水仙の育て方は、ガーデニング初心者にとっては難易度が高いという印象を持っている人が多いのではないでしょうか。確かに、ガーデニング初心者の人におすすめの植物は、水やりの頻度が少なく、寒さや暑さに強いなどの特徴があって手間がかからないということがポイントになります。
一方で、多少手間をかけるからこそ、花が咲いた時の感動はより一層大きなものになるものです。水仙の育て方には、水やりや用土、環境作りなどに幾つかの注意点がありますが特段難しい物はありません。しかし、花が咲かないとか、葉が変な形をしている、球根の根が腐るなどトラブルもつきものです。
そこで、水仙の育て方を知る時には欠かせない、トラブル発生時の対処法を解説します。初めて水仙を栽培する時は、不安なことが多いものですが、花が咲いた時の美しさは何にも変えがたいものですから、臆せずに挑戦してください!
水仙の育て方☆
初めてさんが悩む7つのトラブルと対策
葉がでてこない
水仙の育て方で最も重要と言っても過言ではない事として、水やりの頻度があります。水やりの頻度は、こまめにします。
【 水仙の育て方:葉がでてこない 】
☆ 水仙は植え付けてから葉が最初に生えてくるまで、およそ3ヶ月という長い期間を要します。
そのため、葉がでてこないと「失敗したのではないか…。」と心配になるかもしれませんが、ここはくじけずに水やりをこまめにすることを継続して見守ってください。
花が咲かない
「花がなかなか咲かない!」というトラブルも水仙の育て方の話題に必ず上がってきます。水仙の成長のスピードは、その花のようにとても優雅なものです。
【 水仙の育て方:花が咲かない 】
☆ 花が咲かないという時には、水仙を日当たりのいい場所に置いているかとチェックしてみます。
もし、日陰になっているところに鉢植えを置いていたら、花が咲かない理由が日陰においていあるという事の可能性が高いのです。
花が枯れた後の葉
水仙の花の開花時期は、気温が下がる11月上旬から4月下旬までです。開花時期を終えると花は枯れため、初めて水仙を育てる人は、葉を切っていいのか悩むケースが多くあります。
【 水仙の育て方:枯れた後の葉の処理 】
☆ 水仙の育て方で間違えやすいのが、この花の開花時期を終えた後に葉を切ってしまうという行為です。
花の開花時期が過ぎても、葉がまだ枯れていなければ、そのままにして水やりも続けることがポイントのひとつです。葉は枯れるまで根に栄養を送るため光合成をするのです。
葉が枯れた後の対処
水仙の育て方で初めてさんが間違いやすい失敗は、花が枯れた時に葉を切ってしまうことですが、葉が枯れたらどうすればいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
【 水仙の育て方:葉が枯れた後 】
☆ 水仙は、葉が枯れたら休眠期間に入ったことになります。そのため、水やりは止めて、球根を掘りあげます。
そして、子球を分けて植え付けておくことで、水仙を増やすことができます。分けた子球は小さいと葉をだすまで1年以上かかりますが、辛抱強く待ってください。
葉が変な形になった時
水仙の葉は、すっと直線的に上に向いて育ちます。しかし、稀に葉が変な形になってしまうことがあり、水仙の育て方を熟知していない初めてさんはここで困惑してしまいます。
【 水仙の育て方:葉が変な形になった時 】
☆ 葉が変な形になったら、害虫の被害や病気に感染した可能性が高いため、複数の球根を1つの鉢に植えている場合は、変な形の葉をつけた球根を掘り起こして処分します。
病気に感染している場合、他の球根に病気を移してしまう可能性があります。
生育のペースが悪い
水仙は、植え付けから葉がでるまで他の植物よりも長い期間がかかりますが、開花時期である11月を過ぎても花が咲かなかったり、葉の生育ペースが遅い場合は、植え付け時期が遅いことに原因があります。
【 水仙の育て方:植え付け時期 】
☆ 水仙の育て方として、植え付けの時期は10月がいいとされていますが、葉が枯れたらなるべく早く球根を分けて植え付けをします。
土の中に根をなるべく多くはることができた方が生育ペースは良くなるためです。
根が腐ってしまう
水仙の育て方の特徴として、水やりをこまめにするというのがあります。初めてさんにここで誤解されやすいのが、土がいつも湿っている状態を保つために水はけが悪い土を選んでしまうことです。
【 水仙の育て方 】
☆ 水仙は、球根から生えている根が土の養分を吸収することで育つため、根が腐ってしまうと死活問題です。そのため、水はけがよい用土を使って根が腐らないように注意します。
水仙には返って水はけの良い土を選ぶ必要があるのです。赤玉土は水はけが良いためおすすめです。
「ガーデニング自体が初めてでも、水仙を育てたい!」そんな人でも安心できる、失敗しない水仙の育て方のポイントは、いかがでしたでしょうか。
水仙の育て方は、いわゆる種巻きをして育てる植物とは異なり、球根を土に植えるため、水はけや生育のペースなど、独特の特徴があります。そのため、植え付けの時期から葉が生えてくるまでの長さが長く不安になったり、花や葉が枯れた時に何をしていいのか分からなかったりと、初めてさんには不安なことやトラブルがつきものです。
しかし、水仙の育て方のポイントとなる事には、すべて理由があります。根が土に根ざすまで時間がかかることや、根に栄養分を送るために葉が必要なことなど、すべてが関連して初めて開花時期に花を咲かせることができるのです。
多少、手間がかかる水仙の育て方ですが、素人でも挑戦できない程難しくはありません。むしろ手間をかけてあげた分、冬に咲かす水仙の花はより美しく感じます。今回解説したトラブル対処法を参考に丈夫な水仙を育てましょう!
まとめ
これで安心!トラブルケース別に見る水仙の育て方のポイントとは
・植え付けてから葉が出てこなくても安心して水やりを
・花が咲かない時は日当たりのいい場所に置く
・花の開花時期が過ぎても葉は切らず翌年に供える
・葉が枯れたら球根を掘り上げ分球しよう
・葉が変な形に育ったら他の球根にうつらないよう早めに捨てよう
・暖かくなっても生育が悪いのは植え付け時期が遅いため
・球根の根が腐らないよう水はけのよい用土を用意しよう