すずらんの花言葉が結婚式を彩る☆花嫁に添える7例

すずらんの花言葉が結婚式を彩る☆花嫁に添える7例

すずらんは白に代表される花の色と、清楚なたたずまいの花の姿から、結婚式にまつわる様々なモチーフに用いられます。花言葉を知らなくても、すずらんが持つ可憐なイメージは純粋無垢な花嫁にピッタリなので、一目惚れをする花嫁も多いでしょう。

そしてすずらんはその可憐なイメージだけではなく、花言葉も結婚式にふさわしいものがいくつもあります。2011年、イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式において、キャサリン妃がブーケにこの花を選んだのも、花言葉が根拠になっていると言われています。

ここではそんなすずらんの花言葉をご紹介しながら、花嫁の心をより一層華やかにするアイテムのいろいろについてご紹介します。

 

すずらんの花言葉が結婚式を彩る☆
花嫁に添える7例

 

「幸福の訪れ」-ゲストへの招待状にすずらんのモチーフを

挙式が決定したら、しばらく様々な準備に追われることになります。美しい衣装に身を包むのも、もう少し先。そこで少し華やぐ日を先取りして、式にまつわる様々なアイテムに「すずらん」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

1つ目のすずらんの花言葉は「幸福の訪れ」。

フランスでは毎年5月1日が「すずらんの日(JOUR des MUGUETS)」とされ、家族や知人、愛する人にすずらんを贈りあう習慣があります。すずらんを贈られた人には「幸福が訪れる」と言われています。

この習慣はそもそも、1561年5月1日にフランス王シャルル9世(1550~1574)が、宮廷の女官たちにすずらんの花を贈ったことにちなみます。その前年シャルル9世は、母親のカトリーヌ・ド・メディシスとプロヴァンス地方を訪れた際、現地の人々から「幸福を呼ぶ花」としてすずらんの花を贈られています。

この贈り物をとても喜んだシャルル9世は、皆にも幸福が訪れるようにと、自らすずらんの花を贈り、それがやがて宮廷の習慣となりました。一般の人たちにもこの習慣が広まったのは19世紀末頃から。とても素敵なことですね。

そんな習慣からヒントを頂き、結婚式のゲストの皆さんにも「幸せが訪れる」ことを願って、招待状を「すずらんのモチーフ」にしてみてはいかがでしょうか。美しいイラスト、エンボス加工ですずらんを浮き彫り風にしたものなど、上品で素敵なデザインがたくさんありますよ。

 

「希望」-ウエルカムボードやウエルカムベアにすずらんを添えて

2つ目のすずらんの花言葉は「希望」。

日の光を受けて、白く輝く花の姿が思い浮かびます。当日のウエルカムボードやウエルカムベアも大事なアイテムです。会場に到着したゲストが必ず目にするものでもあります。そこでこれらのアイテムに花言葉を取り入れて、すずらんの花をあしらってみませんか?

ウエルカムボードの花は生でも、素敵な造花でも構いません。すずらんの花の姿を生かして、ボードの隅にリボンで束ねたものを飾ったり、他の花と組み合わせてみたり。

ウエルカムベアも、花嫁ベアには小さなブーケを持たせてみてはいかがでしょうか。ご自分で手作りされたり、お友達が作ってくれるということでしたら、ドレスにすずらん柄のレースを選んだり、ベア本体をすずらん柄のエンブロイダリーレース(刺繍レース)で作ってもいいですね。

 

「純粋」-リングピローにすずらんのモチーフを

3つ目のすずらんの花言葉は「純粋」です。

リングピローは、ゲストが目にして楽しむというものではありませんが、これを手作りする方も多くいらっしゃいます。大まかに申し上げますと、白い生地を四角形に2枚裁ち、周囲を縫ってから綿をつめ、リングを置く場所を縫い糸で絞ってへこませ、同じ場所にリングを結び付けるリボンなどを縫い付ければ出来上がりです。

例えばピローの周囲をすずらんの造花でふんわりと取り巻くのも良し、市販のすずらんをかたどったカットレースを縫い付けるのも良し。ウエルカムベアと同様に、本体をエンブロイダリーレースで作るのも素敵です。

何かと花嫁は準備に追われて、心の余裕をなくすことも多いのですが、短い時間でも小さな手作りに「純粋」に取り組めると、しばしホッと和むことができますよ。またこの花言葉は「永遠の愛」を誓う指輪を置くピローにふさわしいものではないでしょうか。

 

