ミニトマトの育て方☆ベランダで美味しく収穫するポイント

ミニトマトの育て方☆ベランダで美味しく収穫するポイント
ミニトマトの育て方は初心者の定番とも言われ、ベランダ菜園の中でも人気が高いですよね。店頭に並ぶ様々な苗を見ていると、どれを育てようかワクワク!ミニトマトは育て方も難しくなく、初心者の方でも安心して栽培を始められる親しみやすい野菜です。

海外でも黄金のりんご・愛のリンゴと呼ばれ愛されているトマト、その中でも特にミニトマトは味が濃く栄養価も高いとされ、人気!

また、ミニトマトは形も丸いものだけでなくユニークなものが多いのも特徴。そのため、ハート形、洋ナシ形などバラエティに富んだ品種がたくさんあって、栽培を存分に楽しめるのも魅力です。

そんなミニトマトをベランダで、好きな時に収穫して味わえたら楽しいですよね。そこで今回は、ミニトマトの育て方の流れと、おいしいミニトマト収穫のちょっとしたポイントをお伝えします。

 

ミニトマトの育て方☆
ベランダで美味しく収穫するポイント

 

苗選びとプランター選びのポイント

ミニトマトの育て方で、まず大事なのが元気な苗選び

【 ミニトマトの育て方☆苗選び 】

★ 購入には一般的に病害虫に強いとされている、「接ぎ木苗」がおすすめ!そして第一花房に花が咲いているか、蕾が付いている苗を選んでください。

・ 第一花房とはミニトマトの苗に最初につく花のこと。第一花房に花が付いているということは、最初の成長ステップを順調に踏んでいる証拠と言えます。

そしてミニトマトを植えるプランターや鉢ですが、苗1本であれば30cm程度の深さがあれば充分。もっと苗を育てたいのであれば、株数に応じてプランターを選べば大丈夫です。

ただ、あまり大きいプランターにしてしまうと、台風が来た時などの場所移動が大変になってしまうのが難点。お手入れの面を考えると、ひとつのプランターに2~3株程度を目安に植えるのが丁度いいかもしれません。

 

植えつけや苗を置くのに適した場所選び

苗を購入したら次は植え付け!ミニトマトの苗は毎年4月中旬から店頭に並び始めますが、実際の植え付けは、ゴールデンウイーク前から5月半ば頃が適期。

【 ミニトマトの育て方☆植え付け 】

① プランター・鉢の底に鉢底石、野菜用培養土を入れます。

② その中に、ポリ鉢から取り出した苗を丁寧に植え付け!

③ 粒状の化成肥料を軽くひとつかみ与えてください。

④ 苗の根元がぐらつかないように、手で押さえれば完成

⑤ 植え付けを終えたら、ゆっくりと優しく根元に水を与えます。この時には鉢底から水が流れるぐらいたっぷりと水やりをしてください。

そしてプランターの置き場所も、ミニトマトの育て方の中では重要!実は強い日差しが苦手なミニトマト、ベランダのシェード付近など、真夏の強烈な日差しを避けられる場所があれば、そこが置き場所の第一候補。

風の強い日、乾燥が続く日、台風など、お天気に合わせて苗を移動させればミニトマトを守ってあげることができて便利。その為にもミニトマトを置くスペースをベランダに何箇所か用意しておくとスムーズです。

 

成長に合わせた支柱立てのコツ

ミニトマトの育て方の中で、欠かせない作業である支柱立て。成長していく苗がしっかり伸びて行けるように必要なものです。

【 ミニトマトの育て方☆支柱立て 】

★ 一番簡単な方法は、太めの支柱を茎に1本添わせて立て、茎と支柱を紐で何箇所か結ぶやり方。これはわき芽を摘みながら1本の茎を中心に育てる「1本仕立て」という栽培向けの支柱立て方法です。

・ もっと多くの茎で自由な育て方をする場合には、鉢に3本の支柱を立てて上部を束ね、支柱を三角の形に仕上げるやり方もあります。

この3本の支柱立ては、1本仕立てよりも多くの収穫が期待できるので、いろんなミニトマトの育て方にチャレンジしたい時におすすめ!

