蘭は一般的に華やかで豪華な花ですね。蘭にもいろいろ変わった形があり、胡蝶蘭とかカトレアとか切り花や生け花でもよく使われます。特に胡蝶蘭は咲き揃うと見事な形になるので、お祝いに贈ったりすることもあります。蘭の色は紫色やピンク、黄色、白など人の心を明るくさせる色がたくさんあります。
各地で「蘭祭り」が開かれたり、人々に愛されている花ですね。蘭は美しく香りも良く花が長持ちするので、家で育てている愛好家の方も多いです。蘭の中でも胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」です。花言葉の意味からもウェディングに使われたり、気品に溢れている花ですね。他にもたくさん蘭の種類があるので蘭の花言葉や気品に溢れている魅力をお伝えします。
蘭の花言葉は幸福が飛んでくる!
気品溢れる蘭の魅力を紹介
胡蝶蘭の魅力を知ろう
胡蝶蘭は台湾などの熱帯地域で生まれた野生の蘭ファレノプシス・アマビリスを品種改良したものが多いです。ファレノプシスとはギリシャ語のPhalaina(蛾)、opsis(似る)が名前の由来と言われています。
花の形が蛾に似ていることからついたようです。日本では蝶が舞っている様子に見えることから胡蝶蘭と呼ばれています。白い胡蝶蘭の花言葉は「清純」です。ピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛してます」です。
胡蝶蘭全般の花言葉の「幸福が飛んでくる」は蝶から連想されたものと言われています。白い胡蝶蘭の「清純」の花言葉は華やかな蘭の中でも高貴で清楚な雰囲気を持つ花姿に由来すると言われています。お誕生日、母の日、結婚記念日など大切な人に贈るのに適している花ですね。
蘭の女王カトレアの魅力を知ろう
カトレアは洋蘭の中でも一際大きく華麗な花が多いことから「蘭の女王」と呼ばれています。カトレアの栽培で初めて開花に成功したイギリスのウィリアム・カトレイにちなみ、属の名前として献名されました。
花言葉は「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」「魔力」「魅惑的」です。花言葉の「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」は蘭の女王であるカトレアの優雅で格調高い姿に由来します。
カトレアは赤、ピンク、白、黄色、オレンジ、青、紫、緑など多様な色があります。優雅で格調高いのでドレスを彩るコサージュや髪飾りとして使われます。また結婚式や新築祝いに贈ることも多いフォーマルフラワーです。
美しすぎるデンドロビウムの魅力を知ろう
デンドロビウムは蘭の中でも色彩豊かで華やかな花です。デンドロビウムはギリシャ語のdendron(樹木)とbion(生活)の合成語です。野生では他の木に着生して成長することにちなんでいます。
デンドロビウムの花言葉は「わがままな美人」「お似合いの二人」「魅惑」「有能」です。花言葉の「わがままな美人」は時には驕慢とさえ思えるような圧倒的な美しさに由来すると言われています。美しすぎるのでこういう花言葉がついたんですね。
デンドロビウムは冬から春にかけて開花するので、花の少ない冬には楽しみな蘭ですね。洋蘭の中では育てやすい方なので、気軽にお誕生日に贈ると喜ばれそうです。
落ち着いたシンビジウムの魅力を知ろう
シンビジウムは日本で人気が高く、洋蘭の出荷量では胡蝶蘭に次ぐほど多く出荷されています。シンビジウムという名前は、ギリシャ語で「舟の形」を意味しています。唇弁が舟の形に似ていることに由来すると言われています。
シンビジウムの花言葉は「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」「華やかな恋」です。花言葉の「飾らない心」「素朴」は同じラン科の植物に比べて花色に原色が少なく、落ち着いた色合いの花が多いことに由来します。花持ちも良く、1つの花だけで1ヶ月ほど持ち、次から次へと花を咲かせることも魅力です。3ヶ月近く花を楽しむことができます。
