食生活から改善☆ホルモンバランスを整える7つの方法

食生活から改善☆ホルモンバランスを整える7つの方法

ホルモンバランスの乱れを整えるには、栄養に偏りのない食生活を送ることが大切です。ホルモンのバランスが崩れることによって、健康面の不調だけではなく、美容やメンタルにも悪影響を及ぼしてしまいます。栄養バランスに優れた食事を、規則正しく摂ることを心がけましょう。

私たちの体の中で分泌されるホルモンには、ステロイド系のホルモンとペプチド系のホルモンがあります。

ステロイド系のホルモンというのは、エストロゲンやプロゲステロン、テストステロンといった性ホルモンです。女性が一生のうちで分泌する女性ホルモンの量は、ティースプーンにたったの1杯程度と言われています。微量でも私たちの体に大きな影響を与えるのがホルモンの力です。

ペプチド系ホルモンには成長ホルモン、インシュリン、メラトニンなどがあります。成長を促したり、血糖値や睡眠サイクルの調整などをしています。

今回は食生活の改善を中心に、ホルモンバランスを整える方法をご紹介していきます。食生活を改善し、ストレスをため込まない生活をすることが、ホルモンバランスを整える第一歩です。

 

食生活から改善☆ホルモンバランスを整える7つの方法

 

ビタミンB6を摂ろう

ホルモンバランスを整えるには、必要な栄養素をまんべんなく摂取することが大切です。

ビタミン類はいずれも私たちの体に必要な要素ですが、女性ホルモンの代謝に関係しているのはビタミンB6です。生理前に様々な不調を引き起こす月経前症候群(PMS)、妊娠中に起こるつわりなどには、ビタミンB6の摂取が有効とされています。

ビタミンB6を含む食品は、カツオやマグロなどの魚、肉類のレバーです。また大豆製品やナッツ類、バナナなどにも含まれています。

 

ビタミンEを摂ろう

ビタミンEも、ホルモンバランスを整えるために欠かせない栄養素です。

ビタミンEは脳下垂体や卵巣など、ホルモンの分泌器官の細胞膜が酸化するのを防いでくれます。ビタミンEが不足するとホルモンバランスが乱れて、更年期障害や月経不順などの婦人科系の不調を起こす原因になります。

ビタミンEを多く含む食品としてよく知られているのは、アーモンドをはじめとしたナッツ類、大豆、うなぎ、たらこ、ゴマ油などがあります。野菜ではホウレン草やカボチャに比較的多く含まれています。

 

ミネラルを摂ろう

ミネラルもまた、ホルモンバランスを整えるための重要な働きをしてくれます。

亜鉛は女性ホルモンを作るのに欠かせない栄養素と言われています。牛肉や牡蠣などに多く含まれています。カルシウムはホルモンバランスを整える働きをしてくれるとともに、不安定な気持ちを鎮める栄養素です。

海藻や乳製品、豆腐などに含まれています。マグネシウムも、カルシウムと一緒に摂取することによって、ホルモンバランスを整えてくれます。マグネシウムを多く含む食品は、海藻、麦、胚芽、黒砂糖、豆腐などです。

 

パントテン酸を摂ろう

パントテン酸とはビタミンB群の一つで、副腎の働きを強化し、副腎皮質ホルモンの分泌を促進する効果があります。

吹き出物やニキビなどの肌トラブル、アレルギー性疾患などの症状を緩和する働きがあります。また抗ストレス作用があるため、ストレス性の憂鬱やイライラを鎮める効果があります。

パントテン酸が多く含まれる食品はレバー類、干ししいたけ、鶏もも肉、うなぎなどがあります。アボカド、子持ちカレイ、納豆にも含まれています。

 

イソフラボンを摂ろう

イソフラボンは大豆に含まれているポリフェノールの一種です。

体内で女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするため、「植物性エストロゲン」と呼ばれることもあります。加齢にともなってエストロゲンが減少することにより、女性の体には様々な更年期障害の症状が現れます。エストロゲンの不足をイソフラボンで補うことで、体や心の不調を予防してくれます。生理不順の改善にも効果があります。

イソフラボンを含む食品は、豆腐、納豆、みそ、しょうゆ、豆乳などです。

 

脂質の摂り方に注意しよう

ホルモンバランスを整えるには、脂質の摂取の仕方にも注意が必要です。

トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングを作る過程でできる、不飽和脂肪酸の一種です。欧米では、トランス脂肪酸が含まれる食品の販売を禁止している国が多くあります。人工的な脂肪であるトランス脂肪酸は血中の悪玉コレステロールを増やし、アレルギーを誘発するとも言われます。

ホルモンバランスを乱すため、婦人科系トラブルの原因になる恐れがあります。オリーブオイル、アボカドオイル、魚に含まれる脂肪など、良質な脂質を摂りましょう。

 

規則正しい生活をしよう

人間の体には体内時計があります。

体内のリズムとホルモンバランスは密接な関係があり、このリズムが乱れるとホルモンバランスも乱れてしまいます。食べる時間や回数が日によってばらばらになると、体内のリズムが乱れます。

また睡眠時間が十分に取れなかったりすると自律神経が乱れて、ホルモンバランスも乱れてきます。規則正しい生活を送ることが、自律神経やホルモンバランスを整えます。

そのほか、過労やストレスの蓄積もホルモンバランスが乱れる原因となります。適度に休養したり、ストレスを発散させることを心がけましょう。

 

いかがでしたか。

ホルモンのバランスが乱れると、肌の調子が悪くなったり生理不順が起こったりします。髪の毛にツヤがなくなって、抜け毛が増えることもあります。イライラしやすい、気持ちが沈むといったメンタルの症状も、もしかするとホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。

今回ご紹介した方法を参考にして、食生活を改善することから始めましょう。普段食べるものを見直すだけでも、効果はずいぶん違ってきます。睡眠を十分にとったり、ゆったりとリラックスする時間を持つのも効果的です。ホルモンバランスを整えて、元気で明るく過ごしましょう。

 

まとめ

食生活から改善☆ホルモンバランスを整える7つの方法

・ビタミンB6を摂ろう
・ビタミンEを摂ろう
・ミネラルを摂ろう
・パントテン酸を摂ろう
・イソフラボンを摂ろう
・脂質の摂り方に注意しよう
・規則正しい生活をしよう


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