家庭菜園に挑戦するなら☆まず始めたい野菜と育て方

家庭菜園に挑戦するなら☆まず始めたい野菜と育て方
今や家庭菜園は老若男女問わず大人気ですよね。日毎にスクスク育つ野菜の苗を見ていると、健気に成長する姿と、強い生命力に大きなパワーをもらうことができます。

家庭菜園は大きな畑や広い庭がなくても、少しのスペースがあればスタートできるのが大きな魅力。土・プランター・苗、これだけ用意すれば、思い立ったその日から誰でも家庭菜園のオーナーとしてデビューすることができます。

ただ、初めて挑戦する家庭菜園の苗は、初心者向けの手入れが難しくないものを選ぶのがおすすめ。最初は慣れなくても、毎日のお手入れをして野菜を育てるうちに、栽培の流れやコツが掴め、どんどん愛着が湧いてくるはず。

そうして自分の手で育て収穫した野菜の味は、どんな高級野菜よりもおいしいもの!まだ土の付いた新鮮な手作り野菜の匂い、ぜひ味わってみたいですよね。そこで今回は、初心者でも家庭菜園でおいしい野菜を収穫するコツをお伝えします。

 

家庭菜園に挑戦するなら☆
まず始めたい野菜と育て方

 

まず挑戦したいトマト

家庭菜園と言えば真っ先に思い浮かぶほど、身近な存在のトマト。苗から育てればほぼ失敗なく収穫できますが、苗を順調に育てるにはある程度の気温が必要です。目安としては夜間の気温が15℃以上になってからがおすすめ。

植え付け後に気温が下がりそうな時は、夜間だけ苗を室内にとりこんだ方が安心です。

【 家庭菜園に挑戦!トマト 】

★ 次にトマト苗の成長に伴い、わき芽が出てきたら適度に摘み取る・支柱を立てる・水やり・追肥といった作業を行います。

・ わき芽はそのままにしておくと葉に栄養が行ってしまうので、適度に摘みながら実の方に栄養を行き渡らせるのがポイント。

追肥は実がなり始めてからで充分間に合いますし、水やりは控えめに感じるぐらいで大丈夫。わき芽取り以外は、他の野菜よりもおおらかな手入れでOKなトマト、これなら野菜作りが初めての方も安心!

トマトは追熟する野菜なので、収穫前に実だけが落ちてしまっても大丈夫。少し青みが残った程度なら、常温で置いておけばちゃんと赤く色づいてくれます。

 

収穫の早いラディッシュ

ラディッシュ(二十日大根)は種まきしてから、たった30~50日で収穫の喜びを味わえるので、初めて家庭菜園にチャレンジするには最適の野菜。しかも春・秋と1年に2回も栽培のチャンスがあり品種も豊富、と嬉しいことばかり!

【 家庭菜園に挑戦!ラディッシュ 】

★ 育て方は、まずラディッシュの種を2~3㎝間隔で2粒ずつまき、軽く土をかけてから優しく水やり…。

・ 1週間前後で発芽するので、双葉が開いたら芽が等間隔になるよう間引きをし、必要に応じて土を足しておけば大丈夫。

間引き後は日当たりの良い場所で育て、成長したラディッシュが土から顔を出すほどに大きくなったらいよいよ収穫!この時に収穫が遅れると実が割れてしまうので、タイミングを逃さないようにすることが大切です。

手間のかからない野菜ですが、水やり作業にはコツがあります。芽が出るまでの間はたっぷりと水を与え、発芽後は土が少し乾いた頃に水やりするのが、ラディッシュ作り成功のポイントなのです。

 

料理に活躍、ピーマン

ピーマンは種から育てると2か月以上かかってしまうので、家庭菜園で育てる場合は苗の状態で購入するのがおすすめ。ただ、ピーマンの栽培方法は難しくないので、気軽に挑戦できる野菜のひとつ。

ただ、ピーマンは寒さに弱い野菜。平均20℃を保つ暖かい季節になってから、植え付けを行います。年間通して気温の低い地域は「京ひかり」という低温でも、よく実がなる品種がおすすめです。

