リンドウの深い花言葉で、愛情と心を贈る7つの方法

秋の野山で、美しい色の花を咲かせるリンドウ。野趣がありながらかわいらしさも兼ね備えています。切り花や鉢植えなどの形でも人々に親しまれていますね。

このリンドウには、この植物のもつ薬効や、花の様子が由来となった花言葉がいくつかあります。花言葉のどれもが、この花のように個性的です。愛情のさまざまな表現が言葉で表現され、今まで伝えにくかった贈る相手への想いも、重ねられるかもしれません。

そんな花言葉をご紹介しつつ、花の色が人の心に与える効果も考慮した「リンドウの花の贈り方」のアイディアをご紹介していきましょう。気になる相手や恋人へのギフトとしてだけではなく、花言葉を用いて、あらゆるシーンで贈ってみてください。

 

リンドウの深い花言葉で、
愛情と心を贈る7つの方法

 

「高貴」-敬老の日に贈る花として

まずはじめにご紹介する花言葉は「高貴」。花の色の紫に由来するものと言われています。紫は飛鳥時代に制定された「冠位十二階」で、最高位の色とされました。そんな花言葉もあってか、最近敬老の日のフラワーギフトとして、リンドウはとても人気のある花となっています。

その中でも最も人気のある品種は「白寿」。ひとつの花に紫と白、2つの色が同居している、ユニークなリンドウです。「白寿」とは、「百」から「一」をとると「九十九」になるとともに、漢字の形は「白」になることから、数え年で九十九歳のこと、またそれを祝うことを指します。まさに長寿をお祝いする花にぴったりです。

もちろん、単色のリンドウを他のギフトに一輪添えたり、あるいはフラワーバスケットに仕立てる、というのもとても素敵です。尊敬の念を込めて、おじいちゃんやおばあちゃんにリンドウを贈ってみませんか。

 

「勝利」-お見舞いの花として

次にご紹介する花言葉は「勝利」。その根に薬効成分があることから「病気に打ち克つ」、また上を向いて咲く姿が「勝利を確信している」様子にも例えられます。まさに、病気や怪我の回復につとめられている方へのお見舞いにぴったりですね。

リンドウの花の代表的な色「青紫」には、安心感や落ち着き、癒しをもたらす力があります。回復力を高めるサポートをする効果もあるのです。花は、すぐ枕元や棚などに飾ってもらえるよう、かごなどに小さくアレンジすると良いでしょう。

ただし「鉢植え」は「根付く→寝付く」に結びつき、お見舞いには縁起が悪いとされているので、避けてくださいね!

 

「あなたの悲しみに寄り添う」-何かを失った友達へ贈る花として

次にご紹介する花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」です。「群生せずに一本一本咲く姿」が「悲しんでいるときのあなたが好き」という花言葉を生み出し、転じて「あなたの悲しみに寄り添う」「悲しんでいるあなたを慰めたい」という言葉も生みました。

人は生きていく中で、たくさんのものを失くします。それは大切な物であったり、時には恋人との別れ、さらに家族や大切な人との死別など、その人にとっては耐え難い悲しみをもたらすこともあります。

そんな時に花言葉を添え、さりげなくこの小さな花を贈ってみてはいかがでしょうか。「青紫」に癒しの効果があることは先に述べましたが、傷ついた心をも癒す力があるのです。また「ピンク」も憂鬱や孤独感を払い、元気づけてくれる効果があります。

きっと大切なお友達に、あなたの心が伝わると思います。

 

「気遣う心」-遠く離れた友達へ贈る花として

お花を贈られると、誰もが心和むものです。顔が見えなくても、その気遣いがとても嬉しく、心を温めてくれます。リンドウには「気遣う心」という花言葉もあります。薬効などから連想された言葉かもしれませんね。しかし、花の姿からこんなことが想像できないでしょうか。

リンドウは、まっすぐに空を向いて咲きます。その空は、地球上のどこにいても繋がっているもの。私たちが見ている空も、リンドウの花が見ている空も同じものです。そんな思いをこめて、遠く離れた大切なお友達に「気遣う心」を贈ってみましょう。きっと、とても喜ばれますよ。

 

「満ちた自信」-紫のリンドウを試験を控えた方に

「満ちた自信」もリンドウの花言葉のひとつです。人々を健康に導く、確かな薬効によるものかもしれませんし、どんなに小さくとも太陽に向かって花を開くその姿が「満ちた自信」を思い起こさせるのかもしれません。

自信をもってトライしたい場面は人生にいくつもあり、資格取得や昇格試験などの試験もそのひとつです。そんな方々にエールを送るように、この花を贈ってみてはいかがでしょうか。

特に紫は人にとって「エネルギーを高める色」であり、創造力や想像力を高めるサポートをしてくれる色です。お見舞いのお花と同様、すぐに飾ってもらえるようなアレンジメントを施すとより喜ばれると思います。

 

「愛らしい」-ピンクのリンドウを愛すべき女友達に

「愛らしい」という花言葉は、実は日本のものではなく西洋のもの。確かに、野山で小さく咲くリンドウは愛らしさやかわいらしさにあふれていますね。

そんなリンドウの中でも、ピンクのリンドウは愛らしさをギュッと閉じ込めたような感があります。かわいらしいリンドウの花に、ピンクの持つ「豊かさ・かわいらしさ・愛情」などのイメージが加わるからかもしれませんね。

リンドウ単独でも良いけれど、季節の素敵なお花とともにアレンジされた花束やフラワーバスケットを、愛すべき女友達へのプレゼントにしてみてはいかがでしょうか。

 

「固有の価値」-白いリンドウを落ち込んでいる方に

この花言葉「固有の価値」も、西洋の花言葉です。確かにリンドウはとてもユニークな花です。群れたりせず、太陽の光の下でのみ花を咲かせ、見えない根の部分には大きな薬効があるのですから。

そんな花、特に白のリンドウを、何らかの理由で落ち込んでいる方への贈り物におすすめします。白は「生まれ変わりの色」「新しいことをはじめる時の色」でもあるからです。「あなたにはあなたの素晴らしい価値があります。新しい気持ちをもって、また元気に歩いていけますように。」そんなエールを、リンドウがいつも送ってくれることでしょう。

 

いかがでしょうか。いくつかリンドウの花言葉から導き出された、あなたの心を誰かに贈る方法をご紹介しました。

色によって花言葉からイメージされる女性像が大きく変わることに、気づかれたのではないでしょうか。もともと、色自体にも心理作用があるので、相手の状況や性格を考慮して、メッセージカードとともに贈ってみると良いでしょう。

リンドウは、フラワーアレンジメントにおいては「アクセントを添える花」としての使われ方が非常に多い花です。しかし、ほんの少しでもインパクトを与えるのですから、堂々とした主役にもなれる花なのです。

心を代弁してくれる花として、さりげなくリンドウを贈ることができたら、きっと誰かの心もあなたの心も温かくなることでしょう。

 

まとめ

リンドウの深い花言葉で、愛情と心を贈る7つの方法

・「高貴」-敬老の日に贈る花として
・「勝利」-お見舞いの花として
・「あなたの悲しみに寄り添う」-何かを失った友達へ贈る花として
・「気遣う心」-遠く離れた友達へ贈る花として
・「満ちた自信」-紫のリンドウを試験を控えた方に
・「愛らしい」-ピンクのリンドウを愛すべき女友達に
・「固有の価値」-白いリンドウを落ち込んでいる方に


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