春は新しい環境へと旅立つ、出会いと別れの季節です。新たな出会いは今までよりも自身の世界を広げてくれる、希望に満ちたものですが、やはり親しい人との別れは寂しいですよね。
次にいつ再会できるかわからない、もしかしたらもう会えないかもしれない・・・。そんな不安に押し潰されそうな人もいるでしょう。
しかし、その別れの言葉を寂しいだけのものと悲観せず、今までの想いや感謝の気持ちを伝える機会にしてみてはどうでしょうか。もし、気持ちをうまく伝えられる自身がない方には、花言葉にその想いを託すのがおすすめです。
直接の言葉よりも、お花を贈る方が相手の方に本当の気持ちが伝わるかもしれません。今回は、卒業などに贈る、別れの言葉にふさわしいお花と花言葉を紹介したいと思います。
卒業や引っ越しに渡したい、別れの言葉にふさわしい7つの花
その1:デュランタ
『デュランタ』は1cmほどの青紫の花を扇状に咲かせる、かわいらしいお花です。花言葉は『あなたを見守りたい』です。
いつもそばにいると、その人の大切さやありがたさは忘れがちになってしまいます。離れてみて初めて、自分にとってかけがえのない人だと気付くのです。
あなたも相手の方も同じ気持ちになっているはずです。例え、遠く離れても『あなたを見守りたい』、『頑張っている姿を応援したい』という気持ちがあふれ出てくるでしょう。
しかし、なかなかその想いは口にしにくいですよね。そんな時はこのお花を贈れば、きっとその優しい気持ちは届くはずですよ。
その2:カルミア
つぼみの時は金平糖のような形の『カルミア』は、開花時はお皿型のピンク・赤・白と女性が好む優しい色合いのお花を咲かせます。花言葉は『大きな希望』です。
今まで慣れ親しんだ場所を離れるということは、大きな不安を抱えがちですよね。しかし、未来を悲観していても、何も始まりません。『楽しい時間と素敵な人との出会いがあるはずだから、あなたらしくいれば大丈夫』という想いを込めて、このお花を贈りましょう。
不安を抱えるよりも、大きな希望を持っていれば、リラックスできるはずです。気持ちがほぐれれば、自然と笑顔になり、素敵な出会いが待っているでしょう。
その3:カランコエ
多肉質の葉を持ち、5枚の花弁を星形に開く『カランコエ』は園芸種として、多くの方に愛されています。花言葉は『たくさんの思い出』です。
時には楽しい時間を過ごし、時にはケンカをして気まずくなってしまったこともあるでしょう。しかし、今ではすべてが良い思い出になっているはずです。
新しい地で一所懸命に頑張ることも良いですが、たまには友人たちとの思い出に浸り、ゆっっくりする時間も必要です。いつも頑張りすぎてしまう方には、カランコエを贈り『この花を見て、私を思い出してね』と伝えましょう。
そうすれば、ホッと一息つける時間ができると思いますよ。
その4:ジニア
初夏から晩秋にかけての長い期間、花を咲かせることから『百日草』とも呼ばれる『ジニア』は15種類も品種があります。花の色も豊富でピンクや白はもちろん、緑色の花を咲かせる品種も存在します。そんなジニアの花言葉は『遠く離れた友を思う』。
距離が遠く離れてしまうと、次第に気持ちも離れてしまうのではないかと不安になりますよね。そんな不安な気持ちがある時は、このお花を贈りましょう。
ジニアは他のお花に比べ、長い期間花を楽しむことができます。飾られたジニアを見るたびに、あなたの顔を思い出し、『今日も頑張ろう』と気持ちを前向きにできるでしょう。
その5:スイートピー
お花屋さんに行けば、必ずと言っていいほど置いてある『スイートピー』。大きな蝶の形をした花を咲かせ、白・ピンク・オレンジと色も豊富にあり、私たちを楽しませてくれます。花言葉は『優しい思い出』です。
今まで、共に過ごした時間は、一生の財産になります。思い出は形に残るものではありません。だからこそ、充実した時間は心のなかに鮮明に記憶されています。
辛いことがあった時、その『優しい思い出』を思い出し、一歩前に踏み出す勇気をスイートピーがお手伝いしてくれるでしょう。
一歩踏み出すことができれば、失敗しても成功しても、必ず自信になるはずです。
その6:ピンクッション
9~10cmの球形の花を咲かせる『ピンクッション』は春に開花し、6~8週間も花を楽しむことができます。そんなピンクッションの花言葉は『どこでも成功を』です。
新しい地での生活はうまくいかないことも多く、途中でくじけてしまうこともあるでしょう。『あきらめずに挑戦して、成功してほしい』という想いを込めるなら、このお花がおススメです。
失敗を繰り返すことは、悪いことではありません。その失敗を無駄にせず、成功する日がくるように、とことん悩み、考えることが必要です。悩んでいる時間は苦しいものですが、その先には明るい未来が待っているでしょう。
その7:ワスレナグサ
5~10mmほどの小さな花を次々と咲かせる『ワスレナグサ』。きれいな青紫色が印象的なお花です。花言葉はその花の名前の通り『私を忘れないで』です。
これまで、前向きな花言葉を紹介してきましたが、親しい人との別れは寂しいものですよね。遠くに行ってしまっても『私を忘れないでいてほしい』という気持ちは、誰もが持っている感情です。
この言葉を伝えて、相手を困らせたくないという想いも分かりますが、寂しいものは寂しいと、素直に伝えることも良いのではないでしょうか。
寂しいのはお互い様。忘れずに、いつかまた会えることを願ってこのお花を贈りましょう。
別れの言葉にふさわしいお花はいかがだったでしょうか。
人生の中に、出会いと別れはつきものです。別れは寂しく、いつ再会できるかもわかりませんし、もしかしたらもう会えないかもしれません。
だからこそ、別れ際の言葉はとても重要です。
今までの大切な思い出をもっと良い思い出にするために、素敵な言葉と花を贈りましょう。遠く離れてしまっても、心はきっと繋がっていられるはずです。
今回はほんの一部を紹介しましたので、参考までになさってください。お相手の顔を思い浮かべながら、心を込めて、お花と別れの言葉を選んでくださいね。
まとめ
卒業や引っ越しに渡したい、別れの言葉にふさわしい7つの花
その1:デュランタ『あなたを見守りたい』
その2:カルミア『大きな希望』
その3:カランコエ『たくさんの思い出』
その4:ジニア『遠く離れた友を思う』
その5:スイートピー『優しい思い出』
その6:ピンクッション『どこでも成功を』
その7:ワスレナグサ『私を忘れないで』