ポプリと作ると言っても「なかなかピンと来ない…。」方が多いですよね。けれどもアロマが広まってきたのをきっかけに、再びインテリアショップをはじめ、最近ではちょっとおしゃれな雑貨屋さんでも、多く見受けるようになりました。
ちょっと飾るだけでアンティークな赴きを感じさせる、おしゃれな空間のインテリアになるだけではなく、その香りが部屋全体の雰囲気を醸し出すことが最大の魅力!一度作ってしまえば、特別な手間はいりません。
最近ではポプリを詰めて、エッセンシャルオイルと共に贈るギフトも人気!せっかく贈るなら、相手を思いながら、現在の状況や悩みなどを考えて、ピッタリのポプリをエッセンシャルオイルを添えながら、贈ってみたいですよね。
そこで今回は、いくつかのポプリの作り方を、おすすめのアレンジやエッセンシャルオイルなどと共にお伝えします。
ポプリの材料の作り方
ポプリはドライフラワーを使用した、香りを楽しむアイテム。好きなドライフラワーを用意してその香りを楽しむことはもちろん、エッセンシャルオイル(100%精油のアロマオイル)を垂らして、香り付けも楽しめます。
【 ポプリの材料の作り方 】
★ キッチンペーパーや新聞紙、網ザルなどに摘んだお花を並べて、10日ほど天日干しにします。(暗くなってきたら湿ってしまうので、すぐに室内に入れてください!)
見た目にも可愛いポプリを作るなら、開きかけ程度のお花を摘むと、乾燥しても形がまとまり、また崩れにくくておすすめです。
ドライフルーツを入れるとおしゃれ!
アンティークな雰囲気が人気で、存在感もあるため、ドライポプリで人気のアイテムが、「ドライフルーツ」。特にオレンジなどの柑橘系のドライポプリがアクセントになります。
【 ドライフルーツの作り方 】
★ 薄くスライスしたオレンジを、まずレモン汁と水を混ぜたものに浸けてから、キッチンペーパーに並べて、125度のオーブンで焼くのが基本!
時短ワザとして、最初に電子レンジである程度の水分を飛ばす人もいます。
ドライポプリの作り方
こうしてドライフラワーやドライフルーツなど、アイテムが揃ったら、ドライポプリ作りです。花々やフルーツの他、必要な道具は密閉できる瓶などの容器と、エッセンシャルオイル(アロマオイル)。
【 ドライポプリの作り方 】
★ まずは袋にドライフルーツやドライフラワーを入れ、エッセンシャルオイルを数的垂らして、密閉します。
・ 袋ごと振るようにして、エッセンシャルオイルを馴染ませながら、日陰に数週間置いて完成です。
ワンランク上のドライポプリ
ドライポプリは香りが命。香りを楽しむためのものなので、できるかぎり持続させたいもの。その都度エッセンシャルオイルを垂らすことも一案なのですが、ここで、香りを長持ちさせる「保留剤」をご提案します。
【 保留剤をポプリに混ぜる 】
★ 香りを持続させてくれる保留剤をポプリに混ぜる方法がおすすめ!しかも香りが丸くなるのも嬉しいです。
・ 保留剤となるものとしては乳香が有名ですが、その他、白檀やアンジェリカなどの根、さらに黒砂糖なども用いられます。
保留剤となる素材を選んだら、細かく砕いてエッセンシャルオイルを馴染ませてください。
モイストポプリの作り方
ドライポプリも人気ですが、一方でフランスに多い「モイストポプリ」もおすすめです。モイストポプリの名前の通り、カラカラに乾燥させずに、「生乾き」の状態から作ります。
【 モイストポプリの作り方 】
★ 乾燥の目安は1日とお手軽です。
・ 粗塩を底に敷いたら、ドライフラワーと粗塩を容器(密閉できるもの!)に、交互に入れて、層を作るように繰り返します。毎回よく押し込んで丁寧に重ねるのもポイント。
まずは、この容器を密閉して暗い場所で14日、その後にエッセンシャルオイルの出番です。オイルを入れたら全体を混ぜて混ぜ込み、さらに1ヵ月半前後、暗い場所に再び置いて完成です。
ドライポプリやモイストポプリの使い道
ドライポプリの最も有名な使い方が、タンスに入れるサシェ。さらに砕いて、布巾に包み、可愛い布やリボンでおしゃれにしたら、ハンガーに掛けたり、軽くタンスの間に掛けたりするだけ。
【 モイストポプリの使い道 】
★ モイストポプリをお風呂に入れると、香り漂う優雅なバスタイムが楽しめます。
・ 粗塩は発汗を促し血行促進も期待できるため、ダイエットにも最適!美容におすすめのリラックスタイムにいかがでしょうか。
前述したドライフルーツなどをあしらいながら、形のきれいな部分を使って、ポプリのリースなどもおすすめです。
おすすめエッセンシャルオイル
ポプリは香りを楽しむものだけに、エッセンシャルオイルのチョイスは重要。ドライポプリ、モイストポプリ、いくつかの種類を手作りして、その時々の気分や目的に見合ったものを使うのも、楽しそうです。
【 おすすめエッセンシャルオイル 】
① 仕事場や勉強部屋 … レモンやローズマリー、ペパーミント
② ベッドルーム … ラベンダー、ローズゼラニウム、サンダルウッド
③ 一息できるリビング … カモミール、ベルガモット
などなど…
一方、朝の食卓などに使うなら、気分が高揚する柑橘系や、落ち込みを癒すマンダリンなども一案です。
さて、ポプリはヨーロッパでは昔から慣れ親しまれた、香りの習慣でもあり、活用の仕方によっては、その部屋、その場の雰囲気を変えてくれる力もあります。
密閉した瓶を開ければ、それだけで香りが広がるのも魅力。エッセンシャルオイルを炊いたり、アロマディフューザーで拡散するのは、手軽に始めにくい方々も確かにいますし、火気は子どもがいる家庭では、避けたいところですよね。
急なお客様や思いがけずに落ち込んだ時など、その用途に合わせたポプリの蓋をポンッと空けて、力をもらってはいかがでしょうか。今回お伝えしたモイストポプリなどは、一度作ると50年は香りが持つ、と言うから驚きです。
ドライフラワーやドライフルーツ作りが「面倒だなぁ~。」と言う場合には、100均をはじめ、販売もしていますので、市販のものを選んでも大丈夫!ぜひ、香りを暮らしの見方にしてください!
まとめ
ポプリの作り方
・ドライフラワーは10日前後、天日干しをする
・ドライフルーツは、薄く切って125度のオーブンで焼く
・袋にドライフラワー、アロマオイルを入れて数週間置く
・香り長持ちには、「保留剤」に香りを染みこませる
・生乾きの花と粗塩を交互に詰めて、「モイストポプリ」
・モイストポプリはお風呂に使うと、美容にリラックスに効果的!
・目的や使い道でエッセンシャルオイルを選ぶ