正月飾りマナー☆飾る日にちや片付け法7つの豆知識

正月飾りマナー☆飾る日にちや片付け法7つの豆知識

四季に恵まれた日本には、季節の節目を祝う様々なしきたりがあります。とりわけ一年の始まりである正月は、古くから日本人にとって大切な行事とされています。

正月は年の始まりにその年の年神様を迎えるための、神祭りとしての意味合いを持っています。年神様はその年の豊作や健康をもたらしてくれる存在として、大切に扱われてきました。

このような年神様というありがたい存在をお迎えするために、年の暮れには大掃除をして家を清め、華やかに正月飾りを取りつけるのが習わしになっています。伝統的に正月飾りに使われるのは竹や松などの縁起のよい植物や、稲や餅といった自然の恵みを象徴するものです。

お祝いの言葉である「おめでとう」とは、もともと「お芽出度う」という字が当てられ、芽が出る喜びに由来しています。新しい命の芽吹きや豊作への願いが込められているのです。

今回は正月飾りにまつわる様々なマナーをお伝えします。正月飾りは知っていても、細かいマナーや由来を知らない方も多いのではないでしょうか。この機会に正月飾りに込められた意味や習わしを確認してみてください。



 

正月飾りマナー☆
飾る日にちや片付け法7つの豆知識

 

飾りつけは大晦日を避けよう


・正月飾りの飾り付けは12月28日までに終えるのが、古来からの風習でした。

正月を迎える前には家中の大掃除を済ませてから華やかに飾りますが、本来大掃除をする「すす払い」は12月13日に行われていました。現代では年の瀬に忙しく大掃除をするのが風物詩となっていますが、もともとは新しい年神様をお迎えする準備を早くから行っていたことがわかります。

・正月飾りを大晦日に慌てて飾ることを「一夜飾り」と言い、忌まれています。

年越しは旧年の災いを除き年神様を迎える神聖な夜ですので、準備はすべて済ませておくようにします。また29日も「苦」に通じるとされる9がつく日ですので、避ける場合が多いです。

 

門松の豆知識を知ろう


門松は年神様を迎えるための目印として、門を飾ります。古来は神が宿ると信じられていた松を1本立てたものだったと言われています。

【門松で使われているもの】

現在では縁起のよい松、竹、梅やくま笹などが使われています。

・松は不老長寿
・竹は子孫繁栄
・梅は香り高く気高いもの

などを表わしています。

門松は玄関や門の両脇に一対で飾るのが正式な飾り方です。向かって左側の門松のことを雄松(おまつ)と呼び、向かって右側は雌松(めまつ)と呼びます。松の内いっぱいまで飾るのが伝統となっています。

 

注連縄(しめなわ)の豆知識を知ろう


注連縄は正月に年神様をお迎えする、神聖な場所を示すための縄です。

【注連縄(しめなわ)由来】

・起源とされているのは天照大神の「天の岩戸」です。

天照大神が再び天の岩戸に隠れてしまわぬように、岩戸の入り口に荒縄を渡したのだと言われています。

・注連縄には神聖な場所と、それ以外の外界を明確に分けるという意味があります。自分の家は年神様を迎えるのにふさわしく神聖であることを示すものです。

元来、年末に毎回新しく作られた注連縄を張るのは、その家の家長の役目でした。地域によって注連縄をはずす日は違い、ほとんどが1月7日か15日に行います。

 

注連飾り(しめかざり)の豆知識を知ろう


注連飾りは注連縄が簡略化されたものであり、意味は注連縄とほぼ同じと考えられます。玄関に注連飾りや輪飾りを取りつけることが多くなりました。本来は神聖な場所であることを示すためのものです。

注連飾りは地域によって様式が変わりますが、代表的な飾りは注連縄に裏白、ゆずり葉、橙を組み合わせたものです。

【注連飾り(しめかざり)の意味】

・裏白は常緑であり長寿の意味合いがあります。
・ゆずり葉は福を後の世代に譲るという意味です。
・橙は代々栄えるようにという意味を込めて飾られます。

扇や伊勢海老、昆布といった縁起物が使われることもあります。外すタイミングは注連縄と同じです。

 

床の間飾りの豆知識を知ろう


床の間は部屋の上座にあたる場所ですので、正月らしくおめでたい雰囲気の飾りつけをします。

【床の間飾りの配し方】

・床の間の中央にのし三方にのせた鏡餅を置きます。
・床柱側に生け花を。
・反対側に香炉などの置き物を配します。
・正面には掛け軸を飾ります。

掛け軸は新年にふさわしい松竹梅、蓬莱、七福神などを選びましょう。掛け軸がない場合は新年の趣を感じさせるような絵や書を飾ることもあります。

近年は床の間のない家庭が増えていることもあり、飾り棚のようなスペースを床の間に見立てて飾る場合もあります。盆栽や干支の飾りものを置いてもよいでしょう。

 

鏡餅の豆知識を知ろう


鏡餅には年神様から新しい生命力を授かるという意味があります。古くから餅は神様に捧げる神聖な供え物として用いられてきました。平たくて丸い形をしており銅鏡に似ていることから、鏡餅と呼ばれるようになりました。

鏡は神器の一つであり、魂を表わすものとされています。そのため年神様にお供えした餅を食べることにより、あらたな生命力が与えられると考えられています。

【鏡餅の下ろし方】

・お供えした鏡餅は1月11日に下ろします。(鏡開きをします。)
・餅は包丁ではなく木槌や手で割りましょう。
お雑煮やお汁粉にしていただきます。

 

正月飾りの片づけ方を知ろう


【正月飾りの片付け方】

★正月飾り★
一般的に松の内である7日、もしくは15日まで飾っておきます。

★門松、注連縄、注連飾り★
関東は7日まで関西は15日に片付ける場合が多いでしょう。

★鏡餅★
11日に鏡開きをし、家族みんなでいただきます。

正月飾りを燃やして年神様を送る火祭りのことをどんど焼き、左義長、さいと焼きなどと呼びます。1月15日に田んぼや川原で正月飾りとして使ったものを火にくべます。

もしもこの機会を逃してしまったなら、神社でお焚き上げをしてもらえる場合もあるので問い合わせてみましょう。

 

いかがでしたか。正月飾りに関するマナーや豆知識をまとめました。毎年迎える正月ですが、案外知らないしきたりも多かったのではないでしょうか。

四季の移り変わりとともに様々なしきたりを持っている日本の文化ですが、その背景には稲作を中心にした生活スタイルが色濃く影響しています。農村の暮らしはその年の収穫によって大きく左右されます。

一年の始まりである正月も、豊作を願って年神様をお迎えする大切な行事の一つでした。正月飾りにも神祭りとしての要素が随所に込められていることがわかります。

古くからのしきたりは少し堅苦しく思われるかもしれませんが、詳しく知っていくとその一つひとつに込められた人々の願いを感じることができます。お伝えしたマナーや豆知識を参考にして、次の正月からは日本の心を大切にしてみませんか

居ずまいを正し、厳粛な気持ちで年神様をお迎えしましょう。

 

まとめ

正月飾りについて知っておきたい豆知識とは

・飾りつけは12月28日までには終わらせましょう
・門松は玄関や門の両脇に一対づつ飾るのが正式
・注連縄(しめなわ)は神聖な場所を示すための飾り
・注連飾り(しめかざり)には多くの縁起物が
・床の間飾りはしきたりに沿った飾り付けを
・あらたな生命力を授かる鏡餅は、11日に鏡開き
・正月飾りは決まった日に片付け、火祭りで使います

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