正月飾りといえば、玄関の扉に飾るしめ縄。神社の周りに飾られている縄ので、神様の世界と現世を隔てる結界の意味合いを持っています。
この正月飾りのしめ縄をお正月に家の玄関に飾ることによって、神様に見つけてもらいやすくして、しめ縄に守られた神聖な家に神様を招き入れる役割をすると言われています。
また、正月飾りのしめ縄は、材料に稲の藁が使われていて、その値段はピンきりです。百貨店などで豪華な物を買おうと思うとかなりの値段がしますし、百円均一などで買おうと思うと安いけれども見た目もそれなりのものしかありません。
そこで、どうせ玄関の扉というひと目につく所に飾るなら、お金をなるべくかけずにオリジナルの物を作ってしまいましょう。本記事では、フラワーアレンジメントなどを普段やっていない人でも簡単に自分の好みの正月飾りが作れるテクニックを伝授します。
正月飾りオリジナル☆
華やかに仕上がるテクニック伝授!
正月飾りの色合いのポイント
正月飾りのしめ縄は、縄から作ろうと思うと手間がかかってしまいます。そこで、ベースとなるしめ縄はホームセンターなどで安く調達して、飾りにお金をかけましょう。ここで、正月飾りを選ぶ時にポイントとなるのが色合いです。
【選ぶ色のポイント】
・おすすめは、白と赤の花を入れる事です。
・生花だと枯れてしまう事があります。
・ドライフラワーや造花、ジュエルフラワーなどを使いましょう。
【アレンジ例】
・赤い椿の花と白系の花を一緒に使うと紅白の色合いで正月にピッタリです。
クリスマスのリースを活用する
正月飾りは、クリスマスが終わってから、だいたい28日くらいまでの間に飾って、1月7日に片付けるのが一般的です。そのため、しめ縄と同じ形状のクリスマスのリースを活用してしまいましょう。
【クリスマスリースを活用したしめ縄】
① まず、シンプルなリースを用意します。
② 松の葉や南天の実など、和風の飾りを施します。
クリスマスにはベルや星、白いわたなどでクリスマスっぽい装飾を施しているでしょう。正月飾りにするときにはそれらを外して、同じ土台でも飾りを洋風から和風にするだけで、印象はまったく異なるものなります。
ご祝儀袋の活用
正月飾りをおもいっきりおめでたく飾りたいときにオススメのアイテムが、ご祝儀袋です。花や松ぼっくり、南天の実など、正月飾りにお馴染みの飾りはどれも和風でおめでたくはありますが、インパクトに欠ける面もあります。そこで・・・。
・ ご祝儀袋のワイヤーで作られている水引の部分は鶴が飛び立とうとする形をしていたり、かなりおめでたい飾りになっています。
この部分をとって、正月飾りに括りつけるとオリジナル感あふれるものなるでしょう。
モダンな正月飾りの花選び
正月飾りを玄関に飾りたくても、最近はデザイナーズの建物やオシャレで洋風な一戸建てが増えてきているので、和風のしめ縄とミスマッチになるのが嫌だと思う人もいるでしょう。そのような人は、モダンな雰囲気の正月飾りを作ってみましょう。
【モダンな雰囲気の正月飾り】
★テクニックのポイント★
・土台となる丸い部分は稲の藁や縄などの正統派な物を選ぶ。
・飾り付けをする花に洋風な物を選ぶ事です。★アレンジ例★
・白いかすみ草や真っ赤なバラなどです。
・色合いが白と赤を基調とした花であれば、色合いにまとまりがでます。
室内に飾る正月飾りの作り方
玄関の扉に正月飾りを飾りたくない、ドアに何かをつけるのが嫌だという人は、家の中に正月飾りを置きましょう。この時、花瓶を使ってしまうと和風な雰囲気がでませんから、升を使ってみましょう。
【升を使った正月飾り】
① 升に短めに切った赤と白の花をいけます。
② 松ぼっくりや松の葉などをプラスしてアレンジします。
ちょっと上級者向けですが、センスに自信があるという人は挑戦しがいがあります。
しめ縄を好きな形に変える
丸いしめ縄の正月飾りは、平凡で面白くないと感じている人は、しめ縄の形も変えてしまいましょう。
【しめ縄の形を変えるアイデア】
① しめ縄を複数個用意して、輪っかを組み合わせる。
⇒お洒落な雰囲気になります。② 3つをワイヤーでくくって・・・。
⇒ミッキーの形にしたり。
⇒ハート型にしたりとアレンジの幅はかなり広がります。
自分の好きな形やキャラクターがいれば、その形をモチーフに作ってみると満足度も高いですし、完全にオリジナルの正月飾りができます。
いかがでしたでしょうか。正月飾りは、ちゃんとしたものを買うと高いし、数日間しか飾らないならもったいないと思ってこれまであまり飾ってこなかった人も、自分で作って飾るなら楽しめますし、愛着も涌くでしょう。
クリスマスが終わって正月休みに入ると暇で時間を持て余している人も多くいるでしょうから、想像力を働かせて、ホームセンターや百円均一ショップで材料を購入して作ってみることをおすすめします。
特に子供がいる家庭では、作る過程も楽しめますし、写真に撮ったり、枯れるものでなければ、現物を記念に残すこともできます。
正月飾りだからといって、肩肘を張らずに、自分の個性をだしてオリジナルの物を作って、楽しんでみましょう。日本の伝統をしっかり守って新年を迎えると気分は一層晴れやかになるものです。
まとめ
自分好みのオリジナルな正月飾りを作るテクニックとは
・赤と白の造花をつけて紅白のおめでたい色合いにしよう
・クリスマスのリースに松の葉を加えてれば和風に変身する
・ご祝儀袋の飾りを活用しておめでたく仕上げよう
・稲の藁にかすみ草やバラなどのお花を加えてモダンにアレンジしよう
・升に赤と白の花と松ぼっくりをいけてフラワーアレンジメント
・市販のしめ縄を好きな形に変えてしまおう