花色は黄色、ピンク、赤、オレンジ、白、茶色などがあります。落ち着いた色合いの蘭なので、派手ではない方、堅実で飾らない雰囲気の方への贈り物にふさわしいと思います。
個性的なパフィオペディラムの魅力を知ろう
カトレア、デンドロビウム、シンビジウム、パフィオペディラムの4つが四大洋蘭と呼ばれています。パフィオペディラムはワシントン条約㈵類に指定されたため山菜株の輸入は禁止になりました。
フラスコ苗、株分けや自家交配されたものしか販売できず希少価値が高い蘭です。パフィオペディラムは花弁の袋状の部分が女性のスリッパに似ていることが名前の由来です。ギリシャ語で女神を意味するパフィアと、サンダルを意味するぺディロンの2語からパフィオペディラムの名前が付けられました。花言葉は「優雅な装い」「変わりやすい愛情」「官能的」です。
花言葉の「優雅な装い」「官能的」は、優雅なイメージから由来しているようです。中でもパフィオペディラム・デレナティイはピンク色の花が可愛らしくて、花に香りがあるのでお勧めです。パフィオペディラムの中でもデレナティイは女王と呼ばれているので贈り物にもぴったりです。
青いバンダの魅力を知ろう
青い蘭の花は珍しいので目を引きますね。バンダは青や淡い紫色の花が多いです。バンダという名前はサンスクリット語で「からみつく」を意味する「バンダカ」から花の名前が付けられました。根が樹木や岩肌に張り付かせて伸びていき、からみつくように成長するからです。
バンダの花言葉は「身軽」「上品な美しさ」「華やかな恋」「個性的」です。花言葉の「上品な美しさ」は花弁に網目模様が入り、星を散りばめたような濃い青紫色の気品のある花姿に由来しています。花言葉の「個性的」は他の蘭にはない美しいブルーの花色と花弁の中央の唇弁が小さいことからきています。ブルーの色が好きな人のお誕生日に贈ると喜ばれそうですね。
黄色のオンシジウムの魅力を知ろう
オンシジウムは黄色い小さい花をたくさんつける蘭の花です。名前はギリシャ語のオンキディオン(onkidion:小さなこぶ)にちなみ、花の一部に小さな突起があることに由来します。オンシジウムの花言葉は「清楚」「一緒に踊って」「美しい瞳」「遊び心」です。
花言葉の「一緒に踊って」という言葉もドレスを着て踊るバレリーナのように見える花姿に由来しています。英語名もダンシング・レディー・オーキッド(オーキッドは蘭の意味)と言います。
賑やかな雰囲気が好まれてアレンジメントフラワーに使われることも多いです。花色は黄色が最も多いですが、ピンク、赤などもあります。丈夫で育てやすいので、気軽に記念日や両親、祖父母の誕生日に贈ると喜ばれそうです。
いかがでしたでしょうか。
気品溢れる蘭の魅力を紹介しました。色や形が美しくて、日本で人気のある蘭とその花言葉を書いてみました。蘭の花の名前の由来や花言葉の由来を知ると、更に楽しさが増しますね。贈り物にする時に、名前の由来や花言葉の由来もメッセージに添えて書くと喜ばれること請け合いです。
蘭は華やかなのでお祝いの贈り物にもふさわしいですし、落ち着いた色合いの物もあります。贈る方の個性や好きな色の蘭を贈ると気が利いた贈り物になりますね。蘭の花言葉も大事で、贈る方の人柄に合わせて花を選ぶといいですね。自分で買って家で育てても花が美しいのでとても癒されますよ。
まとめ
蘭の花言葉は幸福が飛んでくる!気品溢れる蘭の魅力を紹介
・胡蝶蘭の魅力を知ろう
・蘭の女王カトレアの魅力を知ろう
・美しすぎるデンドロビウムの魅力を知ろう
・落ち着いたシンビジウムの魅力を知ろう
・個性的なパフィオペディラムの魅力を知ろう
・青いバンダの魅力を知ろう
・黄色のオンシジウムの魅力を知ろう