苗の頃は背丈も低く小さいミニトマトですが、成長すると1m~1.5mまで大きくなることに…。最初は大きすぎるように思えても、その高さを見越した長さの支柱を立てるのがポイントです。

 

甘いミニトマトに育てる方法

ミニトマトの育て方では、水やりの量とタイミングも大きなポイント!極力水やりを控えて甘いトマトに育てる、というやり方がありますが、これは畑でトマトを栽培する時に適した方法。そしてこのやり方で収穫を成功させるには、経験が必要です。

プランターでミニトマトを育てる時には、カラカラに水切れしないよう気を付けなくてはなりません。

【 ミニトマトの育て方☆プランターでの水やりのコツ 】

★ まず、植え付けしてすぐ~新芽が出るまでは水やりをたっぷり!新芽が出てからは、土の中まで乾いたタイミングで、鉢底から水が流れるぐらいに水を与えてください。

・ 水やりのタイミングは午前10時前後には済ませるか、夕方涼しくなってから行うのが安心。

ミニトマトの実が付いてきたら、雨にも注意。トマトの実は雨に当たると割れてしまったり傷んでしまうことがあるので、夕立の予報が出ている日には、出掛ける前に軒下にプランターを避けておくのが賢明です。

 

収穫に向けてのお手入れ

おいしいミニトマトを収穫する為には、週に1回程度のわき芽摘み作業が必要。

【 ミニトマトの育て方☆わき芽摘み 】

★ ここでポイントとなるのが「わき芽は手で摘む」ということ。

・ その理由は園芸ハサミを使ってわき芽を摘むと、そこから病害虫が広がってしまう可能性があるからです。

また、ミニトマトは自家受粉をする野菜なので人工授粉はしなくても大丈夫ですが、確実に多くのミニトマトを収穫したい時や実付きがイマイチの場合には人工授粉が有効です。

【 ミニトマトの育て方☆人工受粉 】

★ 人工授粉は花が何輪か咲き始めた時がそのタイミング、絵画筆や化粧筆などを使って花をまんべんなく撫でるように行ってください。

・ 人工授粉を行うと、実の中のゼリーが多めのジューシーなミニトマトになると言われていますので、興味のある方は試してみるのも面白そう!

ここまでくればミニトマトの育て方も、収穫目前の作業中心になります。実がヘタのギリギリまで赤くなったら食べ頃のサイン、毎日の観察が楽しみです。

 

いかがでしたでしょうか。カラフルで栄養たっぷりのミニトマト、ベランダでも手軽においしく作って味わえるなんて嬉しいもの。摘み立てのミニトマトはフレッシュな味わいだけでなく、ヘタの新鮮な青臭みを感じられるのも大きな魅力。

自分で作ったミニトマトは、とても可愛く思えて食べるのがもったいないほどです。

ミニトマトは「育て方次第では、皮がかたくなってしまいそう…。」と気になってしまう方もいますが、その場合、皮が柔らかい品種の苗購入がおすすめ。ホームセンターで探して見つからなければ、通販で買う方法もあるので、春に苗が店頭に並ぶ前からチェックしておくと安心です。

真っ赤なミニトマトにはリコピン・ペクチン・ビタミンなど、体にも嬉しい効果がいっぱい!ミニトマトは育て方も簡単なのが、何よりの魅力。

完熟してから収穫しても良し、先に収穫して追熟させても良し、好みのタイミングで手作りミニトマトを楽しめるベランダ菜園、一度味わうとクセになってしまうはずです。

まとめ

ミニトマトを育てるポイント

・初めてなら、接ぎ木苗を選ぶのがおすすめ
・移動しやすく、苗を植えすぎて重くしない
・支柱は最初から大きなものを用意すれば安心
・水やりは新芽が出るまではたっぷり
・新芽が出たら土の中が乾いてきた時が水の与え時
・健康なミニトマトのため、わき摘みは手で行う


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