【 家庭菜園に挑戦!ピーマン 】

★ 成長して最初の花が咲いたら、花の下にあるわき芽は全部摘んでしまいます。その後の管理も、風通しが良くなるよう適度に調節すれば大丈夫。

・ 必要に応じて支柱を立てながら成長を見守っていくと、開花から17~20日前後もすれば収穫に!ピーマンがだいたい6~7cmに育ったら収穫のタイミングです。

また、葉の色が薄くなったら肥料切れのサイン。2週間に1回を目安に、化学肥料を与えておいてください。そしてピーマンは乾燥が苦手。土の表面が乾く前に水やりをしてあげれば、枯れることなく長い期間収穫を楽しめます。

 

ネットいらずで栽培できるインゲン

和食にも洋食にも使えるインゲン、家庭菜園でたくさん収穫できたら便利!「でもインゲンにはつるがあるから…。」と育てるのを面倒に感じてしまいがちですが、ちゃんとつるのない品種のインゲンもあるのです。

これならネットを張ったりつるを誘因したり、と手をかけなくてもいいので、初めての野菜作りでも安心して挑戦できて便利。

【 家庭菜園に挑戦!インゲン 】

★ まず苗を買ってきたら植え付け。35~40リットルの大きさのプランターに2~3つの苗を植えるのがちょうど良いサイズです。

・ 苗丈が大きくなってきたら苗に添うように市販の支柱を立て、紐や結束バンドで固定!これさえしておけば丈が大きくなっても、しっかり支えることができます。

花が咲き始めたら水切れしないようマメに水やりをし、このタイミングで追肥。この後も約2週間ごとに追肥していけば、インゲンの成長はバッチリです。

ちなみに、インゲンは開花から10~15日後から収穫できるものの、さやの中で豆がふくらみすぎてからの収穫では遅すぎ!このタイミングを見定めるのがおいしいインゲンを収穫するコツです。

 

長く使えるトウガラシ

菜園初心者向けと言われている唐辛子は、一度作れば長く保存できる便利な野菜。オイル漬けやスパイス、またはお米の虫除けまで、いろんな場面で役立ってくれるのはありがたい!

トウガラシは手間いらずで丈夫に育ち、ひとつの苗でもたっぷり収穫できるので嬉しくなります。家庭菜園ではトウガラシの苗を買って植えるのが手軽でおすすめ!

【 家庭菜園に挑戦!トウガラシ 】

★ 植え付けは4月中旬~5月に行い、小さな実ができてきたら追肥。

・ わき芽はそのまま放っておいても大丈夫、あとは水やりさえしっかりすればOKです。

地域によって差はありますが、青トウガラシとして収穫したい場合は苗の植え付けから約2か月後、赤トウガラシとして収穫したい時は約2か月半~3か月後が摘み取りの目安。せっかくならどちらの色も収穫してみたいもの…。

収穫後は株ごと切り、吊るして乾燥させながら、長く保存してみてください。

 

いかがでしたでしょうか、家庭菜園は始めてしまえば決して難しいものではありません。毎日水やりをしながら成長を見守ったり、お天気の変化に一喜一憂したり…と、まるで我が子のように愛おしくなってしまうはず。

そうして手塩にかけた野菜を収穫する時の喜びは、一度味わったらやみつきになる方も多いのです。

家庭菜園で野菜を育て始めると、スーパーで野菜を選ぶ目も変わってきます。今までは何も考えずに買っていた野菜も、どうしたらこんなに良い色に育てられるんだろうか、この大きさまで育てるにはどんな肥料が必要なのか、と気になってしまったり…。

それも含めてすべて家庭菜園の醍醐味!野菜への知識が増え、美味しい料理にして味わい、ワクワク美味しい食卓にしてください!

まとめ

初心者が育てやすい野菜と育て方

・トマトの追肥は実ができてからでOK
・ラディッシュは水やりのタイミング
・ピーマンは乾燥対策とわき芽摘み
・つるなしインゲンなら初心者でも失敗なし
・トウガラシは丈夫で長期保存できる

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