「清らかな愛」-花嫁のブーケにすずらんを

4つ目のすずらんの花言葉は「清らかな愛」。

香りもやさしく、まさに結婚式当日に花嫁が持つブーケにぴったりですね。

すずらんは単独ですと、繊細な細工物のようでもありますが、たくさん集まると粒々とした花の姿がやさしく重なって、とても清楚なブーケになります。また、他の白い花と合わせても、かすみ草とはまた違ったアクセントをつけることが出来ます。花婿のブートニアもとても素敵なものになりますよ。

「清らかな愛」を誓った式の後はブーケトス!その時にブーケを受け取る方の幸福を願うにも、ぴったりの花と言えます。

 

「優雅」-花嫁のヘッドドレスにすずらんを

5つ目のすずらんの花言葉は「優雅」です。

美しいウエディングドレスを引き立てるのは、様々なアクセサリー。中でもヘッドドレスを始めとした髪飾りは、花嫁を華やかにも清楚にも演出してくれる、重要なアイテムです。ここに「優雅」なすずらんの花を用いるのはいかがでしょうか。

皆さんは「ボンネ」というヘッドドレスをご存知でしょうか。「ボンネット」の略で、柔らかい毛糸や布で出来た、小さな帽子状のアクセサリーです。映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘップバーンが演じていたアン王女が頭に被っていたもの、といえば思い当たる方もいらっしゃるかもしれませんね。

そのオードリー・ヘップバーンのウエディングドレス姿の写真の中に、ボンネの上にすずらんの花々をふんわりあしらったものがあります。まさに優雅で美しい花嫁姿です。ブーケの項目でお話をしたように、すずらんはたくさん集まると花が重なるので、適度なボリュームが生まれ、晴れの日の髪飾りにぴったりなのです。生の花でトライするにはテクニックが要るでしょうが、造花だったら気軽に取り入れられますね。

また、シンプルなウエディングドレスに、すずらんの花で作った花冠を合わせると、かわいらしい優雅さが生まれます。

 

「意識しない美しさ」-花嫁のアクセサリーにすずらんのモチーフを

6つ目のすずらんの花言葉は「意識しない美しさ」。

外面ではなく、内面からにじみ出る美しさや、ありのままの美しさを表現している言葉ですね。

何もしなくても、愛する人と結ばれる喜びに満ち溢れた女性は美しく見えるものですが、ピアスやイヤリングなどもさりげなく、すずらんのモチーフを取り入れてみましょう。最近種類が増えてきたイヤーカフも、すずらんの花の姿がきれいに表現されるアイテムの一つです。ネックレスをすずらんのモチーフにして、さりげなく美しさをプラスするのも良いですね。

もともとがアクセサリーのような完成された花の姿ですから、それをかたどったアクセサリーもたくさんあります。あなたの好みで、素敵なものを選んでくださいね。

 

「幸福の再来」-ウエディングケーキにすずらんのモチーフを

最後にご紹介する7つ目のすずらんの花言葉は「幸福の再来」です。

入刀したウエディングケーキは、ゲストに配られるものでもあります。そのケーキをクリームや砂糖菓子で装飾するときのモチーフとして、すずらんの花はよく使われます。

ただし、生花は厳禁!あのような清楚なたたずまいとは裏腹に、すずらんは全草にわたって毒を持っており、誤って摂取すると中毒症状を引き起こします。あくまでも、モチーフとして楽しみます。

招待状で「幸福の訪れ」、ケーキで「幸福の再来」があったら本当に嬉しいことです。そんな「縁起物」として、すずらんを取り入れてみるのも良いですね。

 

いかがでしょうか。7つのすずらんの花言葉とともに、さまざまなアイディアをご紹介しました。他にもテーブルフラワーなど、式を彩るフラワーアレンジメントにも、すずらんはよく用いられる花です。

他にもすずらんには「癒し」「平静」「愛の告白」など、様々な花言葉があります。様々な花言葉があるということは、それだけ人々にも長年親しまれ、愛されてきたという証拠でもあるのです。

このように、すずらんのモチーフは見た目にも可愛く、生花だけではなく刺繍やドレスのモチーフなどにも用いられてきました。あなたが花嫁を祝福するゲストならば、すずらんのモチーフをあしらったハンカチーフを贈るのも良いでしょう。あなたの、またはあなたの大切な人の結婚を、すずらんで彩ってみませんか?

 

まとめ

すずらんの花言葉が結婚式を彩る☆花嫁に添える7例

・「幸福の訪れ」-ゲストへの招待状にすずらんのモチーフを
・「希望」-ウエルカムボードやウエルカムベアにすずらんを添えて
・「純粋」-リングピローにすずらんのモチーフを
・「清らかな愛」-花嫁のブーケにすずらんを
・「優雅」-花嫁のヘッドドレスにすずらんを
・「意識しない美しさ」-花嫁のアクセサリーにすずらんのモチーフを
・「幸福の再来」-ウエディングケーキにすずらんのモチーフを


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