一度は訪れたい!藤の花の名所超おすすめスポット~全国7選

一度は訪れたい!藤の花の名所超おすすめスポット~全国7選
源氏物語や古き良き古典の華やかな時代を思わせる藤の花。紫色に咲き誇り豊かにこうべを垂れるその花房は、現代でも日本の人々を魅了する花ですね。

藤の花の紫色は高貴を表し、貴族の最高級の着物の色として親しまれてきた歴史があります。また紫色は女性の美しさを象徴する色として伝えられています。

藤の花をかたどったかんざしは、今でも京都の舞妓や芸者をはじめその伝統を大切に伝え続けられています。藤の花言葉は、歓迎、恋に酔う、陶酔。古来より日本の人々の心を魅了してきた藤の花にぴったりな花言葉ですね。

そんな藤の花の名所の超おすすめスポットを全国より選りすぐりして7箇所ご紹介します。天然記念物とされる藤や華やかな祭りの情報などもあわせてご紹介しますのでぜひご覧ください。

 

一度は訪れたい!
藤の花の名所超おすすめスポット~全国7選

 

平等院の藤(京都府)

古典の歴史をもつ藤の花として、まずみなさまにおすすめしたいスポットを古都、京都にあててご紹介します。筆頭は平等院の藤の花です。

平等院は世界遺産として登録され、日本の古き良き歴史を誇る平等院には、樹齢250年と言われる藤の花があります。歴史ある寺院とともにぜひ訪れたいスポットでしょう。

開花期は4月下旬から5月初旬となります。拝観料は大人600円、JR宇治駅から徒歩10分です。ぜひ古都観光とあわせて訪れてください。

 

亀戸天神社(東京都)

次におすすめするのは、お江戸東京の下町にある亀戸天神社です。藤の花の名所としての歴史は江戸時代からになりますが、古都京都とは一風異なる粋な江戸情緒を楽しむことができます。

特に例年4月下旬より藤まつりが行われ、出店とともに大勢の人々の賑わいの中に咲く藤の花は、下町独特の味わいがあります。

夜にはライトアップが行われ、都会の夜に艶に浮かぶ藤の景色は、一見の価値ありでしょう。藤棚は15棚、総計100株の見事な藤。最寄りは亀戸駅、錦糸町駅。スカイツリーの下町観光とあわせて訪れるのもいいでしょう。

 

皇居東御苑(東京都)

日本のお膝元、東京竹橋の皇居にある東御苑にも、美しく高貴な藤棚が並びます。総数は2本と希少の藤ですが、そこからは由緒ある二の丸庭園を見渡すことができます。

二の丸庭園は絵図をもとに復元された庭で、その池と滝を背景にした藤の景色は訪れる人の心を安らかにしてくれることでしょう。皇居めぐりとあわせて訪れたい藤の名所の一つです。

開花期は4月下旬から5月上旬、入館は無料です。東京駅、銀座駅へも徒歩圏内ですので、東京観光にはとっておきのスポットです。

 

牛島藤花園(埼玉県)

東京の隣、埼玉県春日部市にある牛島藤花園には、昭和30年より国定指定特別天然記念物とされた日本最古の藤があります。「牛島の藤」として地元の人々に親しまれてきたその藤は、樹齢1200年ともいわれています。

根回りは10平方メートル、花房は最長2メートルの巨木です。藤棚も約700メートルはあり、その迫力には見る人が思わず息をのむほどでしょう。

平成元年には新日本の銘木百選の一つとされ、この藤の価値は言うまでもなく必見です。その眺めは国内だけではなく、世界一であるともいわれます。

 

春日大社(奈良県)

奈良県にある春日大社は、天平の華やかな歴史を刻む神社で、現在でも霊言新たかな太古の森に包まれています。大社とその森林はあわせて世界遺産に指定されています。

藤の花も見事でその景色は、日本神話の神々に守られたような不思議な印象を与えます。藤の花の種類は20種と豊富で、境内と隣接の萬葉植物園とあわせて200本もの藤を楽しむことができます。

これらの藤は、平安の昔は藤原氏ゆかりの花として大切にされてきた歴史があります。

 

小田原城址公園(神奈川県)

神奈川県小田原にある城址公園の藤は、例年5月初旬に満開期を迎えるためゴールデンウィークにはおすすめのスポットです。

大正天皇が訪れたとき召馬が通過した際に、藤の花が散ってしまったため天皇が「見事な花に心なきことよ」といって嘆かれました。

そのことから「御感の藤」として、人々に言い伝えられています。樹齢200年とされる2本の藤は、休暇に訪れる人々の心をなごませてくれることでしょう。小田原駅からは徒歩10分ほど、車でも電車でもアクセス良好で、無料で楽しめるスポットです。

 

才の神の藤(京都府)

ここまで、歴史とともに人々に大切にされ守られてきた藤をご紹介しました。次は自然に自生する希少な藤を一つご案内しましょう。

京都にある才の神にある藤は、推定2000年とされるヤマフジが現在も毎年見事な花を咲かせます。藤棚に咲く藤のような華やかさはないものの、自然に抱かれたヤマフジの景色は実に見事です。

自生の藤としての大きさは希少の価値があり、京都府の天然記念物とされています。夜のライトアップされたヤマフジも神秘的な魅力があります。

 

いかがでしたでしょうか。

あなたも一度、訪れてみたい藤の名所は見つかりましたでしょうか。他にもまだまだおすすめしたい藤の名所は数多くあります。毎年、一箇所ずつ訪れ藤の花が見せる色々な表情を味わうことも楽しみの一つですね。

歴史的建造物とともに鑑賞できるスポットも多いですから、藤の花見は見所満載で訪れる人を飽きさせないことでしょう。関東と関西でその味わいが異なる点も面白さの一つです。古来より日本人の心を虜にする紫の藤の花に、あなたが魅了される日もきっともう間近かもしれません。

 

まとめ

一度は訪れたい!藤の花の名所超おすすめスポット~全国7選

平等院の藤(京都府)
亀戸天神社(東京都)
皇居東御苑(東京都)
牛島藤花園(埼玉県)
春日大社(奈良県)
小田原城址公園(神奈川県)
才の神の藤(京都府)


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