寒い日が続く1月は、どうしても室内に引きこもってしまいがちですよね。しかし、そんな時にこそ外に出て、1月が見頃の花を見れば、健気に咲く姿からエネルギーを分けてもらう事ができます。
「お花って春のイメージがあるし、寒い時期にはあまり咲かないんじゃないの?」と思う方がいるかもしれませんが、実は寒さに強い花は多いのです。有名な椿やロウバイ、水仙などが、1月が見頃の花として挙げられます。日本画に出てくるような、和を感じさせる佇まいが素敵です。
そこで今回は、1月が見頃の花と、その名所についてお伝えします。それぞれの花の魅力や、その名所のチェックポイントについてもお伝えしますので、ぜひ旅行やドライブの予定に追加して、1月が見頃の花を楽しんでみましょう!
服部緑地 都市緑化植物園の約3000本の椿林は必見
「1月が見頃の花といえば、椿かな!」と考える方が多いのではないでしょうか。赤や白、ピンクの色が華やかな印象で、和を感じさせる見た目の美しさが、心を明るくさせてくれる花ですよね。
近づいて観察すると、ひとつひとつの花がとても立派に育っている事が分かります。鮮やかな椿の色が、見ている人の心を和ませてくれる、素敵な憩いの場となっています。
中学生以下の方は入園料が無料ですので、お子さんと一緒に椿を見に行ったり、園内ある大きな原っぱや広場で遊ぶ事もおススメです。
京都観光の際は梅宮大社のロウバイも見に行こう
1月に咲く花として人気が高い、ロウバイの花は、名前の通り、蝋細工のような花びらの見た目と甘い香りで、見る人の目を楽しませてくれます。ロウバイも晴れた日に見に行くと綺麗に見える花で、青空と花の黄色のコントラストがとても美しく、前向きな気持ちにさせてくれるでしょう。
1月にロウバイの花を見に行くのなら、京都市右京区にある「梅宮大社」がおススメです。京都は有名な観光地ですので、修学旅行で訪れた事があるという方も多いかもしれませんね。
梅宮大社は、750年頃に建立されたという歴史ある場所で、酒造安全と子孫繁栄を祈願したお社です。その名の通り、梅の花が多く咲く名所として知られています。1月中旬から下旬にかけて、優しい色味と甘い香りを楽しませてくれるロウバイの花が咲き誇ります。
さらに梅の名所である梅宮大社では、1月が見頃であるロウバイの花の見頃を過ぎても、2月から3月にかけて紅白の梅が多く咲きますので、長い期間お花を見て楽しむ事が出来そうです。お社の厳格な雰囲気の中に佇むロウバイの花は、私たちの心に安らぎを与えてくれる事でしょう。
梅宮大社は、社内に十数匹の猫がいる事でも注目されており、女性の観光客にも人気があります。ほとんどの猫が神社の飼い猫で、社務所の付近にも頻繁に姿を現すそうですよ。ロウバイの花を見に訪れた際は、探してみると楽しそうですね。
淡路立川水仙郷では紀淡海峡と共に水仙を見られる
白や黄色の可憐な見た目と、甘い香りが特徴的な水仙も、1月が見頃の花です。凛とした力強さを感じる冬の花で、古風な佇まいが素敵ですよね。
関西にある水仙の名所といえば、兵庫県洲本市にある「淡路立川水仙郷」が人気で、12月下旬から2月下旬が見頃となっています。約6ヘクタールの斜面に咲き誇る約400万本もの水仙と共に、紀淡海峡を望む事が出来る点も魅力のひとつです。
この場所で見る事が出来る「ニホンスイセン」は、1本の茎から5~8つの花が付く、優しい香りの水仙です。ぜひ近くで観察し、見た目の美しさと良い香りを体験してみてください。
ニホンスイセン以外にも、1月には「ガリル」という早咲きの水仙や「八重水仙」といった、多種多様な品種の花を見る事が出来るスポットです。
今回は1月が見頃の花と、その名所についてお伝えしました。冬は寒く、あまり花が咲かないイメージがあるかもしれませんが、椿やロウバイ、水仙など日本らしい花が見頃を迎える時期である事が分かりましたよね。
美しい花を見る事で、四季折々の恵みを感じ、「日本人で良かった…!」と思えるでしょう。
1月以外の時期にも、関西にある花の名所では、今回取り上げた花以外の植物を見る事が出来ますので、季節や時間帯を変えて、何度もリピートして訪れてみましょう。きっと新しい発見がありますよ!観光名所や豊かな自然に囲まれた名所が多い為、家族連れの方や、カップルの方にもおススメです。
寒くて家の中に引きこもりがちな1月ですが、外に出て花を見に行く事で、冬の寒さを忘れるような光景を見ることが出来たら、とても素敵ですね!ぜひ観光やドライブの中でコースに組み込んで、今回お伝えした花の名所にも足を運んでみてください。
【まとめ】
1月が見頃の花とその名所について
・服部緑地 都市緑化植物園の約3000本の椿林は必見
・京都観光の際は梅宮大社のロウバイも見に行こう
・淡路立川水仙郷では紀淡海峡と共に水仙を見られる