椿の花言葉と由来を解説♪上流階級に愛された花7種紹介

椿の花言葉と由来を解説♪上流階級に愛された花7種紹介

椿は葉に艶があり、花も見事な花を咲かせます。椿は日本が原産地で、ヨーロッパに渡り栽培され大人気の花になりました。19世紀にヨーロッパで大ブームになった小説「椿姫」に登場したことでも有名ですね。

「椿姫」は娼婦が25日間は白い椿を残りの5日間は赤い椿を付けて社交界に現れるという小説です。椿は特にヨーロッパの上流階級に愛されて、椿専用の温室まで作られたほどです。椿は花言葉がいろいろあり、それには椿の特徴が由来しています。また日本では葉の厚さから「厚葉木(あつばき)」や葉の艶から「艶葉木(つやばき)」と呼ばれたという説があります。

更に革のようにしっかりした葉なので「強葉木(つばき)」と呼ばれたという説もあります。椿は学名を「カメリア・ジャポニカ(Camellia japonica)」と言います。宣教師として来日し、椿をヨーロッパに持ち帰ったG.Kamelさんの名前から取ったと言われています。上流階級に愛された花と花言葉を紹介したいと思います。

 

椿の花言葉と由来を解説♪
上流階級に愛された花7種紹介

 

赤い椿の花言葉を知ろう

赤い花の椿の花言葉は「控えめな愛」「気どらない優美」「謙虚な美徳」です。椿の花は匂いを発しないので、控えめ、気どらないといった言葉が付けられています。更に輸入元の日本にちなんで「日本の薔薇」と呼ばれました。

そういう日本のイメージから「控えめな愛」「気どらない優美」「謙虚な美徳」という花言葉が生まれました。椿と似ている花にサザンカがありますが、椿はがくと雌しべだけを残して、花が丸ごと落ちます。サザンカは花びらが個々に散りますので違いを比べるのも興味深いですね。椿の葉には毛が生えていませんが、サザンカの葉には毛が生えている点も違うので葉にも注目してみましょう。

 

白い椿の花言葉を知ろう

白い花の椿の花言葉は「申し分のない魅力」「至上の美しさ」です。白い椿も匂いが少ないことやその色や純粋さから「至上の美しさ」という花言葉が生まれました。

「申し分のない魅力」とは「椿姫」の小説の中で娼婦が25日間は白い椿を付けて残りの5日間は赤い椿を付けたことからもきています。椿の花は紙コップのような形で開きますが、サザンカは普通の花と同じように開きます。開き方の違いも見比べると違いが分かると思います。

 

ピンクの椿の花言葉を知ろう

ピンク色の花の椿の花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」です。椿の見た目の美しさから、美や愛などの花言葉が付けられています。椿の花には香りはありませんが、サザンカには香りがあります。確かめてみると面白いですね。

椿は花自体がポロッと落ちるので首が落ちるように見えることから、贈り物に避ける傾向があります。しかし、中には古くからの言われに囚われない人もいます。潔く落ちる花のその様が好きだという人もいます。

 

カトレアの魅力を知ろう

カトレアの花言葉は「優美な貴婦人」「真の魅力」「成熟した大人の魅力」「魔力」「魅惑的」です。椿の花言葉と同じように、優美とか魅力とかの言葉が入りますね。カトレアは大人びた美しさがあるので、上品なパーティーでドレスのコサージュとして用いられました。

カトレアなどのランを採取する人はラン・ハンターと呼ばれ、ランの花をお金に換えていました。花言葉の「真の魅力」とは花の美しさを楽しむ上流階級からも、お金目当てのハンターからも注目の花だったからかもしれません。上流階級に愛された花ほど優美で神秘的な花言葉が付けられています。

 

香りの女王薔薇の魅力を知ろう

赤いチューリップの花言葉は「愛の告白」「愛の宣告」です。椿の花言葉と同じく愛という言葉が入っています。チューリップは色によって花言葉が違うのですが、チューリップ全般の花言葉は「思いやり」です。

花言葉の「思いやり」は、オランダの3人の騎士を思いやる美少女の話に由来すると言われています。3人の騎士は美少女にプロポーズし、それぞれ家宝である王冠、剣、黄金を少女に贈りました。1人を選べない少女は花の女神フローラに自分を花に変えてくれるように頼みます。

女神は願いを聞き入れ、少女をチューリップの姿に変えました。チューリップの姿は、花が王冠、葉が剣、球根が黄金を表わします。チューリップも王族や貴族などの上流階級の人に愛され、盛んに栽培されるようになった花です。

 

チューリップの魅力を知ろう

赤いチューリップの花言葉は「愛の告白」「愛の宣告」です。椿の花言葉と同じく愛という言葉が入っています。チューリップは色によって花言葉が違うのですが、チューリップ全般の花言葉は「思いやり」です。

花言葉の「思いやり」は、オランダの3人の騎士を思いやる美少女の話に由来すると言われています。3人の騎士は美少女にプロポーズし、それぞれ家宝である王冠、剣、黄金を少女に贈りました。1人を選べない少女は花の女神フローラに自分を花に変えてくれるように頼みます。

女神は願いを聞き入れ、少女をチューリップの姿に変えました。チューリップの姿は、花が王冠、葉が剣、球根が黄金を表わします。チューリップも王族や貴族などの上流階級の人に愛され、盛んに栽培されるようになった花です。

 

中国で愛された牡丹の魅力を知ろう

牡丹の花言葉は「王者の風格」「富貴」「恥じらい」「高貴」「壮麗」です。椿の花言葉のような控えめな美のイメージは「恥じらい」に通じるものがありますね。牡丹の花言葉の「王者の風格」「富貴」は花の重厚な花姿に由来しています。

牡丹の花は絹のように薄く大きな花びらが幾重にも重なって毬状にまとまっています。牡丹は中国原産で奈良時代に日本へやってきました。中国の上流階級の人たちに1番愛されてきた花です。中国での美人を形容した花は牡丹なので、昔の中国人女性は大金をはたいてでも牡丹を傍に置いていたそうです。

 

いかがでしたでしょうか。

椿の色別の花言葉と由来を3種、他に上流階級に愛された花4種の花言葉と由来を挙げてみました。花言葉の由来には物語があってロマンティックですね。椿もそうですが、上流階級の人々に愛された花は形も豪華で色も鮮やかなものが多いですね。

パーティーのドレスにコサージュとしてつけたり、花を傍に置いて愛でて大事にしてきました。今ではどれも私たちが手に入る花ですが、昔は手に入れることが困難な貴重な花でした。恋人や友人に花言葉に思いを込めて花を贈るというのもとても素敵だと思います。どれも魅力的な花なので、贈られた方も喜ぶと思います。昔の人の思いを馳せながら、私たちも綺麗な花を愛していきたいですね。

 

まとめ

椿の花言葉と由来を解説♪上流階級に愛された花7種紹介

・赤い椿の花言葉を知ろう
・白い椿の花言葉を知ろう
・ピンクの椿の花言葉を知ろう
・カトレアの魅力を知ろう
・香りの女王薔薇の魅力を知ろう
・チューリップの魅力を知ろう
・中国で愛された牡丹の魅力を知ろう


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