黒にんにくの効能で元気いっぱい!今みんなに愛される理由


にんにくには様々な効能がありますが、生は刺激が強く、また食べた後の臭いも気になりますよね。その点、黒にんにくは特有の刺激や臭いがなくその高い効能にとても注目が集まっています。

黒にんにくは生のにんにくを発酵熟成させたもので『発酵にんにく』『熟成にんにく』の名前でも流通しています。ただし、黒にんにくは酵母菌や乳酸菌などの菌の力で発酵するのではありません。

生の白いにんにくを高温多湿な状態で3~4週間置くことで、にんにくに含まれている糖質とアミノ酸が「メイラード反応」という化学変化を起こし、発酵熟成して黒い色になります。

真っ黒な化石のような見た目でありながら、口にするとねっとりした食感の黒にんにく。普通のにんにくとどう違うのでしょうか。そこで今回は黒にんにくの効能と愛される理由についてお伝えします。

疲労回復効果が通常のにんにくよりも高い

黒にんにくの効能の中で、最もわかりやすいのが疲労回復・スタミナ増強。にんにく注射でも知られているように、疲労を回復させる力のあるにんにくですが、それは主に豊富に含まれるアミノ酸たちのおかげ。

疲労回復効果のあるとされるドリンク剤の成分でもある、アルギニン、アスパラギン酸、ロイシン、チロシンなどは、普通のにんにくにも含まれている成分ですが、これが黒にんにくになると、どれも7~8倍から多いものは10倍以上に増えるのです。さらに、鉄や亜鉛、マグネシウムなどの不足しがちなミネラル類も3倍以上になるので、疲労回復の効果がいっそう高まります。

また、黒にんにくの他にも疲労回復に効果のある食べ物もありますので、詳しくはこちらをご覧ください。

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血流改善で冷え症を解消

女性にうれしい黒にんにくの効能には、冷え性の改善も。これは、黒にんにくに含まれるアホエンという成分によるもの。アホエンは、スペイン語でにんにくを意味しますが、にんにくに含まれるアリシンが加熱されてできる成分で、血液中の血小板が血栓を起こすのを防ぐ働きがある、いわゆる血液サラサラ成分のこと。

これは、結果的に心臓病や脳梗塞などを予防することにもつながる、黒にんにくの大きな効能です。そして、血栓ができにくいということは、血流も良くなるということで、黒にんにくを食べると体温も上昇し、体がポカポカしてくるという声が多いのはこのため。代謝も上がり、肩コリや手のしびれなもが末端の血流が良くなることで改善されるという点も見逃せません。

 

抗ガン作用のあるS-アリルシステイン

黒にんにくの効能が国内外を問わず大々的に注目されるようになったのは、S-アリルシステイン(S ・アリル・L ・システイン)という成分の抗ガン作用の研究によるものです。

S-アリルシステインは食品の中で黒にんにくだけが持っている、イオウを含んでいる特殊な水溶性アミノ酸の一種。水溶性で血液に溶けやすく、15分から30分という短さで肝臓をはじめ様々な臓器にまで到達することがわかっています。

ただS-アリルシステインにガン細胞そのものを殺す力はありません。生のにんにくが発酵熟成の際、にんにくに含まれている酵素によってS-アリルシステインは出来るのですが、これがガン細胞やウイルス感染細胞などを攻撃するNK細胞を活性化させ、ガン細胞が消えるという仕組み。

NK細胞は人の身体の中で全てのガン細胞を認識・攻撃できるだけでなく、正常細胞であることも認識できるすごい力を持っています。黒にんにくは、そのアシストをしてくれる頼もしい存在なのです。

 

老化やガンのリスクを高める活性酸素の除去

活性酸素が、ガンに代表される様々な病気のリスクを高め、老化にもつながるという説は有名ですよね。人は40歳を過ぎた辺りから体内の抗酸化力が弱ってきます。その頃から体力が落ちたり、病気にかかりやすくなるのは体内の抗酸化物質では活性酸素を除去しきれなくなるのが大きな原因の一つ。

そのため、抗酸化作用のある食品で体内に不足した抗酸化物質を補ってあげることで、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの病気を未然に防ごうという考え方がすっかり定着してきました。ここでも、黒にんにくの効能は抗酸化食品の中でも特に効率が良いのが嬉しいところ。

にんにくはもともとアリシンを始めとした多くの抗酸化物質を含んでいて、高い抗酸化作用を持っていますが、黒にんにくになると特有の成分S-アリルシステインをはじめ、抗酸化作用がさらに高くなります。効能が倍増した黒にんにくなら少量でもその力を十分に発揮。

 

抗酸化作用と血流改善で美肌に導く

肌のハリやツヤを保つための機能性を重視したコスメには、抗酸化作用のある成分が配合されていますが、先にお伝えした、黒にんにくの大きな効能のうち活性酸素の働きを抑える効果はこの点でも群を抜いています。

ポリフェノールやS-アリルシステインが、皮膚細胞が酸化されていくことで起こる老化を食い止め、そこに血行を良くする効果が相まって、肌を美しく保つのでこれも女性にとっては「食べる化粧品」とでも言える食材。

1日1粒、黒にんにくならダイエット中気になるカロリーの心配をしなくて良いですし、気になる臭いも翌日に残ることが少ない黒にんにくはもっと女性が積極的に取り入れたいものと言えます。

 

以上、黒にんにくの効能についてお伝えしましたが、現代人の抱える様々な悩みに応えてくれる黒にんにくの効能にはまだまだたくさんの可能性が秘められています。

黒にんにくは普通のにんにくより高価なので、質の良い黒にんにくを入手するには生産農家としっかり連携していて独自の研究所を持っているような、信用出来るところから購入しましょう。なお、黒にんにくの1日の摂取量の目安は1粒から3粒程度で十分。

普通のにんにくよりも刺激成分が減ってはいますが、食べ過ぎは胸やけなどを起こすかもしれません。少しずつでも黒にんにくを継続して摂り続けることで、黒にんにくの効能を実感。あくまでも「食べやすいにんにく」という感覚で続けることが大切ですよ。

まとめ

発酵熟成でにんにくがパワーアップ!黒にんにくの大きな効能

・通常のにんにくに大きく差をつけるアミノ酸やミネラルが疲労回復を手助け
・血液サラサラ、末端の血行を良くし冷え症も改善
・S-アリルシステインがガン予防に大きく期待
・活性酸素の除去する力が通常のにんにくより強い
・抗酸化作用と血流改善が美肌効果にも繋がる


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