はっか油が注目を浴びてから数年経ちましたが、未だはっか油の人気は衰えませんよね。特に暑い季節になってくるとはっか油の効能に注目が集まります。清涼感を感じられるメントールは暑い時期には欠かせません。
最近は、はっかのことをミントと呼ぶことが増えましたが、ひとくちにミントと言っても、その種類は品種認定を受けたものだけで100種類以上にも及ぶと言われています。その中でも日本はっか(和種はっか)はメントール成分が最も多く、65~85%を含有しています。
ガムや飴で浸透していたとは言え、はっかそのものに目を向けることが少なかったのですが、近年のはっか油ブームではっかの凄さを知った人も多いでしょう。そこで今回は、まだご存知ないという方のために、はっか油が身体にとっても良い理由についてお伝えします。
はっか油が
身体にとっても良い5つの理由
肩こり腰痛にも
メントールには炎症を抑える効果や、血流を促す効果、軽度の麻酔効果があります。また、メントールの冷感作用で気持ち良く感じることができます。まさに、貼らない湿布と言ったところ。酷い肩こりや腰痛、筋肉痛には効果が薄いですが、ちょっと凝っている、張っているなあと感じた時には効果が期待できます。
はっか油を1~2滴手に取り、凝っているところに塗ってください。その際に軽くマッサージをすると効果もアップします。たくさん塗り過ぎるとヒリヒリと肌の表面が痛くなりますから注意が必要です。
安全な虫対策
小さなお子さんをお持ちの方なら、虫よけスプレーに含まれる「ディート」という成分について一度は耳にしたことがある方も多いはず。ディートの含有量が多いほど虫よけ効果は高くなりますが、日本では最高濃度が12%と制限されていますから重篤な副作用は報告されていません。
しかし、稀に神経障害や皮膚炎などのトラブルが発生していることもあり、日本では赤ちゃんに使うことをためらうお母さんも多いのですが、虫がメントールの匂いを嫌うことからはっか油は天然由来の虫よけとして、特に小さなお子さんを持つ人たちや肌の弱い人たちから重宝されるようになりました。
メントールでスッキリ爽やか
メントールの特性によって、はっか油は特に夏に注目され重宝される存在です。みなさんお馴染みの、メントールのス~ッとした冷感は、直接冷感受容体を刺激するから。つまり、本当に冷たくなっているのではなく肌が錯覚を起こしているのです。
そんなメントールの特性を生かし、はっかスプレーやはっか風呂、シャンプーやボディソープにはっか油を混ぜることで簡単に冷んやりとした冷感を感じることができます。暑い夏にはなんともありがたいです。
鼻づまりを改善
はっか油が花粉症に効くのはご存知ですか。もちろん、アレルギー症状を直接抑えることはできませんが、花粉症からくる鼻づまりには効果が期待できます。アレルゲン物質に過剰に反応して大量の鼻水が分泌され、それに伴い鼻腔粘膜がうっ滞を起こすのが花粉症の鼻づまりです。
メントールは血流を促す効果や抗炎症作用、抗アレルギー作用などが認められていますから鼻づまりに効果があると言うわけです。マスクに1滴ほど垂らして使えば鼻づまり対策に、効果覿面のオススメアイテムとなります。
リラックス効果
昔、ヨーロッパでは直接ミントの草を床にばら撒く習慣があったそうです。寝室にばら撒けばリラックスして熟睡できると考えられていたのです。実際、はっか油には高いリラックス効果が期待できます。
鎮静効果があるので、イライラしたり不安感を感じる時は水で薄めたはっかを部屋にスプレーしたり、枕にスプレーするのをおすすめします。逆にハッカ油が多すぎると、覚醒効果が作用して眠れなくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。はっか油が身体に良い理由についてお伝えしましたが、はっか油がこれほど万能だったなんて驚きですよね。その他にも抗菌作用や消臭効果もあるので、掃除だったりトイレや下駄箱の消臭剤として日常的に使える場面は様々です。
以前、某番組で「アイヌの涙」という天然はっか油の入浴剤を検証したところ、凍えるほどの寒さと震えあがっていました。はっか油の効果は抜群ゆえ、用法、用量を守ることが大切です。バスタブに2~3滴が適量ですから決してそれ以上は入れないようにしてください。
5滴も入れたら極寒の寒さ、もしくはそれを通り越して体中が痛くて大変なことになりますので注意しましょう。はっか油の瓶ひとつでたくさんの使い道がありますから、コストパフォーマンスも言うことなしです。
まとめ
はっか油が身体にとっても良い理由
・肩こりや腰痛、筋肉痛に効果が期待できる
・小さなお子さんや肌の弱い方におすすめ
・メントールの冷感作用が夏に活躍
・花粉症の鼻づまりに効果が期待できる
・鎮静作用でイライラや不安感を鎮静させる