター
・用土
・鉢底石
・支柱

受粉する雌株は、果実の味や収穫時期を調べた上で組み合わせると効果的です。例えば、ヘイワードとトムリや、孫悟空とセンセーション・アップルという品種の組み合わせは相性が良いと推奨されています。

 

支柱立てをして、苗を真っ直ぐに支える事が大切

キウイの苗は、10月から12月に植えましょう。キウイの育て方は、以下の通りです。

1. 植木鉢またはプランターに、鉢底石を入れる。

2. 用土を容器の半分くらいの高さまで入れる。

3. 深さ50㎝程の植え穴にキウイの苗を植えて、土を被せる。

4. 土に馴染ませたら、乾燥しない程度に水を与える。

キウイの苗を植え終わったら、雄株と雌株の距離は3m以上離して日当たりの良い場所に置きましょう。水は土の表面が乾いた時に与える必要がありますので、夏場は水を切らさないように注意しましょう。

キウイの育て方において、支柱立ての作業も重要です。長さ2mの支柱を芽の近くに立てたら、苗を真っ直ぐにして誘引します。キウイがつるを伸ばしながら成長したら、つるを支柱に絡ませて支えてあげましょう。

 

かいよう病やカメムシといった病害虫対策を徹底する

キウイは「かいよう病」という病気や、カメムシの被害にかかりやすい植物です。かいよう病は、キウイが発芽する前に発生します。ウイルスが植物の傷口から侵入して伝染する事で被害をもたらしますので、枝に傷をつけないように気を付ける事が一番の対策法です。

カメムシは、キウイの実がなった際に果実の汁を吸う事で被害をもたらします。被害に遭う事で、実が変色・変形して落ちてしまう事もありますので、見つけ次第捕殺するか、防虫ネットを張るなどして被害を抑えましょう。

 

人工受粉をして、実を付けるサポートをする

キウイは、自然条件ではなかなか実が成らない為、人工受粉で実を付けるサポートをしましょう。雄花を直接雌花にくっつけるか、筆や歯ブラシなどを使って雄花の花粉を採取して、雌花にこすりつけると受粉が出来ます。

キウイの育て方をマスターして、実が成ったら、枝1本につき4~5個の実を残し、傷んだ実や小さい実は取ってしまいましょう。この「摘果」の作業をする事で、残した実に養分が行き届き、甘くて美味しくなります。

収穫時のタイミングは品種によりますが、10月から11月が一般的な収穫時期です。キウイは霜に弱い為、寒冷地では11月までに取るようにしましょう。果皮の色が茶色になったら、ハサミで切り取るようにして収穫が出来ます。

 

成長に合わせて摘蕾・剪定をする

キウイの育て方を順調に進める為には、花の手入れも大切な作業です。蕾が枝につき始めたら、「摘蕾」を行います。花は1節につき1つ付ける状態が望ましいので、1節に複数の蕾がついているときは、中心の蕾のみを残して他は摘み取ってしまいましょう。

キウイの育て方においては、開花・実を付けた後の剪定も大切です。キウイは、前の年に実がついた節からは芽が出ない性質を持っています。実がなった後、節をそのまま放置してしまうと、どんどんと枝が伸びていきます。

特に、6月から7月の梅雨の時期には枝が伸びやすい時期なので、混みあった部分の枝は間引くようにして剪定すると、その後の収穫量を増やす事が可能です。

 

今回は自宅で簡単に出来るキウイの育て方についてお伝えしました。記事を読むまでは、「周りで育てている方が少ないから、キウイの育て方って難しいんだろうな…」と感じていたのではないでしょうか。

キウイの育て方において大切なポイントは、毎日こまめに管理をする事にあり、病害虫対策や支柱立てをして苗の成長を促進するサポートが大切です。また、成長に合わせて枝を切る剪定作業や、状態の良いものを残す摘蕾・摘果をする事で、栄養の詰まった甘い実を収穫する事が可能になります。

自宅で育てたキウイを収穫し、お子さんや来客に振る舞う事が出来たら素敵ですよね。興味が湧いた方は、ぜひキウイの栽培に挑戦して、健康と美容にも良いキウイを収穫してみてください。


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